前著でも、端々の事例や考えはわかるのだが、今ひとつ言いたいことがわからない。
ボクの頭の中では様々な事例が解へと収斂していかない。シナプスがつながらないというか。
本書にある「ネット原理主義者」って、誰のことなんだろうか。そんなMacエヴァンジェリストみたいなユーザってあんまり周りにいないけどなあ。
むしろ、何日かに一編しかPCを立ち上げないとかいう人の方が目に付くか。
ただ「痛い人」は掃いて捨てるほどいますわね。多分、若年層を中心に多いのでしょう
その「いなし方」というところに惹かれて、読んでしまいました。決して前著に感動して読んだわけではありません。
インターネットに世界を変える力なんかないと。力のあるのは、それらを正しく使える人間だと。
そんなことは声高に叫ばなくてもわかってます。
そりゃ、もちろん、ツールはツールでしかないです。
それは電話やファクスにも言えることで、通信革命ですよね。
ファクスなんか、つい最近まで、そんなモンなくても仕事できる、って言ってる零細企業の社長はいましたから。
どんなツールでもユーザにエキセントリックな人間は存在します。
もともと偏執的な人が、こりゃいいわいと使い始めて、その存在があぶり出されるように顕著になったっていうのが現状じゃないのでしょうか。
「ウェブはバカと暇人のもの」というのは、やはりあまりにも一面しか表現していないと思います。
著者は、ネット住人でもある代わり、多くの偏執的なネットユーザの被害者でもあるので、あえて、辛辣に断じてるように感じました。
最近、どのように使えばいいのか悩んでいるSNS。
Google+で一応の収束なのか?なかなか整理してついていけませんが、可能性は感じています。