最近はたこ焼きがえらく高級なものになってますね。
あくまでも個人的な嗜好ですが、ボクの中のたこ焼きはそのようなものではなかった。
もっとずーっとチープなものでした。
それこそ、「深夜特急」の中で沢木耕太郎がネイティブの人たちに習っておっかなびっくり食べるような、ソールフード的なものです。
なので、築地銀だことか、まあ、食べたことはないのですが、違うんだろうなと。
また、大阪で大阪人が選ぶ一番のたこ焼きらしい「わなか」なんかも、これも食べたことないけど、違うんでしょうね。
(関西での店舗数では「あほや」が圧倒的かな?)
もちろん、両者ともに旨いのであろうとは思います。
旨いんだろうけど、おそらくそれにはまることはないのだろうな、と。
大阪人も最近はたこ焼きの醍醐味を「カリトロ」なんぞと表現したりするけど、自分の中のたこ焼きは特にそんなんじゃなかったしね。
フニャトロ・・・かな?
或いは、売れ残ってて、コゲトロとか。
もっとも、この焦げた奴はオマケでくれたりするんだけど。
しかしこれらは日常のたこ焼きです。
「ケ」の」たこ焼き。
「ハレ」のたこ焼きは少し趣が違って、ちょっと高級。
そう、お祭り縁日のそれ。
これらはちょっと値が張る。
お祭りたこ焼きは置いとこう。
さて、ネットで調べたら、
築地銀だこ・・・6ケ450円
わなか・・・8ケ450円
たっかいなぁ〜。
いや、昔と比べてはいけないけど、自分の中のたこ焼きは3ケ10円だったのよ(´・ω・`)
5ケ10円の噂も聞いたことあるけど。
だから6ケだと20円。
450円だと135ケ wwww 食えん。(アニメ・タイガーマスクの中で伊達直人がたこ焼きを山ほど買うシーンが出てきたのを思い出した。子供の頃貧乏だった伊達直人が、いつか腹いっぱいたこ焼きを食うのが夢だったというセリフを覚えている)
もっとも、このたこ焼きには必ずしもタコが入っているとは限らない。
下手をすると、純度の高い粉モンなわけです。
実際、10年ほど前の豊中・庄内には確か1ケ10円くらいで売ってたし、今でも大正区あたりでは、それに近い値段でオバちゃんが焼いてるし。
たこ焼きがどう進化しようと良い。何度も言うけど、ボクの中のたこ焼きはそうじゃない。
このひたすらチープな、こだわりもプライドもない、ケンミンショーなんかで紹介もされない、ケレンもない、マヨネもかかってない、良いオトナは食べない・・・
で、ところどころソースのついた3ヶ月前の少年マガジンが横にある。
そんな食いもんなのです。
