被災しました。
震度6弱エリアで、震源地にかなり近い場所です。
朝、車に乗ろうとドアに手をかけた瞬間でした。
一瞬の地鳴りの後に猛烈な揺れに襲われました。
眼の前の車がグワングワンと揺すぶられ、立っている自分もバウンドするような感じです。
自宅が東西方向に揺さぶられ、壁に亀裂が走るのが見えました。
揺れて数秒後にJアラートが鳴ったように記憶しています。
部屋の中は惨憺たるものです。
自分の部屋はCDと本の海と化し、2台のモニタと32型のテレビが放り出されています。
テレビは無残に割れ、ニュースを観ることもできません。
幸い怪我をすることもなかったのですが、自宅敷地内の水道管が割れ、向かいの家めがけて噴水状態になっていました。
(ダーティーハリーで消火栓が吹っ飛んだときみたく)
隣のご主人が止水栓を締めてくれたお陰でそれほど長い間の放水ではなかったのですが、殆ど呆然として止水栓を締めるという発想も浮かばなかったのが事実です。
その後、水道局に電話をしたのですが通じず。
やっと通じたのですが、やはり自宅敷地内のことなので、通常の業者に依頼してくださいとのことで、水道組合の電話番号を教えてくれました。
そこから又業者を教えてもらい、何軒かに連絡をしたのですが、やっぱりどこも手一杯でいつ行けるかわからないとの返事。
仕方ないので、目途が立ったらコールバックくださいと言って電話を切りました。
水道が止まると、何よりもまずトイレが困ります。
噴水をぶっかけたお向かいさんが親切で、ウチの水をいくらでも使ってくださいと言ってもらえました。
何度も往復してバケツリレーをしていると、夕方近くなって思いもかけず水道屋さんが来てくれました。
最近お願いする街の職人さんが、結構プロの仕事をしてくれ、非常に格好良いのですが、今回もそうでした。
状況を見て、改めて出直すのかと思っていたら、すぐに掛かりますと。
実際、30分ほどで修理をし、見事に復旧してくれました。
もちろん、リーズナブルな価格で。
ほんと、水道屋さんがスーパーヒーローに見えました。
作業後、水道屋さんに一つ質問をしました。
ツイッターとかで、今水道水が濁っている地域があるらしいけど、しばらく飲まない方が良いのですか?
その時の水道屋さんの答え。
まあ、大丈夫でしょう。
でもね、水道屋がこんなこと言ったらだめですけど。いつも水道管を覗いている自分としては、水道水を飲む気にはなれませんね。
だって。
ほんとにそれは言ったらだめでしょう。
なんか、大阪の水道管の老朽化は全国ワーストワンらしい。
松井さん。IR法なんかいらないから、水道管なんとかしてよ。市区町村単位かな。
しかし、これで大阪万博誘致にケチがついたのは確実ですね。
現在も避難している人たちがたくさんいるので、自分など幸せな方です。
当面ガスは止まっていますが。
余震(本震かも)が気になって、片付け作業もその気になりません。