月別アーカイブ: 2011年6月

読書レビュー:MY LIFE OUT SIDE THE RING〜わが人生の転落


ハルク・ホーガン,マーク・ダゴスティーノ
双葉社
発売日:2010-10-20

ビル・クリントンほどではないが、結構分厚い本である。

日本と比べるとアメリカは本は非常に高価である。というより、日本は本が安いようだ。

アメリカでもっとも有名なプロレスラーである「ハリウッド・ハルク・ホーガン」の自伝。

この厚さでは、それこそ、アメリカンな内容で、途中で挫折するだろうなと思っていた。

しかし、存外面白く、読み進めることができる。

と思いきや、やはり2/3を読んだところあたりで、どうも雲行きがあやしくなってきた。

なんだか、身内(離婚したホーガンの妻)のことや、仕事の契約上のトラブル・裁判沙汰など、プロレスに関係ないことがだらだらと続き始めるのだ。

まあ、素顔のホーガン=テリー・ジーン・ボレアについて興味があるわけでもなく、イヤになって読むのをやめてしまった。

映画「ビヨンド・ザ・マット」「レスラー」以降の著作でもあり、いまさら暴露本でもないが、裏話が赤裸々に描かれてはいる。その件については特に興味をひかれることはないけれども、80〜90年代のマット界の変遷の真相(?)としては面白い。ドラッグとかね。

あと、ビンス・マクマホンの成り上がる背景であったり。

人間ハルク・ホーガンはやはり興味深い人物である。自伝であり、当然一人称で描かれ進展していくので、話半分以下には読んでいるのだが。

あの、最強の大男が、本人言うところのヒステリーなわがままな愛妻とその親族に振り回されるというのは、ある意味お約束か。

おそらく編集者との共著なので読みやすさはあるとおもう。冒頭から自殺寸前のシチュエーションで始まるところなんか、ドラマチックですね。

最後まで読めなかったので、結論は書きにくいけれど。いいんじゃないでしょうか。

かつて、ゴッチやテーズは、最近のプロレスの象徴としてのホーガンをなんちゃってレスラーのようにこき下ろしていたが、ここではそのホーガンが新鋭のザ・ロックあたりを、今どきの甘ちゃんレスラーとして扱っているのがなんとも興味深い。

ヘロヘロ ヘロン


野生の鳥なんて、すごく人間を警戒しますよね。

近くに池があって、いかにもリタイア組のおっさん連中が釣りをしています。

タックルから見て、多分、鮒釣でしょう。

ほんとは釣りとかしてはいけない場所なんですけどね。

先日、出かけるときにふと見ると、釣りのオッサンのすぐ横に大きなサギが立ってます。

直立不動、微動だにせず。

超(鳥)然と・・・?

ここまで人間に近付いているサギは初めて見ました。当然、オッサンが近付いているわけではなく、鳥の方から近付いているものとおもわれます。

何をしているのだろう。

もしかして、釣果のおこぼれにあずかろうというのか?外道はこちらにいただきます・・・的な。

そんなことあるのかな。サギの見事なハントは見たことあるし、自分で捕れるだろうに。

ふーん、と思いながら、出かけて四時間後。

\(◎o◎)/! えー、まだいる。位置はオッサンの右から左に移ったけど、距離は近づいてるぞ。

やはり、微動だにせず。

おっさんも、特に気にする風もなく。お互い水面を見つめながら。

なんか、公園の鳩化してないか。

餌付けされるなよ。野生の誇りを失うな(;・∀・)

