タグ別アーカイブ: ボクシング

亀田興毅の引退


ここまで嫌われるのは、ある意味凄いですね。
引退に際して、ネット上ではディスるコメントのオンパレード。

一頃はTVCMにも起用されてある程度の人気はあったのに。
タレント的な対応ができたのは長男だけだったのかな。

今でも西成のスーパー玉出にはでかでかと三兄弟の写真が掲げられていますが。

出始めはほんとに嫌いだった。

今でもあまり見たくはないことに変わりはない。

ボクシングを少しかじり、好きなものとしてはボクシング自体を貶めているとしか思えない、この一家の言動は許しがたいものがあった。

ただでさえ暴力的でダーティな面が強調される競技であるのに、わざと粗野な面を強調してどうするのか。
後進や業界を考えれば、カンフル剤的に人気が出ても、マイナス面の方が大きいだろうに。

ジャンルとして、ボクシングはプロレスほどの強靭さはないんだ。
せっかく興行のありようから、ある程度暴力団を排除できたと思っているのに。

それ以前に生理的に嫌悪してしまう。

むか~しに一度発言したのですが、ボクの嫌いなのは、兄弟ではなく亀田オヤジなのです。

三兄弟は犠牲者だとまで思っています。

しかし、この兄弟(長男次男)もオヤジのエキスで形成されている部分も多々あるので、どうしても嫌悪してしまいますが。

「亀田」という一つの記号が生理的にダメになってしまいました。

ゴキブリぎらいのゴキブリと一緒。嫌いな理由など考えることはできません。見かけたら問答無用でゴキジェットプロ。
ていうか、視界に入らないことが一番というか。

以前、誰かが「武田鉄矢が嫌いすぎて坂本龍馬が嫌いになった」と言ってましたが、けだし名言です。
本能的というか、脊髄反射というか・・レベルな嫌いさ。

ボクシングにヒールは必要なのでしょうか。
このような下品なギミックが必要だったのでしょうか。

あのオヤジさえまともであったなら。
三兄弟のチャンピオン。
日本のプロボクシングに遥かに大きなウェーブが来ていたはずです。

ボクシンググローブ
吊り下げられたボクシンググローブ

読書レビュー:王の闇 (文春文庫)


