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映画レビュー:KG KARATE GIRL


木村好克
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
発売日:2011-06-21

この前に「ハイキック・ガール!」という作品があったのですが、未見です。

結構、酷評されているようですが、予告編を見るかぎり、内容的には大同小異かなと思います。

主演の武田梨奈、最初は微妙かと思ったのですが、かなりカワイイです。

それと妹役の飛松陽菜、この当時、まだ13歳ということですが、アクションはすばらしい。
見ようによっては、ちょっとスンヨンにも見えるし、安田美沙子にも似てる・・・かな。

二人の擬闘はすごいと思います。

ちなみにボクは昔(JAC=ジャパン・アクション・クラブ全盛時)アルバイトで仮面ライダーショー(の悪役)をやってたので、少しはわかります。

けど、その擬闘(アクション)を見せるだけの映画になってしまってる感じ。

監督はアクション映画命の人らしい。

こだわりでワイヤーアクションはやらないとか。

まあ、確かに、最近の(あんまり、観てないけど)香港映画はあまりにも使いすぎな気もします。

それはともかく、台本・ストーリーがどうにかならんかったんでしょうかね。

テレビでももう少しひねるなりなんなりすると思うんですけどね。

それとも確信犯?

ひとことで言うと、アクションの見本市っていう感じ。

同様の映画でタイの「マッハ!」ってありましたけど、こちらのほうがストーリー的にはいろいろと良かった。

はっきり言って、本作は映画研究会が作ったレベル。

大体、この手の映画には、バイプレイヤーで「あの人は今」的だったり、演技しっかり、ええ仕事しまっせ的なネームバリューのある俳優が一人二人出てたりするもんなんですが、見事に誰も出てませんね。

昔の東映映画やVシネだと、大滝秀治とか大杉漣とか出て締めてくれるんですがね。

予算の関係なのか、そういうポリシーなのか。

せめて、もう一人インパクトのあるラスボスが観たかった。

綺麗で迫力があって、カワイイ擬闘・アクションが観たければオススメ。

読書レビュー:山嵐


今野 敏
集英社
発売日:2000-11-24

先日読んだ武田惣角伝「惣角流浪」と対を成す作品かもしれません。

ほぼ同年である武田惣角と嘉納治五郎。

かたやオリンピック競技にもなり、古流から見事にスポーツに進化した講道館柔道と、正反対の道に深化していった「大東流合気柔術」。

ともに、幕末から明治にかけて武道に命を掛けた創始者(創始者というには惣角は?かもしれないが)であり、この二人を真っ向から対峙させれば、まさに「刃牙」的ワールドが広がるのだが、史実はそれを許しません。

互いに接点はありますが、小説として盛り上がるほどのものではない。

そこで、講道館四天王の一人、「姿三四郎」のモデルでもある西郷四郎がこの小説の主役です。

西郷四郎と武田惣角は同郷であり、互いに近しい間柄でもある。
というか、兄弟弟子のようでもあります。

題名の「山嵐」を武器に連戦連勝に青年の苦悩を絡めてとなると、「姿三四郎」になりますが、この西郷四郎は一路柔道に邁進するわけではありません。

大陸へ馬賊になるべく、東京に出てくるのです。

しかし、やはり武道家としての血が騒いで・・・いろいろと。

作者はあまり、扇情的な筆使いをしません。

唯一、中国に渡ったときに戦った李書文(!)とのアクションがくるくらい。

読後感として、四郎ははこれで満足だったのかなあと・・・。

凡人としては一抹の寂しさを覚えます。

武道家として、又新聞人として、燃え尽きたとは思うのですが、両方が軸足で、満足のいく働きだったのか、人生だったのか。

いや、これは西郷四郎という偉人としてはということですが。

明治の初年。この時代、いろいろと面白そうです。

読書レビュー:鬼の冠――武田惣角伝 (双葉文庫)


剣豪小説の名手、津本陽の中編小説。

小説・・・?なんだが、あまり筋がない。

武田惣角伝、の副題に間違いはない。しかし、普通幼年期から描いて、その過程で人・異性との関わりなんかが織り交ぜられていくもんなのではないだろうか。
吉川英治の宮本武蔵とか司馬遼太郎の一連の小説とかでもそうですよね。

ほとんどそのような描写はなく、激しい修行やその修業の過程における命がけの武勇伝がどんどんと積み重ねられていく。

宮本武蔵であれば、4〜500年前の剣豪であるから、半ばおとぎの国の話しで済ませられもしようが、武田惣角の場合はそうはいかず、あまり、創作の入る余地はないのかもしれない。

維新後に活躍し、昭和に入ってから没した人である。面識のある高弟の佐川幸義や孫弟子の塩田剛三がつい最近まで存命であり、彼らの証言・著述や流派間の微妙な関係もあるだろうし。

