月別アーカイブ: 2020年2月

読書レビュー:超図解 ブロックチェーン入門


とっつきにくかったブロックチェーンが良くわかり(入門として)、同時にビットコイン(仮想通貨)についても理解できた。
本来ビットコインを実現する上で不可欠なものがブロックチェーン技術。
法定通貨に対する仮想通貨。
つまり中央集権型管理から分散型管理ということ。
もちろん、入門なので概念を理解できたに過ぎないが。

分散型型管理にすることにより、新たに信用が担保される必要がある。
そこでマイニング(PoW:プルーフ・オブ・ワーク)というシステムが必要になってくる。
そこで疑問が湧いた。
マイニング作業には膨大なコンピュータリソースや電力、資力が必要だ。
現在、それを潤沢に持っているのが中華人民共和国。
だが、中国共産党と中央集権を廃した分散型管理というのは最も相容れないものだろう。
現在、中国はそのあたりをどう折り合いをつけているのだろうか。

少し古い本だが、現在でも十分に通用する入門書だ。

映画レビュー:「JOKER」 やっと観られた


やっと観ることができた。
もう、動画配信もされているし、DVDも売っているというのに。
しかし、やはり大画面で観るに限る。
再上映、無駄にIMAXだったが。
 
しかも、観劇中にホアキン・フェニックスがアカデミー主演男優賞。オスカー受賞。
偶然である。
 
ホアキン・フェニックスといえば、去年「ドント・ウォーリー」を観たのだが、全く同一人物だとは思わなかった。
気づいたのは最近である。
あんまりチェックしていなかったし、本作のために20キロ以上の減量をしたらしいから仕方がない。
風貌が全然違うんだもの。
しかも「ドント・ウォーリー」ははっきり言って全然面白くなく、記憶に残っていないし。
だから、このブログにも記載がないんだな。
 
もう「JOKER」については語られまくっているし、特にいうこともないのだが。
今のボクの心情にフィットすることは確か。
貧乏で何をやってもうまくいかず、八方塞がり。
といっても、全世界でヒットし、共感を得られているというは、この閉塞感は世界レベルということなのかしら。
 
JOKERはもちろんバットマンの宿敵。
その名悪役がどのようにして生まれたかが丁寧に描かれている。
しかし、いるのだろうか。そもそものその設定が。
なんか、不必要な気もする。
いや、やはりいるのだろう。
でなければ、あまりにも救いがなさすぎる。
あくまでもコミックのヴィランであるという設定があるから、この悲惨な内容もフィクションとして楽しめるのだろう。
15R指定だけど、それほど過激な描写があるわけでもない。
一頃流行った「羊たちの沈黙」や「セブン」のような猟奇描写ではないし、性的なものも特にない。
 
やはり観るべきはホアキンの熱演と、それを受けるデ・ニーロの抜群の安定感だろうか。
 
なんかちょっと次につながるような感じもしないではない。
 
★★★★☆