沢木耕太郎さんの本は初めて読みました。

「深夜特急」を読みたいなとは思ってたのですが。

本書を読んでみたきっかけはどこかで読んだ前溝 隆男さんのこと。

国際プロレスのレフェリーだった人です。

国際プロレスはかつて日本のプロレスが3つしか団体のなかったころのマイナー団体。

あまりテレビがつかず、ほとんど観ることができませんでした。

試合自体も近所に来た記憶がない。

ただ、昭和のプロレスファンは馬場派猪木派に分かれてはいても、決してないがしろにできない団体であります。

現在、ある意味プロレスラーの代表みたいに扱われているアニマル浜口も「国際」のレスラーでした。

あと、有名どころではラッシャー木村やストロング小林(金剛)も。

外国人では、カール・ゴッチ、アンドレ・ザ・ジャイアント、ビル・ロビンソンも国際のスター選手でした。

レフェリーも非常に濃い人達を揃えていたと思います。揃えていたわけではないでしょうが、結果的に個性的だったと。

その中にあっては、地味な存在として前溝隆夫さんの名前は記憶に残っていました。

でも、ほとんど忘れられた存在で、今ググってもほとんど情報は出て来ません。

ところが、実はスゴイ人なんですよね。

この人に、ほぼ唯一スポットライトを当てたのが、この中編集に入っている「ガリヴァー漂流」という一編。

もしかしたら、国際プロレスの中でも最もスゴイ経歴の持ち主かも知れません。

戦争中のトンガ王国に日本人とのハーフに生まれたのですが、外見的には縄文人の見本のようで、どこから見ても日本人です。

和歌山県で育ち、中学卒業と同時に大相撲に入門します。

割りと順調な番付の上がり方をするのですが、大した理由もなく若くして引退。

その後、ほとんど経験のないプロ野球に挑戦し、続いてプロボクサーになります。

大相撲力士からプロボクサー。

こんな経歴を持った人、日本のスポーツマンにいるでしょうか。

しかも、ボクシングでもかなりの強さを誇り、ミドル級の日本王者に上り詰めます。

「はじめの一歩」は前溝さんをモデルにしたのではないかと思うほど、気が優しかったようです。

もっと貪欲であれば、その当時の日本ボクシング界に力があれば、竹原慎二以前に世界ミドル級のチャンピオンになれたのかも知れません。

最終的には国際プロレスのレフェリーになるのですが、その時々のエピソードがかなり面白く描かれます。

そして、今回ボクは前溝隆夫さんを描いた小説であることを知っていたのですが、その名前がでてくるのは物語の半分を過ぎてからです。

ほとんど感情移入できないままここまで引っ張ってこれる力のある小説(モノローグ)ではあると思いました。

その他の作品としては最後の表題作「王の闇」。

ジョー・フレイジャーの没落した侘しさを彷彿とさせる佳作です。

「深夜特急・ボクサー編」という感じです。

映画レビュー:ロッキー・ザ・ファイナル


シルベスター・スタローン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2010-06-25

あの名作「ROCKY」を観たのは高校生の時。

ロッキーの着ていた穴の開いたグレーのスウェットが欲しくて探し回りました。当時はいわゆるジャージしかなかったし、トレパン・トレシャツの時代でしたから。

今のトレーニングウェアはカッコいいし、高いですね。CWXだなんだと。

ボクシングなら、ださいオンボロでも様になると泪橋。少しかじったのはそれから10年近くたってから。おそいデビューですね。

オヤジに勇気を与えてくれるという点では非常に(・∀・)イイ!!

オリジナル「ROCKY」は間違いなく名作中の名作。

その間のシリーズは、実はあんまり観てない。別にけなすわけではないけど、オリジナルを越えられないシリーズの典型みたいな気がして。

さて、このファイナル。どうなることか。

んん、いいね。真冬の灰色の寂しいフィラデルフィア。オリジナルに通じる空気感だ。

地味ーに進んでいく中盤あたりまでの丁寧な描かれ方といい、楽しい。好感が持てる。

だが・・・お定まりのトレーニングから試合のシーンまでって、どうだろう。

あれ、それでいいの?それで終わり?(・へ・)

という感想。

総括として。

この映画って、オリジナルを現在の技術を用いて、再構築したかっただけなんじゃないの?と

音楽で言えばセルフカヴァー。

途中まで良かったので、惜しい感が残ります。

にしても、スタローンの血管の浮き方って異常じゃない?

井岡vs.エルナンデス


デジタルに移行して、HDレコーダが対応しなくなったので(デジアナはOKだけど、汚い)、久しぶりに録画しないでボクシングを観ました。

全くダレ場のない、面白い試合。

WBCミニマム級タイトルマッチ 井岡一翔VSファン・エルナンデス

WBC同級一位の挑戦者。初防衛の相手として、どこからも文句のこない強敵。

さすがに井岡も緊張してるっぽかったですね。

まあ、テレビで観ている分には全然問題ないんですが、後楽園ホールってどうなの。
もっと大きなハコでも良かったんじゃないの?

