月別アーカイブ: 2009年6月

空気人形


業田 良家
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どうも、忙しくて、ブログを更新する余裕がない。

再読「ゴーダ哲学堂(空気人形)」。

「空気人形」の連作と「人類の代表」が好き。

是枝裕和監督で「空気人形」が映画化されるそうな。この短編をどのようにふくらませるのか、又、ダッチワイフというあまりおおっぴらにできない素材(しかしそうでなければこの物語の意味がない)をどう料理するのか。興味がある。観てみたい。

PS:暑いので散髪しました。ケンコバみたいな頭です。評判悪し。とほほ。

十三〜中津〜梅田ボラボラ


この間の日曜日は、暇だったのでカメラを持って旅にでました。旅というのはウソですが、なんとなく電車に乗って、どこかへ、あてもなく。

でもあまり遠くは足を痛めていることもあり、とっくにお昼も過ぎてるし、行けません。

とりあえず、豊中駅まで出て阪急電車に乗りました。まず、宝塚方面に向かうか、大阪方面に向かうか。

先に電車の来た大阪方面行に乗車。

いい天気です。

最初の予定では、梅田でJRに乗り換えて、環状線でも乗ってやろうかと・・・。でも、なんか十三で降りてしまいました。腹がへったので、なんか食べたくて。

王将で餃子と焼きそばとビールを飲んでから、十三大橋に向かいます。

河川敷では野球なんぞをやっていて、良い昼下がりの日曜日です。

090607jyuso-ohashi.jpg十三大橋

橋を渡っていても・・・なにも被写体ってないようなあ。

水上バイクが編隊を組んで橋の下を通っていきます。別にいいけど、淀川汚いぞ。爽快感ゼロだな。

波打ち際とか白い泡が続いてるし。

葦原を過ぎると、干潟が現れました。

なんとなくながめると、なにかがいっぱい動いている。カニだ。カニが喧嘩してる。モクズガニだろうか。結構大きい。

0906073higata.jpg小さくてみえないなあ・・・

でも橋の上からでは、ちょっと撮れない。穴があいているのはカニの穴。知らなかった。カニだらけなんだ。

で、淀川を渡り切ると、中津駅。

この辺は前から目をつけていた。素敵な異空間が広がっている。

中津の高架下です。

090607koukashita-1.jpg

090607koukashita-2.jpg昼なお暗い

どうでしょうか。真昼間ですよ。常に街頭がついている倉庫街。でもぽつぽつと店もある。

こういう通りが4・500m続いています。

ボクはこういう雰囲気をよく夢でみるんですよね。

高度成長期時代・鉄工所全盛期の残骸的な風景。ノスタルジーかもしれない。

通り抜けると下町風景。猫が横切ります。

0906074cat.jpg
ねこ

そのあとは梅田に出て工事中だらけの大阪駅から阪急阪神百貨店を見て帰りました。

あ、ひっさしぶりに阪神百貨店の屋上をのぞきましたが・・・相変わらずさびれてますねえ。ま、それが良かったりするんですが。

また、ぼらぼらしよう。

もっといい写真撮れないかなあ。

便所掃除


昨日、大和高田のお客さまにお伺いしました。

天王寺まで出て、近鉄阿倍野から奈良に向かいます。

勝手の分からない近鉄電車で、ちょっと小旅行気分でした。

阿倍野駅でトイレに行ったのですが、そこはおじさんとおばさんが掃除の真っ最中でした。

小便器のゴミ受けの部分を外して、小さな穴をごしごし洗っています。便器のなかもゴム手袋を突っ込んで磨いておられます。

なんか、素直に頭が下がりました。

仕事とはいえ、本当に一生懸命に磨いているのです。

デオドラント文化の中で育ち、むかーし祖母に「カンショヤミ(潔癖症)」と呼ばれたこともあるボクは、必要以上に便所や下水から目をそむけてしまうと同時に、それに真正面に取り組んでいる人たちを無条件に尊敬してしまいます。

昔、読んだこの詩のせいかもしれません。

大好きな「男はつらいよ」シリーズの一本「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」の中で夜間中学の先生を演じる松村達夫が朗読する詩でもあります。

便 所 掃 除
        濱 口 國 雄  
 扉をあけます
 頭のしんまでくさくなります
 まともに見ることが出来ません
 神経までしびれる悲しいよごしかたです
 澄んだ夜明けの空気もくさくします
 掃除がいっぺんにいやになります
 むかつくようなババ糞がかけてあります
 どうして落着いてしてくれないのでしょう
 けつの穴でも曲がっているのでしょう
 それともよっぽどあわてたのでしょう
 おこったところで美しくなりません
 美しくするのが僕らの務めです
 美しい世の中も こんな処から出発するのでしょう
 くちびるを噛みしめ 戸のさんに足をかけます
 静かに水を流します
 ババ糞におそるおそる箒をあてます
 ポトン ポトン 便壺に落ちます
 ガス弾が 鼻の頭で破裂したほど 苦しい空気が発散します 
 落とすたびに糞がはね上がって弱ります
 かわいた糞はなかなかとれません
 たわしに砂をつけます
 手を突き入れて磨きます
 汚水が顔にかかります
 くちびるにもつきます
 そんな事にかまっていられません
 ゴリゴリ美しくするのが目的です
 その手でエロ文 ぬりつけた糞も落とします
 大きな性器も落とします
 朝風が壺から顔をなぜ上げます
 心も糞になれて来ます
 水を流します
 心に しみた臭みを流すほど 流します
 雑巾でふきます
 キンカクシのうらまで丁寧にふきます
 社会悪をふきとる思いで力いっぱいふきます
 もう一度水をかけます
 雑巾で仕上げをいたします
 クレゾール液をまきます
 白い乳液から新鮮な一瞬が流れます
 静かな うれしい気持ちですわってみます
 朝の光が便器に反射します
 クレゾール液が 糞壺の中から七色の光で照らします
 便所を美しくする娘は
 美しい子供をうむ といった母を思い出します
 僕は男です
 美しい妻に会えるかも知れません

 とある、学校の先生のサイトに掲載されていたものです。

ボクも検索してもらえるように、ブログに掲載しておきます。

ジョロキア日記0603


20090603100354.jpg

6月にはいってはじめてのジョロキア日記。

本日、嫁から携帯に写真が送られてきました。

白い花(蕾)をつけたということで。

これが実にまでなるには又、一試練らしいです。

先は長いぞ。

相変わらずアブラムシはへばりついております。自然農法にこだわるか、薬剤散布するか。