月別アーカイブ: 2013年7月

当たりクジなし、それをいっちゃあ、おしまいよ!


縁日のくじ引きに当たりクジを入れずに営業していたテキ屋が逮捕されたそうです。

逮捕って凄いですね。

少し前には、大阪府吹田市の市民祭り(吹田祭り)に出店する新農組合の親分(元暴力団)が、地域の店舗に圧力をかけて「自分たちと同額で売れ。でなければ売るな」と時代劇のヤクザみたいな事を言ったらしいです。

いや、市レベルのイベントですよ。そんなこと言ったらどうなるかわからんのでしょうかね。

勿論、こちらも逮捕。

その他のテキ屋も出店できず。アホですね。

☆  ☆

そもそも縁日の屋台はご祝儀価格です。

綿菓子なんか、キザラ少々と割り箸のみ。入れるビニール袋にキャラクターを使用しているので、多分これが一番高額でしょう。変な感じですが。

(関係ないですが、縁日で売っているお菓子やお面まできっちりと版権が生きている日本て、結構凄いですね。)

それが定位置で毎日営業しているわけではないので、相場より高くなるのは分かります。
しかし、まったくの詐欺というのは頂けませんね。

それはそうとして、逮捕というのはなんかどうしてもギスギス感を感じてしまいます。

今はなくなりましたが、少し前まで大きな縁日では見世物小屋が出ていました。

小屋の看板にはこれ以上なくおどろおどろしく、大蛇を巻きつけた蛇女や、顔は人間で体が牛の兄妹などが描かれていました。

もちろん、中にはまったくそのような方はいらっしゃらないわけなんですが。

詐欺っちゃあ詐欺ですわね。

でも、そんな事で文句言う人はいません。

おおらかというか、狐と狸の化かし合い。

前者のシャレにならない恐喝行為は論外ですが、当たりクジっていうのはねえ。

ホントにwiiとか当たると思ってたんですかね。

被害者は1万円以上突っ込んで当たらないのでおかしいと思って警察に届けたらしいですが。

この被害者(と呼んでいいのか)にも全く同情はできない一件であります。

ラーメンレビュー:京都四条大宮 ラーメン大ちゃん&祇園祭


長年大阪に住んでおりますが、いまだかつて祇園祭には行ったことがない。

日本三大祭なのに。

もっとも、それほど祭りが好きなわけでもないんですけどね。

それでもやっぱり、せっかくなんで、どんな感じかだけでも見ておこうと、空いてそうな日曜日を選んで京都まで行ってみました。

知識がないので、いつどこで何をやってるのか、皆目わからない状態なんですが。

とりあえず、JR京都駅で降りて、適当に歩いてればなんかあるだろうと。

多分、遠方から気合を入れて祭り見物に来る人達はそんなことはしないんでしょうが、なにせ、近いので適当です。

原発事故の影響で一時はかなり海外からの観光客も落ち込んでいたようですが、観る限り駅周辺は日本人と外国人が半々くらいな感じ。

春に金閣寺へ行った時は、国籍不明のアジアからのお客さんがわんさかいたので、それを考慮すると、外国人率はもっと多いのかもしれない。

そこそこ暑い中、京都タワーを過ぎて左の方に歩きます。

なんか、そちらへんでなんかあるようなことをチラとネットで見たので。

東本願寺にちょっと寄ります。

木造寺院としては、物凄くでかいですね。

ここも初めて来ました。

本願寺横の川には蓮がいっぱい。ということはこの下はレンコンか。
本願寺横の川には蓮がいっぱい。ということはこの下はレンコンか。

ていうか、ほとんどちゃんと行ったところってないんですよね。

清水寺と平安神宮・大原の辺りくらいかな。

ぐるーと歩いて、そろそろ右へまわって帰ろうか。

お腹も減ったし、ラーメン屋さんはないかしら。

京都だから、お寺と同じくらいラーメン屋もあるだろうと思ったのですが、結構日曜日は休業日のところが多い。

スマフォのラーメンなびで検索すると、さすがに駅前には沢山あります。

四条大宮、嵐電の駅があります。

迷った上で決めました。

ラーメン大ちゃん。

