月別アーカイブ: 2013年12月

は虫類の酒場放浪記


20131227

暮れも押し迫り、今日が仕事納めであろう人で賑わう梅田界隈。

新梅田食道街、どの店も一杯で入れない。

ようやっと入れた、安さだけが売りの立ち呑み。

カウンターの下にかばんを掛けるフックがあるのだが、そこすらも満杯。

どうしようかな、と思っていたら、隣の小さな先輩が自分のかばんを無言でおろしてくれた。そして自分の足元へ。

恐縮して礼を言いながら、掛けさせてもらう。

その後、無言で小一時間。

ぬる燗派だが、あまり野暮は言わず、火傷しそうな熱燗をお代わりしつつ。

隣の先輩に話しかけても良かったのですが、結局距離感がわからず。

そして、こちらの方が早めに退散。

かばんを持ち、手袋をし、別れ際に「お先です」と一言。

先輩もにっこりと会釈を返してくれる。

酒場(ジャパニーズパブ)はこういうものなのでしょう。

酔うのだけが目的じゃないし。

人生を豊かにするコミュニケーションが一番の値打ちかな。

たかが酒場、されど酒場。

黙れ小僧!   的な   チガウカ


野良猫
イブイブだ。今頃どうしてるかな。

ランニングコースは概ね決まっていますが、いつも微調整開拓しながら走っています。
元々知らない道を見つけると入って行きたくなる性格なので、しょっちゅう回り道をしてしまいます。

もちろん、ランニングコースはできるだけ交通量の少ない、信号の少ないコースを選びます。

定番コースの一部が新しく山を切り開いて造成されたピカピカで広々として空間を持った住宅地と、古くからある農家が隣接しているような場所です。

川沿いに走り、例によって行き止まりに迷いながら進んでいると、静かな枯れ草の陽だまりの中に一匹の真っ白な老猫がうずくまっていました。近づいて来るボクに気づき、いかにも大儀そうにいぐるぅと首を回します。

