月別アーカイブ: 2011年10月

柳家喬太郎おそるべし!!


ずっと気になっていた柳家喬太郎。

西の笑福亭三喬と並ぶお気に入り。

「朝日東西名人会」at梅田シアター・ドラマシティー。

本日のトリは笑福亭福笑だったのですが、目当ては当然、柳家喬太郎。

長く続く現在のお笑いブームの中にあって、漫才・コントと同じ空気感の中で伍してやっていける稀有な存在です。

と言っても、すでに50歳近いのですが。

何年か前の舞台をyoutubeで観ていたので、髪も真っ白になって、おまけにえらく肥えてて貫禄十分です。

ま、この大きなお腹もネタの中できっちりと活かしていたのですが。ちなみに掛けたネタは「たいこ腹」ね。

仲入り前の中トリが三遊亭圓丈で、どういう選択かしらないけども、新作の人情話をかけました。
圓丈といえば、紋付の紋をストーンズのアッカンベーステッカーにしてた、ヘリウムより軽い噺家さんだったと思うんですが、今日のネタは何だったんだろうという違和感が残りました。

あれはあれで良かったんかな。

さて、仲入り後の喬太郎ですが、期待をはるかに越える面白さでした。

東京からの来演なので、ともすればアウェイ感も大いにあるだろうが、そんなことは微塵も感じさせない。

もっとも、ボクを含めて期待感の方が大きいだろうから、そっちの方がプレッシャーか。

完全に客を自由自在に操っていた。文字通り手のひらに乗せてころがすように。

ナマ喬太郎はどうなんだろうと思ったこちらの浅はかさよ。

ほんま、やられました。

福笑さんもこのあとではやりにくいだろうなという感じ。

福笑師のネタは「口入れ屋」五代目桂文枝のものではない、豪快な演出はいかにも笑福亭でした。

とりあえず、三遊亭喬太郎さん、機会があれば、何度も観たい聴きたい噺家です。

しかし、大阪界隈のホール落語では、ほぼ、はずれなく会いますね。

落語作家の小佐田定雄センセイ。さすがに。

知恩寺古本市withラーメン「梟」


恒例の「秋の古本市」が京都百万遍知恩寺で本日より開かれております。

気合を入れて行くはずだったのですが、ちょいとわけがあって、朝方まで呑んでしまい、出発が遅れてしまいました。
電車で行く気力がなく、本日は自動車で。

ボクの車にはカーナビがなかったのですが、iPadのアプリにカーナビが結構使えることがわかって、ちょっとドライブが楽しい。

先日の大阪四天王寺の古本市の規模よりは少し小さめですが、周辺が京大の古本街でもあるので、そちらも入れると範囲が広がります。

まあ、収穫はそこそこというところでしょうか。

途中で腹が減ったので、百万遍の交差点まで出てみると、ありました。ラーメン店。


大きな地図で見る

なんか小奇麗であまり食指は動きませんが、入ってみました。

入り口ではつけ麺をプッシュしており、期間限定で安いのですが、なんとなくやめて、味噌ラーメン(割りとデフォルトみたいなので)をオーダー。こちらもご飯がサービスされるのですが、辞退します。

「祭り」だそうです。安いね!大盛りもご飯もタダ。学生仕様。今月末まで。急げ!!

店内はやはり、学生が多い。

しかし、結構、みんな垢抜けてて、京大生ぽくないぞ。

当然のように大盛りプラスご飯を食べてますね。

ボクも若けりゃそうしますが・・・。

大きなチャーシュー

割りとすぐに出てきた。

チャーシューが大きいので、もやしとメンマが隠れてます。

このサイズのチャーシューだと、麺哲のように、一度温めてから乗せてくれたほうがうれしい。

ん—、この味は、好きな味です( ゚∀゚ )

古潭の味噌に近いかも。

麺は中太縮れ麺。結構硬めで出てきました。うまい!