空いてたので。

帰ってからGoogle Street Viewで検索すると、この場所は情熱ホルモンだったようです。

なのでAPIは貼りません。

割と新しいお店で、洛西ニュータウンにもあるみたい。

味噌ラーメンが売りなようなので、そいつをオーダー。

それと瓶ビール。キリンのラガー。

あと、嬉しいのが餃子3ケというのがありました。

ちょっと食べたい時にうれしい。

麺は中太ストレート。

スープは好きな感じのみそ味です。コクがあって大変に旨い。

餃子もいける。一つはラーメンに入れて食べます。

味噌ラーメン。餃子3ケが好ましい。
味噌ラーメン。餃子3ケが好ましい。

スタッフの感じも良いので、又来たいお店です。

★★★★☆

ボケボケ。サングラスは外してファインダーのぞきましょう。
ボケボケ。サングラスは外してファインダーのぞきましょう。

すっかり満腹になり、四条通を東に歩きます。

すると、いわゆる祇園祭の雰囲気が ( ゚∀゚ )

こんなんとか
こんなんとか
こんなんとか
こんなんとか

人混みが辛くなってきたので、京都駅に帰るべく脇道を南下します。

細い道でも小さな鉾があるんですねえ。

それなりに立派
それなりに立派

夜の方が楽しいんでしょうが、又今度ということで、引き上げました。

今度はちゃんと下調べしてきます。

映画レビュー:強盗放火殺人囚


著者 :
東映ビデオ
発売日 : 1988-04-08
しかし、このタイトルはもうちょっと何とかならなかったのでしょうか。

「強盗」で「放火」で「殺人」の「囚人」です。

ただの人間のクズでしかないですよね。

こんな映画の主役なんか誰がやる?

はい、松方弘樹です w

松方弘樹主演の東映脱獄路線(そんなのがあるかどうか知りませんが)。

『脱獄広島殺人囚』 『暴動島根刑務所』に続く3作目です。

前二作と較べても、無駄にキャスティングが豪華な気がします。

演技陣を書き出すだけでもお腹いっぱいになります。

その分、ストーリーの迷走ぶりがスゴイ。

これぞ70年代東映プログラムピクチャの醍醐味!

☆ ☆

今はカタギになり、飲食店をやっていたのですが、何の間違いか刑務所に入ってしまった松方弘樹。

シャバでは異常に色っぽくてキレイな妻ジャネット八田が待っています。

模範囚なので、仮釈放の内定が入り、それを面会にきたジャネットと楽しそうに語らう松方。

その隣ではなぜか聾唖者の囚人@蓑和田良太と手話で面会しているこれまた聾唖者の志賀勝。

必要なのか?このシチュエーションは?

その手話を見て、看守@小島三児が「規則だから、筆談しなさい!」って、ギャグっぽいんですが。

その他にも放送禁止用語満載なので、DVD化は難しいかも知れません。その前にニーズがないかも。

このようにこの3作目は前作と比較してかなりコメディ要素が高いです。

まあ、コメディというよりは正確に言うと単発ギャグなんですが。

演者の濃さと、シリアス(?)とギャグの波状攻撃が作品をより一層カオスな状態に発酵させていきます。

☆  ☆

もうすぐ仮釈放なのですが、仲間に頼まれた松方弘樹は刑務所内で印刷されている、難関医学大学の入試問題(゜o゜; を塀の外へと投げ出します。

拾ったのは、その問題の横流しで大儲けを企むヤクザ。

松方弘樹にそれを依頼する仲間というのは、上記ヤクザの内通者:岩尾正隆。

なんというか、囚人の中でもいじめ役とか特に悪い囚人演らせたら、世界中で右に出る人はいませんね。岩尾さん。

☆  ☆

特にこの辺りの映画前半に出てくる俳優陣が”特濃”です。

松方弘樹の周りにいるのが、殿山泰司・石橋蓮司・前田吟・川谷拓三・・・

前田吟は初っ端から印刷機を操作してるので、どうしても違う映画シリーズを連想してしまう。しかも、川谷拓三と義兄弟の在日コリアンという設定。呼び名は当然の如く「アリラン」拓ボンと二人で朝鮮語でのやり取りを頑張ってますが、どう聞いても朝鮮語には聞こえない。残念。

