多分、すべらない話


 先日のこと、寒い朝です。

私は自動車で通勤をしております。通勤時間jは15分ちょいくらい。家から幹線道路の中央環状線へ出るまで、俗に「貧乏街道」とよばれる細いバス道を通ります。

別に特に貧乏な街道ということはないのですが、メインの「ロマンチック街道」とパラで走っている、ポツポツと店のある裏通りという位置づけなのかもしれません。

私の直前に、結構くたびれたターセルが信号待ちで停まっていました。

その車内をバックミラーでみてみると、かなり高齢の(いい加減免許を返還したらどうだ?)というような、見事につるっぱげの小柄なじい様がハンドルを握っていました。

その助手席には、おかっぱで(振り返ったからわかったのですが)女性が同乗しています。

年齢からして、娘ではなく、孫娘っぽい感じでした。

もう1人、後部座席には、ジイサマの連れ合いであろうバアサマが鎮座ましましています。

さて、信号が変わって、発進するのかと思いきや、前の車はどんどん走っていくのに、ジイサマの車は全く発車する気配がありません。

「ああ、全然気づいてないな。朝の忙しい時にやっかいだな」とおもいつつ、数秒間。

そろそろクラクションを鳴らした方が良いかなと思ったその刹那、助手席の孫娘がやおらジイサマの方を向いたかと思ったら、思いっきりオーバーハンドでそのはげ頭を”バッシーーーン!!”とシバイタのです。

思わず、ボクは「え、ぇエ〜〜〜〜〜っ!!!」と叫んでしまいました。

シバかれたジイサマの車は、ガックンガックンしながら動きだしました。

しかも、後部座席のバアサマは特に動じる様子なし。

まるでよしもと新喜劇の竜じいのギャグ、「寝るな!」バシーン!!「三途の川や〜」を見ているようでした。

そのあともしばらくジイサマはボクの前を走っていたのですが、ウインカーを出すタイミングがやたら早い。

どうも、孫娘のパンチを警戒しているような運転ぶりでした。

お年寄りにはこれくらいの刺激を与えた方がボケ防止には・・・いいわけないよな!あれは明らからに軽く脳震盪起こしてたぞ!!


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