チャーシューはでかいけど、も少しジューシューさがあったほういいかな。

トッピングが多くて嬉しい。

粗挽きの一味唐辛子、唐辛子ニラ、すりごまなど入れます。

とんこつや塩もあるので、それようのトッピングもあり。

結構なボリュームで、やはりご飯は頼まなくて良かった。

スタッフのおねいちゃんも明るくて好感あり。

いきなり、食券の自動販売機なので、どうかなあと、全く期待しなかったのが良いのかもしれない。

★★★▲☆ 星3.5

又、行ってもいいかなというお店。

何でもやぽいのが、どうかな。

一応、ラーメンブログ「もり八」


いや、ウチのすぐ近くにラーメンと餃子のお店がオープンしましてね。

近くの友人複数に聞いても、門構えからしていく気がしないというので、ここは一つボクがログしておかないといけないんじゃないかと、なんか使命感にかられて行ってみました。

多分、この店のレポートはこのブログだけでしょうな

オープンしたところなので、当然、Googleストリートビューには掲載されてません。

豊中市春日町スーパーアプロの並び、スギ薬局の向かいです。

はい、サクっといきます。

これはチャーハンセット

なんというか、清々しいまでになんのこだわりもない醤油ラーメンです。

そんなに混んでないのですが、お昼時。ご主人と奥さんであろうスタッフ二人は必要以上にテンパってるように見えます。
ご主人の頬には、メリケン粉がついてるし(^◇^)

コメントのしようがない。

特にマズイとかでも旨いとかでもないし。

いわゆる、醤油ラーメン(化学調味料)の味と、ちょっと焦げたチャーハン。

ある意味期待通りです。

手作り餃子がウリらしいのですが、量的に無理なので、今度チャレンジしてみます。

★★☆☆☆

映画レビュー:猿の惑星 ジェネシス(〜何するものぞ)


オフィシャルサイトより

昨夜、予定通り「猿の惑星ジェネシス」を観てきました。
原題では「The planet of the Apes」となっており、映画の中でも「Monkey」と「Ape」は使い分けられているのですが、相変わらずやはり「猿の惑星」ですね。

今回は「猿の惑星・征服」のリメイク(?)なので、コーネリアスとかは出て来ません。主役はシーザーです。

旧シリーズでも舞台が近未来になっているので、リアルな面が強調された1本でした。

ネタバレしないように、気をつけて感想文を書きますが。

多分、95%はCGです。(すでにネタバレか?)
旧シリーズ、TV版、2001年版おまけに「猿の軍団」まで観てたボクからすると、やっぱ、メイク(エイプスーツ)での制作が良かったですね。最後まで居心地の悪さを感じました。

これも、テレビCMの予告編で流れてるので、書いてもいいと思いますが・・・
確かに本作のCGはリアルです。特にオランウータンはとてもCGとは思えないできです。でも逆にCGでないと作り出せない映像なんですが。そこに拘泥してしまって、楽しめない自分がイヤヽ(´Д`;)ノアゥ…

と、同時に、映像がリアルであればあるほど、おかしいのが、猿の数。

舞台はサンフランシスコなんですが、アメリカ中にしたっておかしいけど、一体、サンフランシスコに何頭のチンパンジーがいる設定やねん。ゴリラもオランウータンも。
オランウータンなんか、高等生物では絶滅危惧種の最右翼やし。

この点がいびつなリアリズムと言えるでしょうか。ほんとに観ながら笑う場面じゃないのに笑ってしまいました。

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演出上では、目が重要ですね。

これも活かされてました。

成長しておとなになったシーザーは途端に目が違います。

意思と知性をもった、人間の目になります。そして、目で演技するようになる。
ほんとの動物とは、これが決定的な違いとなります。

特殊メイクの部分もあるので、目が白人です。

ホントのチンパンジーやゴリラはこんな目の構造じゃないので、違和感といえば違和感。
やたらと男前なシーザーです。

2001年版では、あのチンパンジー女子がすごく可愛かったですが。

それにしても、アメリカ人は「キングコング」以来、ほんとに猿(Ape)が好きなんだなあ、と思わせる一編。

名前が「シーザー」なので、旧シリーズを観ている人ならば、大体の結末の予測はつくでしょう。
今回はシリーズ化はされるんだろうか。

されたら、又観に行ってしまうかもしれない。

新しいコーネリアスやザイアス長官に会えるかも・・・

書きたいことはあるけど、ネタバレにもなるので、今は書けません。

もしかしたら、数年後に書くかも。

久々の休日ラン


天気の良い日曜日。久々に午前中に箕面滝道へ行きました。

頚椎ヘルニアがなかなか良くならず、シーソーのように痛みが変化します。
その法則性も全く見えず・・・( ;∀;)

