映画レビュー:太秦ライムライト 福本清三センセイが主役だから探さなくて良い映画


太秦ライムライト
オフィシャルサイトより

ほんとに裏切られました。

良い方に。ツイッターとかに全然期待してないとか書いてしまったのですが、全力で謝罪します。

この中途半端(?)なキャスティングと、「探偵ナイトスクープ」を始め、様々な特番などでいじられ尽くした感のある福本センセイなので、そんなノリだろうと。

トレーラー以上の感動はないであろうと高を括っていたのですが、ボクの期待を軽く超えていった。
(何度か書いている トレーラーを越える本編はない という持論はちょっと引っ込めます)

昨日が関西先行ロードショーで、京都のTジョイでは舞台挨拶があったようですが、それには行けなかったので、本日観てきました。

シネコンでワールドカップのパブリックビューも同時にあったようで、逆に空いてていいかなと思ったら、案の定良い感じに空いていました。もちろんヒットはしてほしいのですが。


 

福本清三初主演映画。

しかし、主演であって主演ではない、不思議な感覚です。

主演だからといって、セリフが多いわけでもない。抑えた「ラストサムライ」で演じたサイレントサムライそのままの演技でした。

何を書いてもネタバレになりそうなので難しいですが、映画としても本当に良く出来ています。

ボクのように時代劇が好きで東映が好きで福本センセイが好きでなくても十分に楽しめるでしょう。

映像も衒いなく丁寧な凝り方で、音楽も素晴らしい。

撮影の舞台はいかにも埃っぽい、あの太秦撮影所。

そしえ出演者も東映臭がプンプン。

なのに、映像は非常にスタイリッシュな中に好感度も高い。

時代劇=チャンバラではないのですが、東映(本作の中では日映)太秦で量産されていたのは、ほぼエンターテインメントに徹したチャンバラ映画。

勧善懲悪をベースとした時代劇と、本作の大筋となるカタルシスの重なり方が心憎い。

そして最後のセリフがしびれます。

親子二代でお世話になったスターさん(松方弘樹)がかける優しい言葉に福本センセイはなんと返したか。

映画館で観てください。

そんな感じですが、そこにちょっとベストキッド的なふりかけもかかっていると。

あと、切られ役仲間の峰蘭太郎さんも殺陣師役で出演。セリフ沢山で、すっごくかっこよくお芝居されてます。

非常に満足度の高い一本。オススメです。

★★★★★

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