月別アーカイブ: 2013年6月

100均当たり情報 ほんとは麦茶ポット


何年か前から、電子レンジでパスタを茹でる容器が出てます。

こんなもんは当然100均でもでるわけで。

懐疑的ではありましたが、100円なので買ってみました。

麺を茹でるにはできるだけたっぷりのお湯で。

というのが自分の信条であったわけですが、すっきりコペ転しました。

省エネ観点で天秤にかけると、電子レンジで無問題です。

気合入れる時はやはりきっちりとボイルしますが。

レトルトのソースなんかでやっつける時はこれで十分。

あと、パスタ入れがなかったのでこれも100均であるかなーと。

パスタ用のタッパみたいなのはありましたが、いわゆるポット式の容器はないようです。

おしゃれなボトルはまたそれで買うとして、取り急ぎ使えそうななのはないかなと探していて見つけました。

コチラから見ると、まぁ悪くない
コチラから見ると、まぁ悪くない
こちらからみると、やはり麦茶
こちらからみると、やはり麦茶

ほんとは麦茶を冷やすポットのようですが、十分に使えそうです。

大体600gくらいのスパゲティは入りました。

聞くとろこによると、スパゲティを含むイタリアの麺を「パスタ」という言葉に置き換えて流行らせたのは故・伊丹十三のようですね。

しかも、このフタ付きの口がほぼ100g・一人前の大きさなのです。

なかなかシンプルで機能的
なかなかシンプルで機能的

さすがにこれは安っぽくて紹介するのかどうか迷いましたが、偶然かどうか100g量れるというところで便利なので書いときます。

*購入店舗:seria

カーナビではなくて、バイクナビ


バイクナビ
これにはストラップは写っていません

「一番星の桃次郎」のように着々とドレスアップが進む、我が愛車・折りたたみ号であります。

出来る限りエコにお安く自転車で移動します。

一々止まってiPhoneを確認するのもあれなので、取り付けられる器具を探していました。

まじか?っていう安いのから(´ε`;)ウーン…というお高いのまで。

ネットのナイルだかチグリス・ユーフラテスだかいうショップで検索。

590円という格安ですが、レビューと商品情報の多さからこれに決めました。

見たところガッチリホールドしてくれそうなので。

装着も簡単でした。

期待以上にしっかりしてるし。

ただ、ゴムの部分が両面テープでついているだけなので いきなり外れますが。

こういうものは届いてからカスタマイズするのが前提です。無問題。

走ってみると、当然ですが、道の凸凹にかなり影響を受ける。

もともとオフロードに行くわけじゃないので、なんとかなりそう。

でも、やっぱり不安なので、万一のためにiPhone用ストラップを購入。

これがホルダーとさして値段が変わらないのでなんのこっちゃという気がしないでもない。

惜しむらくは、グーグルマップがまだイマイチですねえ。

ランドマークが不完全なので、たまにどこにいるのかわからなくなります。

一方、GPSはかなりタイムリーで正確です。

有料のナビアプリも入れてるので、何とかなりますが。

でも、こいつのおかげでより一層自転車が楽しくなりそうです。

梅雨AND酷暑なので、ホントの活躍は秋でしょう。

映画レビュー:実録外伝 大阪電撃作戦(1976)


著者 :
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
発売日 : 2010-12-03
何を観ようかなあと探してると、あ、これは。

「京阪神殺しの軍団」はむかーしに観た記憶があるけど、これ観たっけ?

多分観てないお思うのでチョイスしました。

『実録外伝 大阪電撃作戦』

いきなり、大阪市大正区から始まります。

ケンミンショーでなくとも、映画などで大阪を描く場合、象徴として中央区(道頓堀)とか浪速区(通天閣)をとりあえずもってくるんですが、そうでないところがリアル。ちょーリアル(w

といっても実録なので、モデルの抗争事件があったのだから仕方がない。

前編、大阪とその近辺が出てくるので、ジモティは楽しさ倍増です。

実際その地に住んでる人たちはたまらんかったでしょうが。

監督は中島貞夫。

いい仕事してますねえ。

「仁義なき戦い」から始まる実録路線を、他の監督たちもその路線を踏襲しています。

その中の佳作。

エグさグロさでは「仁義」を凌駕してます。

「アウトレイジ」と比べても、エグい。

「アウトレイジ」の取ってつけたような真性サド的な暴力ではなくて、身の回りのもので効果的に生理的に嫌なことをしてる感じで。゚(゚´Д`゚)゚。

なんか、まだ「アウトレイジ」の方に品を感じてしまいます。

☆☆

で、「仁義なき—」の俳優達が総出演。

出てないのは、菅原文太・金子信雄・千葉真一・北大路欣也とか。

今回の主役は松方弘樹です。

そして、(個人的に)目玉は松方・目黒の兄弟共演。

目黒祐樹が思いの外素晴らしい!

