当然、古本で入手。
非常に充実した内容だと思います。
各パビリオンの解説が写真ではなく、イラストなのは、まだ完成していないため。でもそれはそれで良い感じ。
ボクが生まれて初めてハンバーグステーキというものを食べて、この世にこれだけ旨いものがあるのだろうかと大感動したのが万博会場。
この本には各レストランのメニューまで載っている。多分ボクの食べたのはアサヒビアレストランのハンバーグステーキ300円だと思う。
ボクが生まれて初めてハンバーグステーキというものを食べて、この世にこれだけ旨いものがあるのだろうかと大感動したのが万博会場。
この本には各レストランのメニューまで載っている。多分ボクの食べたのはアサヒビアレストランのハンバーグステーキ300円だと思う。
ダイヤモンド社の新書「歴史をつくる人々」シリーズ。
昭和41年。
ダイヤモンド社の新書は昭和30〜40年代に刊行され、現在は出されていないようです。
古本屋で見つけたらゲットしましょう。
この本、Amazonでは画像掲載されていますが、今のところブクログでは画像が表示されていません。自分で登録できるのかな。調べてみよう。
表紙はニッカのおじさんです。
よく、王様と勘違いされますが、これは伝説的ブレンダーのローリー卿です。ウイスキーの原料の大麦とテイスティンググラスを持っています。このことは本書の中でも少しだけ触れられています。
ニッカウヰスキー創業者というよりも、ジャパニーズウイスキーの生みの親、竹鶴政孝の自伝。(ミスター)ウイスキーの自伝です。
写真も多数掲載されていますが、「頑固親父」を具象化したらこうなるだろうなという面構えですね。でないと現在のウイスキーの品質は生まれなかった。
禿頭にカイゼル髭、老齢にもかかわらずがっしりとした体躯。経営者・技術者というよりは、軍人の容貌です。
その人となりが伺えるダイナミックで感情的な筆致はゴーストライターなどの介在する隙を与えません。
本書に記載されていることではありませんが、かなり高齢になるまで一日一本のウイスキーを欠かさず呑んでいたそうな。
日本人離れした酒豪です。
もっとも、28歳まで酒を嗜まなかったということなので(゚Д゚)ハァ?という感じですが。
自慢話的な内容も多々あり、口調も自慢気なのだが、それがまた無垢な子どもが他意なく自慢しているようで、その人となりに引きこまれます。
メモを残す習慣を持たず、全て頭の中に入れておく主義らしく、そのあたりも前時代的職人気質を感じさせますが、できればそこは記録にいろいろと残して欲しかった。
個人的にはニッカの「フロム・ザ・バレル」が一番好きなジャパニーズウイスキーなのですが、ニッカを呑みたくなってきたので、創業の地でもある「余市」を買ってきました。
テイスティンググラスについで十分に香りを楽しみながら読んでいると、竹鶴社長と時代・場所・経験を共有できるかのような錯覚を楽しむことができます。
IT社長もいいけれど、やはり、人として魅力的ですねえ。言ってることがかなり強引なのはご愛嬌。
Amazonのレヴューなどをみると、他の人の既刊内容と大して変わらんというのが多いようです。
まあ、そうなのかもしれないけど、どうアレンジするかで本の値打ちも変わってくるかと思います。
本人の体験も含めて、結構良かったです。
ちょっと、仕事関連で嫌な事とかもあって、凹んでたんですがなんか前向きになれました。
税理士さんが、金持ちの顧客(社長)の行動パターンを分析して、独自の解釈を加えている。
長財布を使う⇒お金を物理的に丁寧に扱う⇒自然とお金の管理を大事にできる・・・
というような、ポジティブな流れです。
もちろん、それだけではありません。
自分でもこれはお遊び、みたいなこだわり方も見せてます。
税理士ってお金の専門家だけど、金儲けの専門家(企業家)ではないですよね。
そのあたり、謙虚に社長連の言葉を受け止めて、自身の行動に生かしている感じがいいです。
誤解を恐れずに言えば、ほんと大したことは書いていないかもしれない。
でも、当たり前のことってなかなかできない場合が多いし。
ちょっと、この本の内容を実践してみようと思います。
ただし・・・。
そこまで、財布にこだわるんなら、言葉にもこだわってほしかった。