激辛商店街再チャレンジ


昨年の夏、評判を聞いて「たのもぉ〜」という感じで訪れた、京都向日市の激辛商店街。

中でも、多分、トップクラスに辛いであろうと思った中華料理店 麒麟園の激辛坦々麺にチャレンジしました。こちらのブログエントリーを参照。

レヴェルは1から5まであります。当然、最強のレヴェル5に挑戦するつもりだったのですが、お店のご主人にとめられてできませんでした。

レヴェル4で妥協して・・・しかし、想定外のその辛さになんとか食べたものの、どうにも負けた感が払拭できず、胸に少しひっかかっていました。

そこに、ラーメン食べ歩きのツレから再チャレンジの誘いがあり。

と、行ってもヤツは辛さには弱く、自分では食わない。空手道場で面倒をみている大学生とその同級生に水を向けたところ、食いついてきたらしい。

と、思ったら、その件の空手青年ではなく、同級生の方が激辛好きらしい。

しかも、中国から留学生で女子とのこと。

いや、もぉ、いい年をして、大学生ノリもないだろうと、ちょいと及び腰ではあったのですが、ヤツはどうしても許してくれず、日中親善激辛祭りということになっちまいました。

ヤツの車で学生二人をピックして激辛商店街に向かいます。

レヴェル4でかなり手ごわかったというか、後遺症があったので、んーー、レヴェル5となると、結構ナーバスになりつつ、京都をめざす。

空手マンのFくんは見た目は空手やってるようには見えない、優しい感じだけど、かなり強いらしい。でも、辛さには弱いらしいヽ(^。^)ノ

関西を代表する大学生です。

で、同じ大学に留学しているKちゃんは卓球の愛ちゃんに少し似たカワイイ子です。それより、なにより、来日4年目にして、すっげー日本語がうまい。

確実にアグネス・チャンよりはうまい。

なんでも、中・韓・日がペラペラのトライリンガルとのこと。

吉林省の出身らしいけど、激辛がデフォルトらしい。これは手ごわい。

さて、1年振りの麒麟園に到着

やる気満々の若人とオッサン一匹(;´Д`)

出迎えてくれたママさんに、自分は去年、レヴェル4はクリアしたので、本日はレヴェル5をオーダーさせてちょうだい、と。

で、Kちゃんも当然5かと思いきや、「3」ってヾ(゚Д゚ )ォィォィ

しかし、まあ、女の子に無理強いするわけにもいかず。最初やし。

ほな、ボクはモルモットかい(#゚Д゚)ゴルァ!!

で、ヤツは最低レヴェル2にしろと言ってるのに、1だと。まあ、帰りの運転で調子悪くなられても困るしね。

空手少年は坦々冷麺のレヴェル1。しゃあねぇなあ。

冷麺で汗だらだらって・・・(;・∀・)
激辛坦々麺レヴェル1
Kちゃんオーダーのレヴェル3。このレヴェルから、麺そのものがハバネロ練りこみに。

なんか厨房から「5辛はオレが行く」とかなんとか聞こえてくる。

なんだそりゃ。レヴェル5は調理に特別なスキルがいるのか?

と思っていると、レヴェル5登場。

と、同時に激辛マンも登場。

激辛ポーズらしい
残るはボクのレヴェル5。

「オレが行く」って・・・、そういうことか?(*゚∀゚)

これがレヴェル5。どうでしょう、色が違うかな。

去年のレヴェル4と比べても色は薄いような気もします。

やはり、経験則から、食べ方にコツがいる。すするなど、もってのほか。

いかに気管にカプサイシンガス(?)を触れさせないかがポイント。

とりあえず、辛さはなんとかなる。

ガツガツとは食えませんが、そこそこのスピード(延びない程度)で完食。

超激辛スープは、油分(ラー油?)と塩分が多いこともあり、飲み干すことは諦めました。

多分飲んでたら、ヒドイことになってると思います。

一応の完食

レヴェル5を残さず食べたということで、ママさんからレヴェル6〜10への挑戦権を与えられました。

って、えーーーーーー(@_@) 聞いてないぞ。

どうも、イベント用の裏メニューらしい。

それはちょっと・・・ビビってる自分がいる。

さて、とりあえず、目的は達成。

使用前、使用後。Fくん、パンツ汗か?オッサン、目が死んでるぞ!

Kちゃんは、レヴェル3くらいではやはり余裕のよっちゃんらしい。

再戦を誓って、若い衆と別れたのでした(^O^)/

まだまだ、いけるぞ、自分!!