野良の老いた病猫
やまいねこ

痩せこけているわけではなく、どちらかというと太ったかんじです。

しかし、毛がボサボサで左目が極端に上に引き攣れ、
めし

いているようです。

右目もあまり開けないので、もしかしたら殆ど見えていないのかもしれません。それでもボクの方に顔を向けるというのは、全くの盲目ということでもないのでしょう。

最初は一瞬、彼(彼女)は死んでいるのかとも思った程、精気が感じられませんでした。
近づく人間にも動じないのか、動けないのか。

猫の前を通り過ぎ、細い川沿いの道を少し行くとやはり行き止まり。
引き返さなければなりません。

又、猫の前まで近づきました。

もう一度、首ををぐるぅりと回す彼(彼女)。ほぼ、感情のようなものは感じられません。

諦念の極致の様な風情。まるで人間のそれのような。

もしかしたら、彼(彼女)は今、最期を迎えているのかもしれません。

だとしたら、邪魔をしてはいけない。

少しでも早く、彼(彼女)の前から立ち去らなければ。と、思ってしまいました。

ネットには癒し系だかのペット写真が溢れていますが、とてもこの場の写真など撮る気にはなれませんでした。

立ち入ってはいけないところに立ち入ってしまったような気がして、振り向かずに走り続けました。

もっとも、それはこちらの勝手な想像で、この爺さんだか婆さんだかの猫は珍しく小春日和の陽光の中でまどろんでいただけかもしれませんが。

顔面のインパクトがなかなかのものだったので、確認できませんでしたが、もしかしたら尻尾は二つに分かれていたかもしれません。

もうすぐやってくる年の瀬も、無事に乗り越えてくれればと思います。

参加型情報サイト


なんて言うんでしょう。

最近の流行りですか。

そもそもWikipediaとかでも自己責任でね、というものなんですけど、うっかりしてしまいますね。

そういう意味でも、ネットのバズを見直すきっかけにもなったかな。

こんなサイト。

大島てる

事故物件情報のサイトなんですけどね。

個人が書き込むみたいです。

最初は面白半分に見てたけど、すぐに、いやーな気分になって閉じました。

確か、業法でも貸借人はそういう場合、ちゃん告知しないといけないはずですよね。

一方こちらはもっとぬるーい情報サイト。

まあ、情報があやふやでも、どうってことない気軽さがあります。

ここまえなんだっけ

あんまり情報は集まってませんが、集積していけば結構楽しいと思うんですけどね。

どうですか。

1-131219karakuchi

冷やで旨い、ぬる燗もいいけど、もったいない。

山下達郎こだわりのベスト盤 OPUS


山下達郎・・・ は最もコンスタントに聴き続けてる人です。

少なくとも日本人では。

日曜日のお昼は「山下達郎のサンデーソングブック」を聞きながら、山道をドライブするのが至福の時です。最近はそのお供にセブンカフェが加わりましたが。

で、このベスト・アルバム。

今まで何度もベスト盤が出てるので、特に気に留めていなかったのです。

先日、音にうるさく、音楽に関しては常にあべのハルカス屋上くらいから見下してくる友人が珍しくゴリゴリ推してきて、買え買え言ってました。

聴く前から何故か推してたのですが、実際に聴いてみて音質が最上級だとのこと。

ボクとしては「曲は全部持ってるのでいらないわ」と高を括ってたのですが、そうではないらしい。

で、買うことはやぶさかではない。

が、買っても聴けない。

CDプレーヤーがないのです。

もう、ながらくCDはPCかカーステでしか聴いてない。

iPodに「堕している」と言われても一言も返せません。

思えば、達っつあんは最後までアナログの音質にこだわり、CDが最後まで出なかったアルチザン。

現在でも当然mp3ダウンロードなどオフィシャルにはない。

そこまでこだわってるCDを、買ったはいいがmp3変換などはできないし。

PCやカーステなどで聴くのも悲しいというか、失礼な気がして。

できればBOSEのプレーヤーがほしい↑。

CDだけ買って飾っておくようなオタクでもないし。

買ったら我慢できなくて、PCに入れちゃいそうだし。

悩ましい。

でも、買おうかな。

とりあえず、今日は「サンデーソングブック」を」聴きながら考えましょう。

2013.12.15oran

タートルズ ペットのこと


バブル期、社命でサンフランシスコに行った時、合衆国では「ニンジャ・タートルズ」が大人気で、どこに行ってもあのハレム落書き的デフォルメのカメたちのイラストが描かれていました。

一般に水棲の亀のことをタートルturtleと言い、陸棲の亀はトータスTortoiseと言うようです。

だから、トータス松本はゾウガメに代表される亀のことなんですね。彼の命名の理由は知りませんが。

私のペットはここ15年ほど亀です。

1万年は生きないけど多分、まだまだ死にそうにありませんので。

しかし、爬虫類は突然死します。

事実、以前はもっと沢山の亀達を飼っていましたが、いままで元気だったのが突然死するパターンもよくあったのです。

現在は2匹だけ。

生まれたてを山で拾ってきたクサガメ。

そして、手のひらにも満たないサイズだったジーベンロックナガクビガメ。

前者は小さかった息子が名づけた「カメール」。

いい加減「カメックス」にしてやれよとも思いますが。

そして後者の名前は「清水」と言います。

カメックスはすでに14回目の冬眠に入り、うまく行けば来春には目覚めます。

亀のいいところはこの間ほぼ面倒見なくても良いということ。

冬眠に失敗して★になってしまう話しを良く聞きますが、幸いボクはオヤスミとオハヨウを13回も経験しております。

一方、清水の方。

こいつはニューギニア原産で、もちろん常夏なので冬眠はしない。

夏以外はヒーターで加温してやらないといけません。

今年の夏はベランダにだしておいたら、日光のせいかすごい勢いで脱皮をして、確実に一回りでかくなりました。

最近はあまり輸入されなくなったみたいなので、出来る限り大きく育てたいと思っています。

なんでもかんでも輸入する日本のザル法には嫌気がさしてるんですが。

一旦飼い始めたら、日本固有種であろうと外来種であろうと死ぬまで面倒みなければなりません。

他の動物に較べて人間は極端に長生きなのですし。

しかし、長生きで亀に勝つのは難しい・・・。

1-2013.12.8shimizu

清水です