いきなり誤用の連発では鼻白んでしまいます。
それがどこかは言いませんけどね。
以前に挫折しているので、二回目のチャレンジ。
要は・・・あの「ギムレットには早すぎる」っていうセリフを確認したかっただけというか。
前は清水俊二訳版、今回は村上春樹訳版。
そんなに差は感じなかった。
好きな人は好きなんだろうが、ボクはだめだった。
多分、どこかのスイッチがはいればはまれるのだと思う。
形容というか持って回った物言いが長すぎて、何の話だったかわからなくなってしまう。
ただでさえ、登場人物の多い長編小説なのに。
ちょっと、休んで、別のマーロウに会いに行ってみよう。
もっとも使いやすいマイクロブログ・SNSとして活用しているので、少しプラグインやウィジェットを総括できるかなと思って読みました。
大体はウェブ上で収集できる情報ではあるが、まとめ方は効率的だと思います。
アイコンを作る「jojo顔メーカー」 http://bit.ly/13ZxeJ
が良くできているのだが、似ないよ。
jojo的な顔のヤツなんか、ほぼ会ったことないし。
良いエッセイなのですが、今ひとつ集中できなかった。
大好きな俳優さんです。
ほとんど高齢になってからしか知りませんが、名優です。
共産党員としての活動でも有名でした。
昔、「徹子の部屋」に出た時のことを覚えています。
指物師だったそうで、作品持参して説明されていました。
本書によると、小学校中退で指物師の修行をし、非常に若くして独立して失敗したようです。
その後、絵かきを志し、紆余曲折の後、俳優になったと。
ルックスをご存知の方も多いと思いますが、特に年を経てからは「頑固親父」を絵に書いたような人でしたね。
「男はつらいよ」にゲスト出演した時は、病気でしゃべることができない、老香具師をコミカルに哀歓たっぷりに演じていました。
しかし、文才というかボキャブラリーというか、いささか古めかしくはありますが、近頃の有名作家を凌駕しているのではないでしょうか。
文中、何度も「小学校中退」「無学」「学歴がない」という自虐的な言い訳が出てくるのですが、単に学歴がないだけでその知識・見識は全くのインテリです。
同時に俳優の研究所に入った同期が京大や早稲田の出身者であったり、やはり映画監督などは高学歴の人たちが多かったので、負けん気で猛勉強されのであろうことはうかがい知れます。
そのせいもあるのか、文章が非常に固いです。
ちょっとエッセイというには肩がこる感じ。
そう感じる自身は少し反省すべきなのか。
あまりにタイミング良すぎて笑いました。
とりあえず、吉本興業からのプレスリリースしかないわけですが。なんでこのタイミングなんでしょうか。
この本には吉本興業の黒い交際(メインに問題視島田紳助が据えられています。だけではなく、同和利権や違法賭博としてのパチンコなど、主とした報道機関や公権力に対する問題提起・リポートです。
非常にたくさんのライターによる仕事です。
それぞれが、別の仕事として上梓したもののエッセンスを簡潔にまとめたものでしょうか。
すべてを鵜呑みにするわけにはいきませんが、非常に興味深い内容であることは確かです。
さて、やはりタイムリーなので、今後どう展開するのか見えないながらも紳助について。
笑いのセンスに関しては、認めざるをえないと思います。島田紳助。
本の中では先のマネージャ暴行事件についても触れられています。件の女性マネージャもさぞかし溜飲の下がった思いでしょう。
そもそも、島田紳助の芸能活動に暴力団・ヤクザは必要なんでしょうか。
「俺のケツ持ちがどこかわかってんのか!?」というような恫喝を繰り返していたというようなことも書かれていますが、それが再三、弱者や個人に向けられていたと。
ほとんど実利的なメリットのないそんなことを言われても、普通であればにわかには信用できませんよね、普通。
横山やすしのような芸人バカならともかく。
不動産王ともいわれる実業家や、M-1を始めとするプロデューサーとしての側面も持つ紳助であれば、そんなことなんの得にもなりません。
強いて言うなら、芸能活動以外で(本職の?)地上げとかにからんだ場合とかでしょうかね。
吉本にしたって、再三かばってきて、このタイミングでなぜ切るのかということ。横山やすしパターン?