雨上がりの箕面滝道


頚椎椎間板ヘルニアがなかなか完治しないので、あまり走らない方が良いのですが、動かないときーがくーるいそぉー♪なんで、ボチボチと走ってます。

向かうのはやはり箕面滝道。

梅雨の合間に少し晴れているので、家族連れなどが多いです。

外国人(アジア・中東系が多い)の家族が、ベビーカーなんかを押しながら登っているのが目立ちます。

雨上がりなので、いつもにもまして、苔むしています。

西洋では苔は汚い物としての認識らしいのですが、ボクなんかは苔すきですね。
愛好家なんかは山からいい苔を持って帰って家で鑑賞してますしね。

これらの外国人達はどうなんでしょうか。

基本的に滝道は綺麗に舗装されていて、誰でも気軽に歩けます。

しかし、ちょっと横道にそれると、かなりディープな山道になります。箕面駅からすぐで、これだけ山奥感が味わえるのは貴重。

静かです。
絵馬とか見てると面白い。
冷たい山水。飲めません。

火照った体。腕を洗って、顔を洗う。冷たくて、まさに極楽です。

ガス灯
滝道は電線を全部撤去して、ガス灯に変わるらしいです。(・∀・)イイネ!!

タンドリーチキンの出来上がり


焼きあがりました。

はっきりいって旨いです(*゚∀゚)

失敗といえば、魚焼き器で焼くのは大変だということ。

3ピースくらいなら問題ないのですが、魚焼きに敷き詰めるとなかなか焼けない。
焼く場所によって、かなりムラがある。

焼き加減はgoodです。

焼くのにも時間がかかるので、大変。

なもんで、こんな愛想のない写真になってしまいました(;´д`)トホホ…

タンドリーチキンのソーズが残るので、これはカレーに流用できます。

タンドリーチキンつくったよ


この間、近くのBAR NICOで焼肉パーティーがあったんです。

その時、F腹さんが仕込んで持ってきた&アッキー店長がかぶりつつ作った「タンドリーチキン」がエライこと旨かったので、自分でも作ってみようと・・・。
この週末には誕生日の息子も帰ってくるし。

どうでもいいけど、NICOの隣はネパール料理屋で、向かいはインド料理屋なんですけどね(^^ゞ

それと、この件をツイートしたら、レシピ教えてとリツイート頂いたので、嬉しくなってね。公開します。

F腹さんにおしえてもらったり、クックパッドでよさげなサンプルを参考にしたりしたボク流ですが。

漬け込んですぐに味見したけど、なかなかです。

今日で3日漬け込んだので、さらに旨くなってるはず!!!

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        レ  シ  ピ
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※かなり多めに肉を用意しました。多分5人分くらいです。

鶏 ささみ 手羽元
(好みで胸肉や手羽先など、なんなら鶏でなくてもいい)

ターメリック                  
パプリカ
クミン
カルダモン
岩塩
カイエンペッパー(ハバネロパウダー)
ローリエ
ブラックペッパー              以上は好みで適当

ヨーグルト      半分くらい
牛乳         適当
レモン        一ヶ

ニンニク       二欠け
生姜         多め
玉ねぎ        大きめを半分

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        手    順
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1)まず、ボールにヨーグルトを適量、250gくらい

プレーンヨーグルトです。

2)生姜・ニンニク・玉ねぎをすりおろして投入

新たまねぎなんで、水分が多すぎたかな

3)スパイス投入 ターメリック・パプリカ・クミン・カルダモン(この香りが)・岩塩(F腹さん曰く多めがいいそう)・カイエンペッパー(辛さを調節。私は激辛派なので、ハバネロ)・ブラックペッパー。それと、レモンを半分絞り入れます。