片目を白濁させて兄を食うくらいの迫力を見せています。

そしてラストでは待望の兄弟対決。

同じくらい特筆すべきは渡瀬恒彦のハジケっぷりキレっぷり。

東映ステゴロNo.1とか言われますが、単にアブナイ人だったんじゃないの?という感じです。

兄・渡哲也を常に意識して、しかし俳優としては越えられない。

そんな鬱屈したエネルギーが、そうさせるのでしょうか。こちらも又、兄弟の見えない対決か。

☆☆

ピラニア軍団その他大部屋の皆さん。

東映常連のヤクザなみなさん、総出演。

特に、志賀勝の髪型が秀逸!これは文章にしても伝わらない何かがあります。

モデルがいたのでしょうか。なんか病気の犬(病犬=やまいぬ)的なわけわからんコワさを醸し出しています。

我らが福本先生も大活躍。無口な目黒祐樹よりセリフが多いw。

その上、渡瀬恒彦をボッコンボッコンの半殺しにしています。

☆☆

今回は「仁義なき—」でいうところの山守さんの役を、これまた常連の小心者:織本順吉が同じ山守カラーで演じています。

田岡組長(モデル)はもちろん丹波哲郎。

丹波さんは多分、これらの一連の映画をほとんど自分でも区別できてないでしょうね。

そしてしびれる敵役(ていうか全員ワルですが)に成田三樹夫。ミッキーファンは堪能できます。

当然ですが、大阪・神戸が舞台なので、ほぼ全員関西弁です。

そつなくこなす小林旭は山健役で、相変わらずの貫禄。

丹波哲郎は相変わらず関西弁ヘタですが。

「アウトレイジ」のコピーが「全員悪人」でしたが、それをいうなら、こちらでしょう。

全く誰にも感情移入できない、清々しいまでに悪というかクズを描いた、ある意味暴力団排除的意味合いの強い内容かと思います。

でも、楽しいんですよね〜。なんででしょう。

あんまり暑いので


ムスクを選んでみました。
ムスクを選んでみました。

久しぶりにお香を買ってみました。いっそのこと、インドだと思えば暑さを乗りきれるかと。

近くのエスニックなお店で。

前から思ってるんですが、日本人がエスニックとか言うのおかしいですよね。

例えばこれはインド製ですが、インド料理なんかもエスニックという。

エスニックって文化的に特異でマイナーということでしょ。

だったら、人口も宗教も彼の国の方がはるかにメジャーですわね。

☆☆

今までコーン型のお香しか使ったことなかったけど、こちらの方がマイルドで長く使えていいですね。

赤いぞうさんがかわいい。

映画レビュー:三等兵親分(1966:東映)


こんなオトコマエな遠藤さんはちょっと観られない!
こんなオトコマエな遠藤さんはちょっと観られない!

このところGyaO動画(映画)を重宝しています。

なにせ、ソフト化されていない映画が結局ラインナップされているのです。

この映画も「名画座以外で鑑賞することは難しいだろうなあ」と思ってから、かなり年月が経ちました。

思いがけず出会うことができて、即、購入しました。ややこしい契約くではなくて、一本ずつ購入できるのがいいですね。

画面のサイズとか画質はだめですが。

モノクロ映画は比較的解像度が低くても気にならないのでありがたい。

なぜ、この映画が観たかったかというと、昨年亡くなった遠藤太津朗さんが唯一主役の作品(シリーズ)であること。ファンなので。

詳しいい内容や共演者も知らないのですが、それだけの理由でどうしても観たかった。

実際に鑑賞して、主役というには物足りない感じでした。

最も、ご本人は脇役ばかりやってきて、拘束時間の長い主役が嫌で仕方なかったそうです。

本当の主役は江原真二郎。こちらも又、主役としては弱い感が否めません。

その代わり、というか、他の配役はかなり豪華です。少なくとも邦画好きとしては。

浅草笑芸人が大勢出演しています。

映画の舞台は大阪なんですけど。

最弱と言われたらしい、大阪第4師団は現在の大阪城敷地内におかれたらしいです。本作での設定はわかりませんが。

映画の冒頭に「鷹田遊郭」というテロップが出て始まります。これは「飛田遊郭」のことでしょう。
鳶と鷹のシャレですかね。

なぜか三遊亭歌奴(現・三遊亭圓歌)が遠藤太津朗演ずる親分の右腕子分で出演。本人は江戸っ子なのに、かなり達者な大阪弁を喋っています。この人は(京都弁の)市川右太衛門の大ファンですが、結構大阪ノリがキライな人だと思うんですけどね。

