現在、大阪中之島の国立国際美術館で「草間彌生 永遠の永遠の永遠」が開催されています。
やっと行くことができました。
国立国際美術館がこれだけデコレイトされるのは初めてみました。
いきなりの草間ワールド。

今回は2004年から直近の作品なので、かなり新しいものです。
草間彌生さんは1929年生まれなので、83歳。もうすぐお誕生日です。
にもかかわらず、このパワー・エネルギー。素晴らしい。
入ると、最初に撮影禁止の説明。
当たり前やんと思って良く読むと、撮影可の三箇所以外は撮影禁止とのこと。
これは太っ腹ですね。せっかくなんで撮影させてもらいました。
iPhoneだけど。
草間彌生画伯というと、どうしてもイメージがドット・水玉なのですが、最初のコーナーではあまりドット模様は用いられていませんでした。
多分、抽象画を見た人のうち120億人くらいが漏らしたであろう「これだったら自分にも・・・」というお約束のつぶやきが頭をもたげてくるのですが・・・1枚くらいならともかく、この量を普通の神経?で書き続けるのは無理。
このシリーズ「愛はとこしえ」はアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのジャケットを彷彿とさせますが、それよりはずっと温かみがあり、ちびまる子ちゃん的ワールドも振りかけられている感じ。いいかな、こんな感想で。
最初の撮影エリアは、本展示場に至るまでのフロア。

二箇所目は展示場に入ったところの説明エリアなので、スルー。
そして三箇所目がこちら。水玉チューリップ。

さすがにこのゾーンではほぼ全員がカメラでカシャカシャ。
場内では草間彌生の最近の創作活動現場の記録映画を上映。
あのね。あの草間さんの写真ね。超眼力(めじから)の。
あれは写真を撮るから目を剥いてるわけではないんですよ。
常にあの顔で絵を書いたり喋ったりしてます。壊れた消火栓というか・・・。
にも拘らず、格好はおしゃれエプロンを着た、ただのバアさんなところがまた。
岡本太郎のギョロ目は演出的な感じも受けたのですが、この方はこれがデフォルトらしい。
昔のニューヨークでの活動のパネルもいくつかありましたが(50’60’)これもインパクト大。
60年代初期くらいのファッションなんか、めちゃめちゃかっこいいです。
ま、体型が完全に昔の日本人なのがアレですけど。
映画の中で死ぬまで描き続けるというようなことを仰ってますが、多分、もうしばらくは元気そうな感じですね。
パワーいただきました。