実際、直弟子の植芝盛平のことなどももう少し絡んでくるかと思ったが、非常にさらりと流されている。

つまり、それだけただ今現在にリアルにつながっているということだ。

描写されている武田惣角の神がかったような達人ぶりは、このリアルな時代感の中ではやはりお伽話になりにくいのかもしれない。

塩田剛三の自伝などを読んでも、師の植芝盛平はすでに神域に入っているし、佐川幸義の弟子の評伝なども、未だ存命中にも関わらず神格化されてアンタッチャブル状態。

いや、お伽話を否定はしないし、大好きなのだが、さすがに壁抜けの術とか言われると素直に読み進めることはできない。

又、別の本になるが、塩田剛三の自伝「合気道人生」。

こちらを読むと、塩田剛三の政治的な手腕が垣間見える。

有力な政治家の知己を得、団体を大きくさせている。

これはマス大山にも言えることだろう。

彼らはスポーツマンではない。武道家である。

バーリ・トゥードを超えた究極のノールールの中に生きているのだ。

ある意味、極道と表裏の関係にあるのかも知れない。

そこまでのタクティクスまで考慮した上で、やはり神業は存在するものと思いたい。

とりあえず、この本、上質な「グラップラー刃牙」のスピンオフを読んでいる感じ。面白いので、すぐに読めます。

やっぱ、朝青龍は強かったなあ


なんというか、「ガチンコ」というのはガチンコファイトクラブあたりから一般にも使うようになった、大相撲の「隠語」なんですよねぇ。

プロレスファン・格闘技ファンが使ってて、格闘技ブームがきて一般的に・・・って流れだと思います。「トンパチ」「お米」なんかもそうです。

「隠語」である以上、公に口にすることではない・・・ということで、ガチンコ(セメント:これはプロレス隠語)に大して「いいとこ」=job)がある。

「いいとこ」があるという前提で初めて「ガチンコ」という言葉も発生するわけですね。

もちろん、そんなに単純な構造ではないのは分かってます。

しかし、放駒理事長の「前例はない、はじめてのこと」というのは、言い訳として自分の首を絞めていることになるんじゃないかと。

ボクは詳しくないけど、タニマチや相撲通なんかは全部わかって観てるんですから。

裏はとってませんが、ネット上で面白いデータを見つけたので

最近の7勝7敗で千秋楽を迎えた大関の成績

平成15年 9月  秋場所  ●魁皇     朝青龍(横綱) ○ ←
平成16年 9月  秋場所  ○千代大海  若の里(関脇) ●
平成18年 3月  春場所  ○魁皇       白鵬(関脇 ●
平成18年 5月  夏場所  ○琴欧州  千代大海(大関) ●
平成18年 7月 名古屋場所○琴欧州     栃東(大関) ●
平成19年 1月  初場所  ○魁皇       栃東(大関 ●
平成19年 3月  春場所  ○魁皇       安馬(小結)●
平成19年 3月  春場所  ●千代大海  朝青龍(横綱) ○ ←
平成20年 1月  初場所  ○琴光喜    安美錦(関脇) ●
平成20年 3月  春場所  ○琴光喜  千代大海(大関) ●
平成20年 5月  夏場所  ○琴光喜     魁皇(大関) ●
平成20年 9月  秋場所  ○琴欧洲  千代大海(大関) ●
平成20年 11月 九州場所  ○琴欧洲  千代大海(大関) ●
平成21年 1月  初場所  ○千代大海 豪栄道(前頭三) ●
平成21年 5月  夏場所  ○千代大海   把瑠都(関脇) ●
平成21年 5月  夏場所  ○琴光喜      魁皇(大関)●
平成21年 7月 名古屋場所○千代大海    鶴竜(関脇) ●
平成21年 9月  秋場所  ○魁皇      琴光喜(大関)●

わかりますか?

これで見るかぎり、朝青龍には「いいとこ」という考えはなかった。  のかな?

ヒール横綱。ほんとに惜しい存在です。


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本年もよろしくお願いします・・・大晦日Dynamite!!


《FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜》
○長島☆自演乙☆雄一郎(2RKO)青木真也●

今年は編集が割とよかったかね。
いつもは録画で観るので、CM飛ばしながら観てます。

でも、出し惜しみしないで、テンポ良い編集で見やすかった。
チラチラと「ガキ使」見ながら。

オーフレイムはマッチメイクが難しそうですね。
みんな、今は逃げてるっぽい。
無理ないが。ドーピングチェックしてる?谷川さん。

それと、レフェリーの角田さん。ちゃんとやってよ。
京太郎完全にダウンやん。ファイティングポーズとれてないのに、レフェリーが時間かせぎするなよ。しらける。

ほんで・・・
青木真也はプライド時代は好きだったのだが・・・・
なんか、最近は言動がおかしいような。強けりゃ、うまけりゃいいってもんでもなかろうよ。
シンパシーが全く抱けない。
メンタルのステージが低すぎ。

最近は全盛期を過ぎたのか、あまり活躍してないけど、ミノタウロ・ノゲイラがやはり最高のグラップラーだと思います。
最高の技術で対戦相手を傷つけることがない。ま、心は折れるだろうが。

翻って青木だが、今回も、どんなルールであれ、受けた以上はプロとして見せられる試合をするべきでしょう。
まあ、ヒールとしての立ち位置であれば、見事にその役目は果たしたわけですけど。
卑怯に逃げまわって、最後に必殺技・伝家の宝刀で一刀両断される・・・って、力道山のプロレスか?

自演乙は素人目に見て安定感には欠けると思うが、オタクとして若年層へのアピール度は強いので、マーケティング的には未来への貢献度は大きいよね。

なんか、この試合がないと、今大会は締まってなかったんじゃないかと言う感じ。

いや、いきなり猪木さんのハナタレ見られただけでOKか!?

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ウリャッ!セイッ!!


先日、ボクのマラソンコース、箕面滝道を走りました。

滝までたどり着き、いつになく滝つぼを眺めていると、なんか動いている。

蟹だ。まあ、蟹くらいはいますわね。ちなみにボクはカニ・エビ甲殻類は食えないんすが、まあ、それはおいといて。

この近所はなんといっても、普通に?天然記念物・オオサンショウウオが生息してるので、カニごときでは驚かない。

このカニもサンショウウオの餌なんでしょう。

それはともかく、滝つぼを見ていて思い出したのが、これも天然記念物的な人物でした。

10年ほど前、広告の営業をしており、お得意の空手道場の先生がおりました。

大体は空手の先生というのは、別に仕事をしており、副業的に教えているのが普通だと思います。

でも、この先生はほんとに空手だけを教えてい食べていました。家族も養って。

最初に訪問したときは長屋住まい(正確には文化住宅:ニアイコール:アパートだけど)。まんま星一徹の風情。

おそらく、その時50代後半くらいだと思います。ごま塩頭にパンチパーマをかけ、極太の眉毛と、全身がゴツゴツした感じでその上に採石場のような顔面(スンマセン)が乗っていました。

ボクの前に担当していた営業が怖いもの知らずというか、何回もその先生と約束した時間に遅れる。ビビリのボクは考えられないっす。

でも、遅刻した担当を粗暴に怒るでもなく、厳しく諌めていたそうです。

で、ボクに対しても、非常に丁寧に接してくれる。サムライですね。

お宅にお邪魔して、打ち合わせをするのですが、先生の背後の壁にはクサリガマとかヌンチャクとかトンファとかがいっぱいかけてある。

こわいよー。粗相がないように(((( ;゚Д゚))))

口が裂けても、「ボクはねー、ちょっとボクシングかじってたんすよー」とかは言えねー。

複数の空手道場を統括されているので、広告もそれなりにされるのです。

その甲斐あって?何年かすると、一戸建てに引越されました。

相変わらず、壁にはいろんな武器が飾ってありましたが。

なんで、滝つぼを見て先生を思い出したかというと、毎年お正月の広告には「これを使って下さい」と言って、一枚の写真を出されるのです。

それは上半身裸の先生が寒稽古で箕面の滝つぼで正拳突きを行っている写真なのです。

ああ、先生は極寒の中、このたきに打たれて修練されていたのだなあと・・・。

ん—-、でもなあ、滝つぼの真ん中に立ってるんだよなあ。看板が。

「危険なのでこの滝つぼに入ってはいけません」

ちょっと、常識の通じないところもあるけど、好ましい先生です。

寒稽古の季節も近づいてきました。

元気にされておられるでしょうか。

チャンピオン防衛!!


 サイト制作運営のお手伝いをしている「リフレ江坂治療院」様。

 先日シュートボクシングの選手のスポンサーになって、東京の後楽園ホールまで応援にいってきたそうです。

 正直堂で試合用スパッツにつけるロゴのデザインを致しました。

 そのかいあって?見事勝利したそうです。写真つきで喜びのメールを頂きました。

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デザイン頂いたスパッツで激勝できました。

チャンピオンもデザイン気に入ってくれてます。

2009年9月4日(金) 後楽園ホール
シュートボクシング
武志道 -bushido- 其の四
SB日本スーパーバンタム級(55kg)王座統一戦 3分5R(無制限延長R)

○ファントム進也(龍生塾/王者)
×えなりのりゆき(シーザージム/暫定王者)
2R 2’41” TKO (ドクターストップ:肘打ちによる額のカット)

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