先日、テレビを見ていると、こんなお菓子のCMをやっていました。
エビの兄弟(タレントが着ぐるみを着ている)が、ピンサロのような店の前に来ます。
店の看板の惹句に惹かれて、弟エビの止めるのも聞かず、兄エビが店に入ろうとします。
すると店の前に仕掛けられた罠の網に捕らえられ、海上へとつり上げられていくというものです。
それに男声コピーが被さります。
「愚かなエビたちで作ったおいしいスナック」
やーな気分です。
お菓子のCMだから、当然子供も見ます。
日本人は昔から「鰻供養」や牛の鼻輪塚など、食べたり労役に従事した動物の為に、供養などをしてきました。
生物ですらない縫い針でさえ、折れてしまいお役ご免になると、柔らかい豆腐にさして「針供養」をしてきたのです。
件のCMの会社の人は必ずしも自分達が食べることすらせず、利益を得るためのみに大量消費した動物に対して愚かもの呼ばわりしているのでしょうか。
ご飯を食べる前には第一次産業に従事している人たちと、自分達の血肉になってくれる食物に感謝して食べるということを全く否定しているようです。
制作過程で誰も異議は唱えなかったのでしょうか。この会社のCMはとりあえず、インパクト至上主義のようなところがあります。これで万が一非難されても、名前さえ売れればそれで良いということなのでしょう。
何か、朝日新聞の投稿みたいになってしまった。このメーカーの大ヒット商品は小さい頃から今に至るまで食べていましたが、二度と食べる気がしなくなりました。
…赤ちゃん☆
「正直観たもの読んだもの」カテゴリーアーカイブ
ハリ・ポタとクイーンコング
Yahoo!ニュースによると、「ハリー・ポッター」の最新作が規制を受けたそうですね。
なんでも、12歳までの子供が観るには親の同意が必要なんだとか。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
「ハリ・ポタ」って観たことないんですけど、年少向きの話ですよね。私が昔読んだ少年向きの江戸川乱歩みたいなイメージを持ってました。(ぜんっぜん違う?)書籍が馬鹿売れしてるし。
なんか、映画のトーンが暗くて怖い(かもしれない)そうです。
そんなこと言われたら、幼児に「妖怪人間ベム」がトラウマになった私(達)はどうなるんだ。
英国のイメージとして、「皮肉」「毒」というのがあります。個人的に。なので、そういう子供に対するデリケートさは少し意外に感じました。
で、「クイーンコング」なんですが、以前から気になってた、お馬鹿映画です。ほんと、馬鹿なイギリス映画です。
チ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−プ!!
なパロディ映画です。つまりというか、キング→クイーンになったという、そのまんまの設定なんですけどね。
クイーンと言っても、フレディなんぞは出てきません。その代わり?ミック・ジャガーのそっくりさんが主役です。ま、この程度のなんちゃってミックは多分ヨーロッパに行けば5万人くらいはいるでしょうが。
こっちの方が私のイギリスにはぴったりですね。
救いだったのが、この映画を「吹き替え」で観たこと。このミック?の声があの広川太一郎。全然、顔と声質があってないんですが、ついでに多分台本もありません。全く画像を無視して声を当ててます。ていうか、自分が全く出てない場面でもしゃべり続けています。あの、「太一郎節で」。もー最高でした。
次の「ハリ・ポタ」はR指定かもしれませんね。
で、タイトルが「ハリー・ポッター 広島死闘編」。
「掟破りの成功法則」(愛蔵版):PHP出版
いや、別に愛蔵版とつけなくてもいいんです。
でも、本来1300円くらいのものが、コンビニ用に500円でリリースされたと…。多分。
私は漫画以外は読めればいいタイプです。やっぱ、漫画はそれなりのサイズで「読む」部分と「見る」部分が大事にされないと、と思います。
で、この手の本もいろいろとあります。
創業社長の事実は小説よりも奇なり的ストーリー。
この本もそれほど凄いもんではありません。でも、うまい、おもしろい。結構引き込まれます。
信じてません。これらの話。
でも、まるっきりの嘘でもないのです。
それぞれの成功者のエッセンスの千分の一でももらうことができれば…。
そういう意味では十分な良書であると思いました。
なにせ500円だし。