いったいいくつのテレビ番組を持っているのでしょうか。しかも冠で。
吉本興業にとっても大きな痛手であることに違いはないでしょう。各テレビ局などへの信用問題にしても。
「しっぽを切る」というには大きすぎます。
今回のメールが主問題ではないでしょう。
一体全体なにをやらかしているのか。
つい、先日、また暑苦しそうな著作を出してましたよね。紳助は。
標題の本の林正之助を含む吉本の黒い交際問題を全部信用しても足りないなにかがあるのでしょう。
昔の吉本ではなく、1000人のタレントを抱える日本一というか、世界有数の総合芸能プロダクションです。
たとえ、紳助であろうと、こうなるでというパフォーマンスなんでしょうか。
今回の引退騒動は果たして振って湧いた想定外の処理なのか・・・又は用意周到の茶番なのか。
吉本興業の香ばしさは相変わらずということなんでしょうか。
この本における他のエピソードは、割愛しておきます。
最後に呉智英のジャブ的な掌編で締めくくってあるのが、少し信ぴょう性をもたせる演出かなという感じ。
ソーシャルストリームということなので、SNSを軸に展開していくのかと思いきや、そうでもない。
システムとしてのSNSとインフラ・デバイスの整理により、ユーザ発信型の流れが加速度的に進化していく現象を、どのようにビジネスにつなげていけば良いか、ということかしら。
理解できてないので、脳内で勝手に創造してるかもしれません。
略語(イニシャル)とかが山ほど出てくるので、ついていけなくなります。
めんどくさいので、分からないなりに読み進めていってるので、かなり理解度は低いかな。
中程で、何故かウェブショップの構築のポイント(決済法とか)が語られるので、なんかポイントを絞ってほしいなという感じでした。
小さな本なのに、ちょっと広げすぎじゃないか。
もうすこし、演繹的にポイントを絞ってまとめていったほうが良かったんじゃないかと思います。
現在及びこれからを俯瞰予想するためにはいいかもしれない。
けど、あと1・2回は読み直さないといけないかな。
確か「ウェブはバカと暇人のもの」の中で、Twitterの解説書としては非常に良いと論評されていたので、遅まきながら読んでみました。
重要なフォーラムなどをTwitterで実況する、「tsuda」るという造語を生み出した、張本人です。
確かに、Twitterの本質を洗い出し、わかりやすく解説してあります。
SNSとして、Google+が真打か?という感じですが、個人的にやはり、最も使用頻度の高いインフラとしてはTwitterです。
意図されたものかは今ひとつ不明ですが、140文字という制限が逆にモバイルとの親和性をより一層際立たせて、使い勝手の良いものにしているのでしょうか。
各種プラグインでmixiやフェイスブック等と同期させているので、発信のベースになっています。
あとは、属人性等によって、各SNSを使い分けると。
ジャスミン革命やオバマ大統領の選挙ツールとしての使用などのバックボーンなども丁寧に解説しているので(今となってはソースは古いですが、最近は特に大きな事例はないようで)その可能性がわかると思います。
印象に残ったのは、通常サービスは(mixiなどをみても)どんどんとスペックが大きくなっていくものなのに、Twitterは進化するに連れてどんどんと機能などをそぎ落としてシンプルになっていったということ。
サードパーティなどの連携する機能やプラグインなどは多くなっていますが、Twitter本体は極限までシンプルに。
これが使いやすさの根本なのかなと思います。
小説・・・?なんだが、あまり筋がない。
武田惣角伝、の副題に間違いはない。しかし、普通幼年期から描いて、その過程で人・異性との関わりなんかが織り交ぜられていくもんなのではないだろうか。
吉川英治の宮本武蔵とか司馬遼太郎の一連の小説とかでもそうですよね。
ほとんどそのような描写はなく、激しい修行やその修業の過程における命がけの武勇伝がどんどんと積み重ねられていく。
宮本武蔵であれば、4〜500年前の剣豪であるから、半ばおとぎの国の話しで済ませられもしようが、武田惣角の場合はそうはいかず、あまり、創作の入る余地はないのかもしれない。
維新後に活躍し、昭和に入ってから没した人である。面識のある高弟の佐川幸義や孫弟子の塩田剛三がつい最近まで存命であり、彼らの証言・著述や流派間の微妙な関係もあるだろうし。
実際、直弟子の植芝盛平のことなどももう少し絡んでくるかと思ったが、非常にさらりと流されている。
つまり、それだけただ今現在にリアルにつながっているということだ。
描写されている武田惣角の神がかったような達人ぶりは、このリアルな時代感の中ではやはりお伽話になりにくいのかもしれない。
塩田剛三の自伝などを読んでも、師の植芝盛平はすでに神域に入っているし、佐川幸義の弟子の評伝なども、未だ存命中にも関わらず神格化されてアンタッチャブル状態。
いや、お伽話を否定はしないし、大好きなのだが、さすがに壁抜けの術とか言われると素直に読み進めることはできない。
又、別の本になるが、塩田剛三の自伝「合気道人生」。
こちらを読むと、塩田剛三の政治的な手腕が垣間見える。
有力な政治家の知己を得、団体を大きくさせている。
これはマス大山にも言えることだろう。
彼らはスポーツマンではない。武道家である。
バーリ・トゥードを超えた究極のノールールの中に生きているのだ。
ある意味、極道と表裏の関係にあるのかも知れない。
そこまでのタクティクスまで考慮した上で、やはり神業は存在するものと思いたい。
とりあえず、この本、上質な「グラップラー刃牙」のスピンオフを読んでいる感じ。面白いので、すぐに読めます。