月別アーカイブ: 2012年4月

映画レビュー:実演 ! 淫力魔人 イギー&ザ・ストゥージズ


God father of Panks
God father of Panks

十三の第七藝術劇場で一週間限定上映。

しかも一日一回だけ。GWの初日が封切り?でした。

この日は大阪市天王寺さんの古本市が行われるひで、どちらも行きたい。

しかし四天王寺の古本市は巨大古本市なので、気合を入れないと集中力が持ちません。
その上、4月の真夏日なので、どのように体力を温存しようか、悩みどころです。
でないと、午後8時40分からの映画まで持たない。

本日はこのために(半分は)福井から夫婦で来阪したS氏と、彼と20年近く振りでFacebookで邂逅したSと同姓のS氏(ややこしい)と一緒に鑑賞するという段取り。

しかし、「淫力魔人」て誰が邦題をつけたんでしょうかね。前から思ってたけど。
Raw Powerを直訳すると、そのままの力=実力ということですよね。

なんで「淫力」(こんな日本語あるのかしら。

IGGYはわかってるのかね。

この映画ライブを映画にしたもんです。

いやいや、元気ですねえ。イギー・ポップ。

2010年のライブだから、この時点で62〜3歳なんだけど、動く動く。あの気持ち悪いムーブは変わらず。

というより、20年以上前に観たサンケイホールでのライブより動いてます。

字幕が脱力系で面白い。

叫び声なんて意味ないんだからいちいち字幕にしなくていいんだよ。うゎわーとか、おい、おい、おいとかwww  しかもひらがなで字幕にしてるんでおかしい。

基本、アルバム「Raw Power」からのラインナップです。

もっとヤバめの客かなと思ったのですが、ガラガラでかなりおとなしめなんで肩透かし。

IGGYのロックT着てたのもボクだけでアホっぽかったです( ・´ω・`)

読書レビュー:ウルトラマン青春記―フジ隊員の929日



ブクログでレビューを見る»

日本の二大スーパーヒーローと言えば、ウルトラマンと仮面ライダーだろう。勿論ロボットやその他のアニメなどを見渡せば異を唱えることもできるのだが。

実写として始まったものとしては、この二者で間違いはないと思う。

一時中止はあったものの、現在までシリーズが連綿と続いていることを見ても分かる。

これらの亜流・傍流はあるので、必ずしも「ウルトラマン」であり「仮面ライダー」である必要はないと思うのだが、やはり名前を継承しないと成り立たないという読みがあるのだろう。

ゴレンジャーを始めとする「戦隊物」という流れもあるが、これは複数の等身大ヒーローという一定のくくりを踏襲するだけで、作品の世界は区切られ全く別ものという設定がされている。

さて、オリジナル「ウルトラ」「ライダー」の二つには手探りで創造し、パターン化していった物語があり、やはりオリジナルのもつ内容の濃さは一味違う。

その一方の雄、ウルトラマンのレギュラーで紅一点の役を担い、女性隊員というポジションを確立させたのが、当時まだ十代であった桜井浩子@フジ隊員。

個人的には「怪奇大作戦」のゲスト出演時の、数年前とは見違えるような色気をまとった漆黒のロングヘアーが印象的だった。

美人か、と言われると・・・当時から「?」であった。

眉が濃く、瞳が大きく、少しバタ臭い印象を受けたものだ。

なにせ、子ども(ボク)ながら色気というものを全く感じさせなかった。
(それが一転、怪奇大作戦のゲストで大化けしてみせてくれたので、余計に印象的だったのだ)

それにしても、科学特捜隊というのも、地球の平和をまかせるにはあまりにも頼りなさすぎる感じだった。ムラマツキャップだけが、なんか孤軍奮闘している感じで・・・
イデ隊員に至っては、途中オノレ(科特隊)のアイデンティティまで見失って悩み始める。

で、この本の著者であるフジアキコ隊員は連絡係なのだが、ほとんど高校野球のマネージャー状態。しかし、少年隊員のホシノ少年のお姉さん的な立場なので、視聴者(ボクたち子ども)が作品世界に抵抗なく感情移入できる触媒としての役割は大きい。

だから、お色気など微塵も必要ないのだ。うん、それでいい。

さて、本書の中には、フランスを始めとするヨーロッパ映画の俳優名が沢山出てくる。ヌーベルバーグの立役者ジーン・セバーグに憧れて、連続番組であるウルトラマンの流れなど無視して髪を切ってしまうエピーソード。