最近関西勢が目立ってますね。三馬鹿兄弟は不要だけどね。

今回の一回目の防衛戦はいい試合でした。特に日本人だけら応援するということもないですが、井岡はやはり好ましい。今のところ。

非常にスリリングだけど、安心して観ていられる試合でしたね。

お互いに積極的な攻防を魅せてくれた。

エルナンデスのディフェンス力の高さは素晴らしい。

華麗なヘッドスリップで、負けたとはいえ、キレイな顔のまま終わりました。
逆に井岡の方がカットしてましたね。

井岡の方はどうも無理くりボディでのKO再現を狙ってたくさいような。

書いたようにヘッドスリップが巧みな挑戦者を攻略するために、打分てたのもあるでしょうが、終盤はかなり右ボディを多用してました。結果非常に有効ではありましたが。

挑戦者はあれで心が折れかけてたように見えました。それほど、井岡のボディは威力があったと。

しかし、エルナンデスを今ひとつ捉えきれなかったのも事実。

もっとも、あれだけの巧者に対して、ボディを多用するのはかなり怖いでしょうし、やはり、井岡の技術とハートも素晴らしい。

やっぱ、タイトル奪取時のエグいボディが鮮烈だったので、再現してほしい気持ちはあります。

3R目が終わったくらいから、負ける要素がなさそうなので、あとは倒せるかどうかだけかなという感じ。

圧倒して勝利したのはご承知の通りですね。

やはり、減量がきついみたいですし、一番小さいところから始めていくのは、複数階級制覇も目論んでのことでしょう。

防衛記録もいいですが、あと、1,2階級上げたところで全盛期がみられるのかなと思います。

長谷川穂積が失速してしまった今、やはりフォローしていくべきは井岡一翔で決まり。

(゜o゜;  勝てる気がしない・・・


いや、これはちっちゃい大人やろ。

なんじゃこれは。完璧やん。

一人目がすごいと思ったけど、二人目がさらにすごい。

バランス・体幹の安定感。二人目のスピード、左フック。

しかし、こんな子どもはちょっとイヤかもしれない。
ていうか、逆にここまで攻撃に威力があると、衝撃すごくて発育に問題があると思うし。

映画レビュー:あしたのジョー あしたはどっちだ!?


あー、今帰ってきました。

「あしたのジョー」

この前にエンドロールの途中で退場した映画って、なんだったろうか。

観る前に、チケット買う前に、いつになく自問自答したんですよね。
なんで、この映画みるんだっけ?

んー、香川照之がでてるからいいか、香川@丹下みられれば。
と、いうノリ。

映画が始まる前に予告がいろいろありますよね。そのなかにアカデミー賞の「ザ・ファイター」があったんですよ。

その中にほんの短い軽いシャドーが。

あ、これだけで負けてるやん。

やはり、直感は間違ってなかったか?

はっきり言います。「時間と金を返せ」

・・・と、までは言わないけど。

山下なんちゃらっていう、ジョー役の人良く知らんのよ。いや、正確に言うと、全く知らない。

リアル力石役の伊勢谷友介はちょっと知ってる。

役作りはいいけど、完全に主役を食っちゃいかんでしょ。

ジレンマなのだが、主役のジョーは動・陽で、敵役の力石は静で陰。

迫力も凄みも力石の方が出しやすい。

映画としての迫力の出し方を間違えたというか、あのもっていきかたじゃ、仕方ない。

本来、劇画でも力石のカリスマ性はやばいんだから。

もう、完全に伊勢谷友介の映画になってました。

どうでもいいんだが。

ディテイルにこだわった、劇画アニメの忠実な焼き直し。

おーい、香川照之。あなたのキャリア的にはどうなのよ。

自分が一人で楽しんでただけじゃないの。

つっこみどころ・・・をブロックにして積み上げたお城みたいな。

それは言わないお約束が秒刻み。

*でもこれだけは言いたい。キメラ的に出てた倍賞美津子は一体なんなの?なんらかの説明があるかと思ったけど、全くない。原作に出てたんですか?だったらごめんなさいですが。

これまで、観た邦画のボクシング(シーンじゃなくて)技術としては、一番まともでした。さすがに。

ちゃんと練習してる。

それと、↓これは発見。

香川照之の丹下段平。原作を忠実に特殊メイクで再現。

しかし、シルエットが全く違う。

なのに、全く違和感がない。

なんでだろう。

と、半分くらい観てから気づきました。

丹下段平にそっくりなんではなくて、声を当てていた俳優の藤岡重慶にそっくりなんや!!

ま、いいや、隣のバカップルが携帯鳴らしたりしてたけど、この映画でなかったら、許せなかったもんね。

ああ、「ザ・ファイター」観たいな。待ち遠しいワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ

鬼ボディ( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー!


井岡の試合、今日初めてみました。

すごいな、マジで。

最初から左ボディがスゲェなと思ってたけど、フィニッシュも左ボディか。

下半身の安定感がハンパない。まさに発射台。

コンパクトに打ってるのに、見た目以上の威力。あのタイミングで入れられたら、死ぬわな(ーー;)

カメラの角度もあるけど、全然見えなかった。ま、内藤も見えなかったらしいし。

優等生ぶりがあの兄弟を意識してるっぽいが・・・、まあいいや。なんか、三匹くらいいるゴロツキボクサーを駆逐してくれъ(゚Д゚)グッジョブ!!

それにしても、香川照之いろんな意味で(;´∀`)…うわぁ…なんなんこのひと?
ジョー小泉も東大やったっけ?