映画レビュー:おんな牢秘図(1970)大映系のエログロ


桜井浩子
アキコ隊員。う、うつくしい

 

田村正和を見直す怪作。

この頃の大映系映画って、タガの外れたグロさがあります。
倒産寸前で、かなり迷走していたのでしょう。

若山富三郎の「子連れ狼」のシリーズも東宝だけど勝プロだから大映系とも言えますよね。
似たようなノリで無意味にグロい。

東映の猥雑さとは別のエログロ路線。

舞台は江戸時代の罪人を流した「獄門島(ごくもんじま)」。

この島は女囚だけが送られてきます。

「女囚さそり」の時代劇版?

なんというか、中川信男版「地獄」にも通ずる、善人はだれも出てこない映画。
女囚たちが一番まともなんですが、そりゃ虐げられている立場だから。所詮は罪人。

女囚たちを監視して迫害する役人たちは、もちろん、私利私欲のみの我利我利亡者。

汚職が袴はいてるような奴ら。むしろ清々しいほどの最低男たち。の、仲間で大同小異なのが田村正和なんですけど。

エログロのエロの方は、まったくピクリともしないサービスカットもございます。

ウルトラマンのフジアキコ隊員、桜井浩子が良い役で出てるので、観てみようと。
我らがアキコ隊員も裸踊りの仲間入り

桜井浩子のマブダチ(?)の新入り女囚の北島マヤって・・・ガラスの仮面?

食うや食わずで重労働させられている女囚たちがイヤに健康的なのがちょい気になります。

フジアキコ隊員は、すごくキレイで色っぽいです。ウルトラQに出ていた頃とは一皮二皮三皮くらいは剥けてます。

この頃には「怪奇大作戦」にもゲスト出演してますが、これがまたロングヘアーで物凄くいい女になってます。

なんでもっとブレイクしなかったのかなあ。

そう言えば、アンヌ隊員@ひし美ゆり子もね。

今はまあ、それなりのオバちゃんになってしまいましたが。

北島マヤが天才的というか、物理的にムリな壺振りの超達人。

この設定がどうなるのかとおもっていたら、そのまま放置。え、あ、そういう人なんですという説明だったのか?

新入りの二人組(北島マヤと桜井浩子)がビーバップハイスクールのヒロシとトオルみたいな感じで中途半端に強い。女囚たちの中でも、一定のポジションにいるんだけど、生い立ち来し方がなんの説明もないので・・・?

アヘン中毒の桜井浩子、隠し持ってきたアヘンがもう切れるから、死ぬって・・・。そういうもんか?

田村正和も浮世離れした悪役人なんだけど、ナニモンなのかも一切謎。
ちょっと眠狂四郎が入ってます。

とりあえず、美しくてカッコイイ。

この頃何歳でしょうか。

こんなに着流しが似合う人もちょっといませんね。

サービスカット、花柳幻舟との濡れ場。色っぽいね、花柳幻舟。

しかし、田村正和。ラストシーンも何がしたかったのか不明。

エンディングのナレーションも救いがない、というか、だからなんなんだ的な。

なんか、誰にも感情移入できないままEND。

かと言って、全くおもしろくないわけでもないです。

多分、二度と観ないけどw。

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