先日、テレビを見ていると、こんなお菓子のCMをやっていました。
エビの兄弟(タレントが着ぐるみを着ている)が、ピンサロのような店の前に来ます。
店の看板の惹句に惹かれて、弟エビの止めるのも聞かず、兄エビが店に入ろうとします。
すると店の前に仕掛けられた罠の網に捕らえられ、海上へとつり上げられていくというものです。
それに男声コピーが被さります。
「愚かなエビたちで作ったおいしいスナック」
やーな気分です。
お菓子のCMだから、当然子供も見ます。
日本人は昔から「鰻供養」や牛の鼻輪塚など、食べたり労役に従事した動物の為に、供養などをしてきました。
生物ですらない縫い針でさえ、折れてしまいお役ご免になると、柔らかい豆腐にさして「針供養」をしてきたのです。
件のCMの会社の人は必ずしも自分達が食べることすらせず、利益を得るためのみに大量消費した動物に対して愚かもの呼ばわりしているのでしょうか。
ご飯を食べる前には第一次産業に従事している人たちと、自分達の血肉になってくれる食物に感謝して食べるということを全く否定しているようです。
制作過程で誰も異議は唱えなかったのでしょうか。この会社のCMはとりあえず、インパクト至上主義のようなところがあります。これで万が一非難されても、名前さえ売れればそれで良いということなのでしょう。
何か、朝日新聞の投稿みたいになってしまった。このメーカーの大ヒット商品は小さい頃から今に至るまで食べていましたが、二度と食べる気がしなくなりました。
…赤ちゃん☆