映画レビュー:忍たま乱太郎


アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2011-12-22

第二弾が今年封切られるようです。

ハリーポッターじゃないけど、計画的に撮らないと主役の加藤清史郎がどんどん大きくなってしまうよ。

今度はすでに1年生じゃないのかな。

キャスティングがかなり豪華です。ある意味無駄に。

これも監督の求心力でしょうか。

三池崇史は今もっとも俳優が一緒に仕事をしたい監督らしいですから。

三池組ということでもないのでしょうが、この前年に撮られた「十三人の刺客」(未見)と同じ人がかなり出ており、その映画の内容のギャップも楽しめます。

中でも平幹二朗のハジケっぷりが凄い。

東映映画黄金時代から活躍しており、サロメなどの舞台でもインパクトを残し、今更そんなことをしなくてもという感じ。

でも、やってくれるから嬉しい。

あまり原作を知らないので、脚本とか演出の必然性がよくわからない部分もありますが、多分子供にはオオウケなんだろうなあと思えます。

ヤッターマンの演出はそれなりに良かったし、映画館に行く値打ちはありました。とりあえずフカキョンドロンジョ様が大画面で拝めただけで。

杏とか古田新太とかの使い方が一瞬だし贅沢です。

平幹二朗に勝るとも劣らないぶっ飛び感なのが鹿賀丈史。なにがあったんだ?!的な。

あと、松方弘樹のノリノリ振りもいいし、「仁義なき戦い 完結編」以来かなと(そんなことはない)。

大人(名優)が真剣に幼稚(あえて)なことを真剣に照れなく演じてるので、大人の鑑賞にも耐えられる。

多作なので、たまにハズレもある三池監督の安定感を感じる佳作です。もちろん、三池監督は常に全力投球ではあります。

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