その他、南利明・由利徹・関敬六・佐山俊二・谷啓・田中邦衛・玉川良一などなどが助演(もしくはちょい役)でワキを固めているので、それだけでも飽きません。
この時代の人たちは、やはり軍人を演じていて違和感がありませんね。

ノンクレジットで小林稔侍も出ています。

遠藤太津朗のサブに山城新伍が出ているのも珍しい。
同郷(京都)だし、共演も多いので、山城新伍も気持ちよく演じている感じがします。

プロットとしては、前年にヒットした大映の「兵隊ヤクザ」に対抗したものかなと思います。

勝新太郎演じる荒くれ者の兵隊ヤクザと、田村高廣演じる非力だけど頭が良く、勝新から慕われる兵隊というパターン。

関係ないですが数年後に作られた若山富三郎の「極道シリーズ」の第三作も「兵隊極道」です。

これは顔が同じなんで、あまりにも勝新とかぶるだろうという感じを受けました。

☆☆

先述のように、思ったほど遠藤太津朗の出番がないのですが、さわりではめずらしく長台詞の啖呵をきってくれます。

脚本も結構面白く、キャスティングが芸達者揃いの濃いメンツばかりなので、ホントに楽しい映画でした。

遠藤太津朗の意に相違して、好評だったらしく、同年に続編が作られたようです。

そちらも観てみたいと思います。

ポンジュースの炭酸。個人的にはノーマルが好き。
ポンジュースの炭酸。個人的にはノーマルが好き。

ウォーズマンTシャツを見かけたもので


唐突ですが、キン肉マン。

連載が始まった時になんとつまらん漫画かと感じた記憶があります。

最初期のギャグマンガとも言えないドタバタ期ですが。

ウルトラマン辺りをモチーフにして、それを全く活かせてないという。

当時、まだ無名だった竹内義和氏も同様の論調を持って、同人誌でこき下ろしていた記憶があります。

その後、プロレス路線になってヒットしても、個人的には読むに耐えず、あまり見ていません。

これだけ好きなプロットなのになぜ?という感じですね。

大ブレイクして「キン消し」なども大流行しました。

その当時は気にならなかったのですが、最近でも、各種グッズになったりキャラクターがあちこちに露出してますよね。

これらの主要キャラクターは主役のキン肉マンはさすがに除き、読者からのデザイン公募だったと思います。

採用された読者になんらかのお礼はあったのでしょうが、これだけ莫大な利益を産んでおきながら、その後何もなし・・・なんでしょうか。

もちろん、その後膨らませてマネタイズに成功したのはのはゆでたまご(ていうか編集者?)であることは紛れもない事実です。

しかし、原作元ネタというのはそれほどないがしろにされて良いものではありません。

おそらく当時、契約の類などなにもなかったと思います。

「およげたいやきくん!」「いっぽんでもニンジン」なども売り切り契約なので、その後メガヒットとなっても、子門真人やなぎら健壱にはまったく金銭支払はなかったと聞きます。

彼らはプロなので、それを見越した契約をすべきだったので仕方ないでしょう。

それは当然です。

然るに、キン肉マンの読者は(多分)お小遣いから少年ジャンプを買っている子供です。
子供から元ネタを募集して、利益を上げているプロ漫画家及び出版社ってどうなんでしょうか。

寡聞にしてこの件に関して元ネタ提供者に対する、なんらかの手当が補償されているならば、ごめんなさいですが。

☆☆

そもそも、余程の才能がない限り、終わりを想定せずに創作する「売らんかな的」物語はホントに見苦しいですね。

物語(漫画)は、終わり方が最も重要という意見も聞きます。

比較するのもはばかられますが、「ゴルゴ13」は一話完結にも関わらず、とっくの昔にそのラストのアイデアはスタジオの金庫に入っているそうです。

「キン肉マン」未だにその魅力の理解できない作品であります。

          ∧  \
       / ̄ ̄ ̄’\ヽ
      /_肉      ヽヽ
      l^d^、ノ⌒d    l|
      (__。  ̄ ̄    ||    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       l ̄ ヽ      .||   < 屁のツッパリはいらんですよ!
      λ⌒ノ   //|  ̄ノ   \_____
       (⌒`—-‘/ |–´
        T ̄ ̄7   ヽ
キン肉マン
Yes We can!