ランニングの間隔が少し開いたので、どうかなと思っていたのですが、まずまずで。

この日は牧落八幡宮の秋祭りのようで、朝から大勢の人が用意をしていました。
祭り日和の好天です。

そのまま、村の中の道を通って、箕面駅前から滝道へ。

と、おお、これまた久しぶりに箕面の紳士だ(゚∀゚)アヒャ

箕面市民及び近隣の人は良くしってる(けど、詳細は分からない)有名人。
誰言うともなく、箕面の紳士。
目撃者万人に共通するイメージらしい。

この日はいつもより若干カジュアルっぽいスーツでした。それと、ハットはマストアイテム。

いつもは、バリバリテーラードの細身のスーツか、ゴージャスな着物なんですが。

横山剣をモデル体型にした感じ。多分、50歳代くらいだと思うんですが、どうでしょう。
頭がめちゃめちゃ小さい。

本日は、初めてはっきりとご挨拶をしました。

「おはようございます( ゚∀゚ )」

ま、このかたはすれ違う人には結構挨拶されるのですが。
そこが紳士たる所以。

いつもは、犬に英語で話しかけたり、英語の歌を歌ったりしてます。

大体は両手に大型犬のリードを持ってるのですが、本日は片手だけだったので、ハットをとって、挨拶してくれました。
なんか、良い事ありそうです。

「箕面の紳士」で検索かけたらいろいろ出てくると思います。

さらに、滝道を走っていて気がついた。

アスファルトが黒くない。山と違和感がないように、黄土色なんです。
いつの間に。

アスファルト?テニスコート?みたいな・・・
龍安寺

夏の川床(かわゆか)は終わったようですが、さすが観光市の箕面です。

家に帰ると、丹波篠山のPさんから丹波の黒豆と柿が届いてました。
やっぱりいいことあったね(・∀・)イイネ!!

リフレ江坂治療院ウェブサイトリニューアル


地下鉄江坂駅前のカイロプラクティック、リフレ江坂治療院のウェブサイトが無事リニューアルしました。

今回も正直堂がプロデュースお手伝いしております。

院長が幼稚園からの付き合いで、お互いの嫁さんより付き合いが長いので。

今回はWordPressをベースに構築しました。

なので、全ページが管理画面より更新可能な仕様になっています。

リフレ江坂治療院
まだ、ヴァージョンアップしていきます!

私(正直堂)以外には痛くない施術を致します。

一度お試しください( ゚∀゚ )

レイニードライブ


なんとなく、なんとなく・・・天気は悪いけどドライブに。

箕面から能勢を通り亀岡へ。

ぐるっと回って南丹市。

昔から、きになっていた、南丹市の九品寺へ。

秋ですね
九品寺の門です
門の仁王様、吽形
向かって右には阿形
カワイイお地蔵さんが
こちらにも
全体的に苔むしてます、雨上がりなのでめっちゃすべります
本堂

この季節、あちこちでコスモスが咲いています。

あちこちに咲いているので、被写体の選択に困る

野間を通ったので、大ケヤキにご挨拶。

知らない間に大ケヤキ資料館ができていた。

日本一の大ケヤキ。

ここでもコスモスが

今回は絵馬には出会えませんでした。

来来亭 茨木中河原店 ぐえー


とっくに昼が過ぎ、店がなかったので、入ってみました。多分、二回目だと思います(´Д`)ハァ…

かなり前に急成長、短期間に店舗数を増やしたチェーン店です。


大きな地図で見る

これまで、そんなにダメだったことはないのですが、この店に関してはダメです。

見た目はいいんだけどね

御存知の通り(?)この店の特徴として、オーダー時に麺の硬さ・背脂の量・唐辛子などの多くの項目をチェックされます。(情熱・・・抜けません!というスマイル0円的なベタな項目もある)

麺の硬さは、固めか普通か柔らかめ。

最近は固いのが人気あるみたいですね。

ボクは大体普通で。

その店の最高の食べ方を提供してくれればいいと思うので。

今日も普通・・・を頼んだのだが、なんじゃこら、です。

なんか、むにゃむにゃでした。最初から。湯がきすぎた煮麺みたいな・・・。

コレで普通だったら、柔らかいのはどんなんだ?