ほんと、量は好みで決まりはないと思います

そしてまぜるまぜる。味を見ながら。いやぁ、この時点で旨い!ヤバイ ( ゚∀゚ )
でも、ちょっと辛すぎたようなので、牛乳で調節。

4)鶏肉処理 味がよくしみ込むように、フォークでグサグサ。

ささみです

5)手羽元は皮が固いので、包丁でも切り込みなど。

余分な皮は切り取ります。グサグサして切り込みも。

6)肉の水分をふきとります。

キッチンタオルで。

7)レモンを摺り込む

先ほどの半分の残りのレモンとお好みで塩コショウを摺り込む。

8)ローリエ

これは浸け込む直前でもいいと思います。

9)いよいよ肉を

順番はどちらでも、十分に揉みこみましょう。

10)仕込み完了

もれるとマズイので、ジップロック

さて、これで仕込みは終わりです。

1時間ほどで焼いてもいいのですが、気合を入れて3日間冷蔵庫で浸け込みます。

今日食べるんですが・・・出来上がりは又改めて ヽ(^。^)ノ

麺屋 一慶


茨木市内はかなりラーメン屋が多いです。

でも、店同士の場所がそれほど集まってるわけではないので、激戦区とは言いにくい。

そんで、かなり一般的評価の高い名店が多い。

こちらもそのひとつです。

気合の入った塩ラーメンがイチオシ。

落ち着いた内外装

まだ、いまのところ、Googleストリートビュー(このあたりは2009年度ver.)には掲載されていません。

阪急茨木市駅から、徒歩圏内。

当然、塩ラーメンとご飯を少しオーダー。

といっても、このピンぼけはないようなあ。すんませんm(_ _)m

ほんとにこの写真でシズル感を演出しようとしても全然ムリ┐(´д`)┌ヤレヤレ

うまいんです。間違いなく。

コクとボディのがっつりくる濃厚にしてあっさりしたスープ。

それが十分なサイズ(薄め)のバラチャーシューの旨さも引き立てています。

中細麺のスープとのからみ具合もよし。トッピングの白髪ネギもすっきりしています。

まあ、写真がひどいので、文章で表現してみました。

多分、誰が行っても旨いという店だと思います。

★★★★☆

読書レビュー:七勝八敗で生きよ


天龍 源一郎
東邦出版
発売日:2007-12

これはまあ、天龍源一郎(著)というよりは、聞き書きですね、多分。別に、天龍 著 と書いてある訳でもないし、編集者というか、ゴーストライターが読みやすくまとめてくれているのであれば、全然問題はないです。

ちょっとひねった構成になってます。

最終章に自分の生い立ちから少年時代・相撲時代などが書かれています。

あとはプロレスファン向けのプロレス観とか・・・すこーし愚痴とか・・・SWSの件とか。

ちょっと引くというのは、最初のほうからジャンボ鶴田の悪口が結構出てきます。割と全編通じて。

てことは、天龍革命ってアングルでもなんでもないやんちゅう話しですね。マジで嫌ってた節がある(;・∀・)

「死人に口なし」っていうことは重々わかって書いてる(暴露っぽい)んだと思います。
最終章に近くなると、そんなジャンボが反面教師になって、現在の天龍が作られた。早世したブロディやジャンボに恥ずかしくない試合を心がけるみたいなことが書かれているので、ちょっと救われる部分はあります。

ジャンボ鶴田はフィジカルにも恵まれまくった天才であったがために、努力というものを全く怠った・・・と。まあ、ここまでは生前からも言ってたように思いますが、人間性までいろいろと。
なんかちょっと天龍源一郎らしくない物言いかな。

らしくないといえば、アメリカ遠征中に、日本の彼女に頼んで音楽を送ってもらってたんだけど、そのオーダーがなんとユーミン\(◎o◎)/!それをギャグとかじゃなく、さらっと流してるところがなんとも(;´∀`)  あの天龍が「中央フリーウェイ」とか?

それと、別に悪口でもないんですが、馬場さんの事・・・他の大多数の人のように、馬場さんをことさら尊敬してる風でもなさそう。

天龍のひたすら豪傑イメージが少しブレるかもしれない一冊です。