円谷一とデート?で映画の話などをして、タイトル通りまさに青春まっただ中。

日本中が毎週その一挙手一投足に注目している超人気番組であるにも拘わらず、結構ご本人達はそのような感じでもないのだろうか。

撮影の合間もボードレールの詩集などを愛読していたそうで、文章からも文学少女の片鱗が伺える。

高度経済成長のエネルギーを感じさせる、ウルトラマン成長期。女性(少女)の目から書かれているところがまた楽しい一冊。

末広書店閉店だそうです


昔からほんのたまに覗いてました。

場所柄、エロ本に力が入っているような感じで、それほど魅力的な感じでもなかった。

大阪梅田・阪急東通り商店街の中ほど。

特に思い入れもなかったのですが、それでも、青春時代にうろついた場所に、当然のように存在し続けた老舗。書割の中で徐々に色あせていくような風情で、空気のような存在であり、いざなくなるとなると寂しさがしみじみと押し寄せます。

小さな張り紙一枚で、フィナーレを教えてくれました。
ポスターの裏かなんかに書かれた手書きの告知。でも、なぜかものすごく目を引きます。

その内容もまた、ドラマチック。

向かいには巨人「まんだらけ」が。

閉店までにもう一度行ってみよう。
クリックして拡大してお読みください。

一応100均情報


大阪梅田泉の広場にあるダイソーは他の店とはちょっと違います。

パッと見はダイソーと分からない

おされです。

内装・什器・商品も他の店とはかなり違います。

女子がターゲットのようで、カラフルでカワイイ品揃え。

といっても、あまり欲しいものはありませんし、実際買いたくてリストアップしていた商品もことごとくない。

他店より仕入れ値も高そうで、もちろん家賃も高いと思うんですが、大丈夫なのかな。

全然「当たり情報」じゃなくてすみません。

仕事今昔


FM京都αステーションのDJ佐藤弘樹さん。何度かブログでご紹介していますが、数少ない傾聴してしまうDJです。

場合によっては、車を停めて聴いてしまいます。

本日のネタはどこかで聞いた覚えがあるような。

現在と一昔前のしごとのありようについて。

現在のしごとのやり方は疲れて当然という切り口でした。

その論拠として。(アレンジ含む要約ですが)

昔はコピー一つとるにしても(湿式コピー)時間がかかった。コピーを立ち上げ、一枚「焼く」のに機械の前にいないといけない。
現在のものと比べると「レンダリングタイム」が必要であり、まあ、いわばボーっとしている時間もあったと。

今はコピーにしても多機能で早い。ほっといても完璧に仕事をこなしてくれる。故障も少ないので、修理にとられるようなムダな時間も少ない。

事務処理一つにしても、エクセルのマクロやVBAを組んでおけば、ミスなく誰でも均一に一定レベルの作業ができ、どんどんと次の仕事ができる。

佐藤さんはそこから、昔と比べ仕事の密度が高くなっているので疲れて当然。今時の若いもんというような理由ではないとおっしゃってました。
そこから疲労をためないようにリフレッシュを云々というようなお話だったかと思います。