散々、いろいろな項目を聞いてこれですか?(;´д`)トホホ…

気持ち悪くなったので、半分以上残しました。

このチェーン店て、どの店にもいろいろと張り紙がしてあります。

なんか、熱く語るみたいな。

オーダーとりにきた兄ちゃんにも「背脂ほんのちょっと」と言ったんですが、「少なめですか?」って。

もぉ、調節できんのなら、はじめから聞くなよ。どうでもいいからさ。そんなん。

いかにもやる気満々です的なノリがある店なんですが、どうもそれが形骸化してるというか。

もう、その姿勢見せてるからオッケーでしょみたいな。

そもそもなんでそんなパフォーマンス的なやり方してるのかを忘れてるんじゃない?

客がラーメンを半分残して会計してるんだ。それが気にならんか?はい、失格。

旨そうに食ってるかどうか、チェックしないのね。

ピーク時もすぎて、そんなに混んでなかったけど。

ご意見をお聞かせくださいの用紙も空々しい。参考にしますって。知るか。

別にこの店のために意見する義理ないし。もう行くこともないので、どうなってもいいです。追いかけて聞きに来たら言わんでもないがね。

ああ、まずかった(´д⊂)‥ハゥ

金払って食ってるので、忌憚のない感想を書かせて頂きます。

-(マイナス)★★★

読書レビュー:のぼうの城


大分前に買って、ずっとおいてあったのをやっと読みました。

映画化される(されてる)のですが、水攻めシーンが読んでいるだけで東日本大震災の津波をイメージさせるので、公開を一年以上延期させるようです。

読後感というより、読んでいる最中から、こりゃ漫画(アニメだな)という感じを受けました。

ボクは特に歴史小説を沢山読んでいるわけではないのですが、吉川英治や司馬遼太郎なんかを読破してきた人にとっては、表現が安っぽく感じるのではないでしょうか。

読んでいて、いかにも現代的な・・・んー、よく知らないのですが、少年ジャンプ的なビジュアルが浮かぶんですよね。

長編とは言え、先述した先達の大長編を考えると、短い小説です。

それがご都合主義的に進んで行く感じがしないでもない。

ちどりとかの設定なんですが。中高校生とかにもシンパシーを感じさせるのではないでしょうか。

ちなみにちどりのキャスティングは当然のごとく芦田愛菜なんで。

読んでいて、実写版の映画より、ジブリに任せたほうがいいんじゃないの?と思いましたが。

小説ではのぼう様は長身の大男です。野村萬斎もイメージ的にはすごくいいんですが、ちょっと違うかな。

最初の展開は結構ゆっくりしてます。

ちょっと退屈するかもしれない。

しかし、その感覚は中盤あたり。

上り詰めたジェットコースターが滑走するようにブレイクします。

なるほど、こういうことなのね。という感じ。

まんまと乗せられます。

面白い、おもいしろい。

これが全くのフィクションであったなら、白けて読んでないとおもいます。

史実に則っエンターティンメントであるので、いきいきと楽しむことができます。

しかし、ある意味、映画化は楽なんじゃないかなと思ってしまいます。

全てが現代的なイメージで次々と思い浮かんでくるのです。

著者は本来脚本家なので、当然ですが、それを考えても確信犯だなと。

さて、自分でハードル上げまくった和田竜の今後が心配な快作です。

読書レビュー:日本万国博覧会―公式ガイド (1970年)


日本万国博覧会協会
日本万国博覧会協会
発売日:1970

レビューというほどのことはないのだが。
当然、古本で入手。
非常に充実した内容だと思います。
各パビリオンの解説が写真ではなく、イラストなのは、まだ完成していないため。でもそれはそれで良い感じ。

ボクが生まれて初めてハンバーグステーキというものを食べて、この世にこれだけ旨いものがあるのだろうかと大感動したのが万博会場。
この本には各レストランのメニューまで載っている。多分ボクの食べたのはアサヒビアレストランのハンバーグステーキ300円だと思う。