FM京都αステーションのDJ佐藤弘樹さん。何度かブログでご紹介していますが、数少ない傾聴してしまうDJです。
場合によっては、車を停めて聴いてしまいます。
本日のネタはどこかで聞いた覚えがあるような。
現在と一昔前のしごとのありようについて。
現在のしごとのやり方は疲れて当然という切り口でした。
その論拠として。(アレンジ含む要約ですが)
昔はコピー一つとるにしても(湿式コピー)時間がかかった。コピーを立ち上げ、一枚「焼く」のに機械の前にいないといけない。
現在のものと比べると「レンダリングタイム」が必要であり、まあ、いわばボーっとしている時間もあったと。
今はコピーにしても多機能で早い。ほっといても完璧に仕事をこなしてくれる。故障も少ないので、修理にとられるようなムダな時間も少ない。
事務処理一つにしても、エクセルのマクロやVBAを組んでおけば、ミスなく誰でも均一に一定レベルの作業ができ、どんどんと次の仕事ができる。
佐藤さんはそこから、昔と比べ仕事の密度が高くなっているので疲れて当然。今時の若いもんというような理由ではないとおっしゃってました。
そこから疲労をためないようにリフレッシュを云々というようなお話だったかと思います。
このお話を聴いていて考えました。
昔はそれこそモーレツ社員の時代だったので、今より楽とは思いませんが、疲労の種類は違っているとは思います。
多分、今と比べると無駄な作業も多かったかもしれません。
にしても、東宝映画のサラリーマン物などを観ると、終業は押しなべて早かったように見受けます。
サザエさんは波平さんとマスオさんが呑んで帰らなければ、みんな一緒に晩ゴハンを食べてますね。
やはりある意味、単に理想を描いているだけなんでしょうか。
こんな普通の生活が。
これだけムダが省かれ、仕事の密度が濃くなっているのに、残業がデフォルト。
ブラック上等。
とは言わないまでも、構造的におかしな事業所が多すぎるように思います。