このお話を聴いていて考えました。

昔はそれこそモーレツ社員の時代だったので、今より楽とは思いませんが、疲労の種類は違っているとは思います。

多分、今と比べると無駄な作業も多かったかもしれません。

にしても、東宝映画のサラリーマン物などを観ると、終業は押しなべて早かったように見受けます。

サザエさんは波平さんとマスオさんが呑んで帰らなければ、みんな一緒に晩ゴハンを食べてますね。

やはりある意味、単に理想を描いているだけなんでしょうか。

こんな普通の生活が。

これだけムダが省かれ、仕事の密度が濃くなっているのに、残業がデフォルト。

ブラック上等。

とは言わないまでも、構造的におかしな事業所が多すぎるように思います。

読書レビュー:バフェットとグレアムとぼく インドの13歳少年が書いた投資入門


かなり飛ばし読み。

「インドの13歳少年が・・・」っていうところが、なんか嫌だ。

「13歳の天才少年が」って書いて欲しい。

投資の素人(の大人)が読んだって、ついて行けませんよ。
泣き入りました。

でも、文章がわざとらしく平易で口語体なのが・・・。
まあ、僻みですけど。

もいちど、勉強します。失礼しましたm(_ _)m

映画レビュー:やさしい手  水沢アキがリアル(変則的)な風俗嬢を・・・


ロングでにっこり微笑む水沢アキは相変わらずカワイイ。アップになると・・・ちょっとキツイな、やっぱw。

良くアイドルあたりが汚れ役をやる常套句として「体当たりの演技」などといいますが、まあ、ここまでくると逆に適役かと。

映画作品としての需要が今ひとつわかりません。もちろん熟女好きにはたまらんと思いますが、ラスト近くのの宮川一朗太との・・・ちょっと痛々しい感も漂うかな。

内容はアダルト作品ですが、間接的な表現が主で、ほとんど濡れ場はありません。絡み的にはテレビドラマの方が過激だと思います。

端役に恵まれなかったように感じました。これは監督やスタッフのせいでしょうが。押しなべて「なんでそんなにクサいんだ?」という感じです。

中盤に出てくるバカボンパパの格好した人は、エンドロールを見ると芸人なんでしょうか。ダイラケや漫画トリオの昔から、映画のちょい役でお笑い芸人を使うことはよくありますが、知らないと変にキャラだけ立ってるので違和感ありますね。

まあ、もいちど言いますが、水沢アキ及び熟女好きであれば(ていうか、そうでないと(´ε`;)ウーン…)観る価値あるでしょう。

※関係ないけど「やさしい手」でググるとまず介護事業所がヒットしました。

読書レビュー:空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)



ブクログでレビューを見る»

常々書評ブログ「404 Blog Not Found」をチェックしている小飼弾さん。

本人の言が間違いなければ(ウソじゃないと思うけど)世界一の読書量じゃないのか?と思ってました。

単純に冊数でカウントしてもアレですが、小学生の時に一日50冊以上とからしいし。
どんな頭してるんでしょうね。

でも、めちゃめちゃ頭いいのは間違いない。

ホリエモンの盟友・・・ですよね。

本職はなんなんでしょう。とりあえず、もともとはプログラマみたいです。

これまでに難解な本をたくさん読んできたのでしょうが、この本はとことん読みやすさを追求した作りだと思います。

特に難しい言葉も出てこない。

何より字がでかい。行間が広い。図解イラストが多い。

すぐに読めてしまいます。

きっと、中学生の読者を想定して書かれたのかなとおもいます。(ちょっとアダルトな部分もあります。)
もちろん、大人が読んでも十分な刺激は与えてくれます。

高等なことを簡単に。これは一流のライターのみがなせる技だと思います。

伊達にアルファブロガーを自称しているわけではありません。

本の中で、最近のフィクションの「長尺化」に苦言を呈しています。

マンガも含み。

「ドラゴンボール」はあんなに長くする必要はない。これは出版社・編集者のビジネスとしての思惑であると。

それは私も思います。

ボクは今読んでて、もうすぐ読み終わりますが、村上春樹「1Q84」。ハードカバーで3分冊。

先日発売された文庫版では全6冊になっています。

長いのが悪いとは思いませんが、これまでの作品と比べても冗長にすぎると感じます。天下の村上春樹に対して生意気ですが、感じるものは仕方がない。

意地になって読んでるけど、他の作品の方が面白いもの。

とか。

テレビを見る暇があったら本を読め、と弾さんは言い切ってますが、自分も結構テレビ出てませんでした?

言われるまでもなく、ボクはあまりテレビを観ないので、よく知りませんが。
サンデープロジェクトは出てましたよね。

周りとの話しを合わせるためにテレビをみるなら、その時間を読書にあてろと。
それはその通りだと思います。

あとはこの本を読んだ本人が実行できるかどうかの話しなので、弾さん、惜しげも無く読書のテクニックを公開しています。小手先の技術ではなく、ベクトル的な部分を。

ほんとに簡単なんだけど、読み応えが残ります。

読書レビュー:心に成功の炎を


感想文。

今更、天風先生の発言についてあれこれいうのはおこがましすぎます。

しかし、高い本です。1万円以上。
少し大きめのハードカヴァーですが。
それだけの値打ちがあるということでしょう。逆くに 大量に流通させないためか。

天風先生の口調をおそらく正確に再録していると思われます。

江戸弁で落語の聞き書きのよう。

お坊さんの説教にも似ている。

実際、ご自身が小さい頃に連れていかれた講釈場の体験も語られています。

なのでくだけたべらんめぇ調。なのに、肝心のところになると極端に難しくなる。

鼻歌交じりで歩いていると、突然目の前にとてつもなくたかい 高いハードルが現れた感じじ。
なので、結果分かりそうで分からないんですよね。

信仰心などは皆無。

しかし、昭和40年代の初めに「オーラ」という言葉を使っておられる。

一般的に通じたのかしら。

とてもまとまらない感想文でした。