映画レビュー:激突!合気道


貴重なツーショット、どうみても左が主役(w
貴重なツーショット、どうみても左が主役(w

東映空手映画路線(ほぼ千葉真一のためのジャンル)で、このような一本があったのを最近知り、探していたらGyaOで見つけました。

GyaOは画面が小さくてイマイチなんですが、割りと濃い映画を揃えているので妥協せざるを得ません。多分この映画はソフト化されていないみたいなので。

合気道開祖・植芝盛平の若いころを描いてるのですが、あくまでもモデルにしているということで、「この物語は史実を素材とした、創作である」との但し書きがあります。

グラップラー刃牙等で有名になった塩田剛三の養神館とは別のメジャー系合気会がバックアップしてるんですが、この映画の内容ではさすがに現在では広告にもできないでしょう。

映画そのものがだめなのではなく、あまりにも合気道の技術からは乖離してしまってるので。この頃の「カラテ」ブームの中にあっては仕方ないと思われます。

極真のマス大山を演じ、少林寺拳法創始者・宗道臣を演じ、さすがにネタ切れになってきたのでしょうか。

今回、主役の植芝盛平を演じるのは千葉真一の実弟千葉治郎(矢吹二朗)です。
仮面ライダーの相棒的存在のFBI捜査官(!)滝和也でおなじみです。

千葉治郎は、この映画からしばらくして引退してしまったようですが、残念です。

結構イイカンジだったんですけどねえ。この映画でも。

しかもお化け番組「仮面ライダー」のレギュラー共演者ですから、認知度も相当なもんだったと思われます。

☆☆☆

今回の主役である植芝盛平は小柄なことで有名です。

さすがに筋トレガンガン派の千葉真一では無理がある。そんな感じで千葉治郎にお鉢が回ってきたのでしょうか。

でも、やっぱり千葉治郎だけでは弱いと思ったのか、ライバル役で千葉真一が出てくるんですよね。

そりゃあ、千葉真一が出てくれば、千葉治郎は霞んじゃいますわ。

ただでさえ、千葉真一アメリカンっていう感じなのに。

なんとかチバちゃんも弟に花を持たそうとは思ったんでしょうが、文字通り役者が違うので。

盛平達が北海道の開拓を行いながら、武道修行に励んでいるところから始まります。

最初の方で千葉治郎が弟子を相手に稽古をするのですが、なんとか関節決めて投げたり、合気道的なムーブは見せますが、それ以降はなんだかわからん、結局カラテ?みたいな感じになってきます。

最も、タイトルでは「合気道」となってますが、まだ肝心の「合気道」が確立されるまえのお話なので、仕方ないかな。あくまでも、モデルにしたフィクションですし。

しかし、ストーリー自体はこの手のプログラムピクチャーの中ではよくできてます。凝ってます。

あきらかなヒール対ベビーフェイスではなく、いろいろとどんでん返しが用意されてます。

最初はわからなかったのですが、なんか守銭奴の嫌なやつな空手の先生が出てきます。

これを演じるのが本当に大きな空手団体を率いる鈴木正文という人。

あまりの肥満短躯でわからなかったのですが、植芝盛平の師の武田惣角を演じていたのです。

本業は空手家(法律家でもあるらしい)なんですが、ネイティブの東北弁で、それはそれでふさわしい配役なのかも知れません。

その他にもライバルの薩摩の剣術家を演じている人も、本業は武道家です。

しかし、ふたりとも、俳優でもあるらしく、非常に達者な演技を見せてくれます。

あれ、東映にこんな俳優いたっけかな、と思わせるような。

あと、特筆すべきなのは、金田龍之介演じる大本教中興の祖、出口王仁三郎。

今はそれほどではないでしょうが、この時代の大本教と言えば隆盛を誇り、国家からもおそれらた宗教団体。

決して出口王仁三郎に金田龍之介が似ているわけではないのですが、よくぞ演じたキャスティングした、という感じです。

金田龍之介、本作ではちょいと出ですが、存在感はさすがです。

若い植芝盛平の精神的支柱という役柄が非常に説得力あります。

そして、東映悪役に欠かせない汐路章。

オーバーアクト気味の演技で入れ歯外して老け役チャレンジ。孫娘の志穂美悦子を引き連れて。

仁義なき戦いの広能の恩師役より老けてます。

その正体は・・・・・・・。どっちみち、悦っちゃん同様、ストーリーにはそれほど絡みません。

さらにその志穂美悦子に至っては、とりあえず出しとけみたいな感じですね。

このジャンルで悦っちゃん出しとかないとおさまらんだろう、みたいな。

ラストは当然、治郎・真一の兄弟対決。

映画の最初で治郎は兄にボコられてるので、さて、どれくらい修行の成果が出たか。

相変わらず、合気道は出て来ませんが、仮面ライダーのお約束採石場みたいな所でラストの立ち回り。

当然主役なんで治郎は勝たないといけません。さてどうやって無理なく勝たそうか。

兄貴は強いぞー。