そしてさらにスゴイのが看守や所長の皆さん。

小松方正・菅貫太郎・沼田曜一・西田良・阿波地大輔・・・

しかもこの人達(前3人)がほとんど端役扱い。

菅貫太郎だけはヒットラーそっくりの謎なメイクで頑張ります。いわゆる怪演(ノリノリ)。

松方弘樹を拷問するからヒットラーなのかな。

一方、小松方正が珍しくおとなしい淡々としたセリフ。

沼田曜一に至っては、セリフが二言三言のみで、本日閉店。

なんか、たまたまスタジオに遊びに来てたのか?みたいな感じです。

かえっていつもはインパクトだけであまり目立たない西田良・阿波地大輔が大活躍。

ほんとにこれだけでお好きな人は大満足でしょう。

☆  ☆

さて、仮釈放で松方弘樹に出所されては、極悪アルバイトに支障が出て困る岩尾正隆は、裏から手を回して、出られなくします。

それが分かってキレた松方弘樹は岩尾正隆をボコる。

さらにその仕返しをするために岩尾が懐柔したのが、「怪物」然とした・・・

はい、満を持して若山富三郎登場。

前科何犯かわからないけど、ほぼ一生出られないであろう、漫画のような化け物囚人。

大好物の酒一杯で松方を殺しそうになり、二人で別の刑務所に移送されます。

それを襲撃したのが、試験問題横流し黒幕:遠藤太津朗の配下。

辛くもその襲撃を逃れた二人ですが、なぜか急に男の友情が強く芽生えます。

「夜の大捜査線」のような、葛藤の描写とか一切なし。

東映的ご都合主義で、若山先生もさっきまでの怪物ぶりから一転して、いつもの憎めない島村清吉や熊虎親分になってしまいます。

☆  ☆

なんせ、ほとんどヤクザと警察関係と被害者しか出てこない、条件の限定されたお芝居です。

それから、もうこれでもかというくらいの場面転換があり、着地点が見えないままラストに向かって行きます。

好きな人や深夜の3本立てで寝たい人には良いでしょうが、普通の観客は多分置いて行かれるでしょう。

☆  ☆

印象に残ったシーン。

◎エロ&バイオレンス

お色気担当はジャネット八田・春川ますみ、あともう一人、遠藤太津朗の娘・森田めぐみ(知らない)

松方弘樹がハッスルハッスル!

正司照枝も出てますが、もちろん、お色気は担当してない。

◎遠藤太津朗の名演

松方弘樹に娘を人質にとられた遠藤太津朗が、その脅迫電話で流す脂汗。

ウソみたいに途中からダラダラ流します。これが演技だとしたら凄いです。四六のガマです。さすが遠藤太津朗!

◎念願の柔道対決

警察官の宴席に暴れこんだ若山先生。警官とは知らず、酒肴を蹴倒します。

上座でご機嫌だったのが、大前均。

若山先生vs大前均。有りそうでなかったマッチメイク。

両者ともにガチで柔道有段者。

さすがにゴツい若山先生も大前均と対峙すると分が悪い。

登場時の怪物性が消え失せてる若山先生は、ストーリー上、大前均の腰投げ二発で松方弘樹がタオル投入。

実際は大前均はびびってたんじゃないかなあと想像されます。

でも、いいもん観られました( ゚∀゚ )

☆  ☆

最後はまあ、東映らしい終わり方。

最後に松方弘樹がジャネット八田に「女には一生わからんわい!」と言い捨てますが。

いや、男でも分かりません。かなり特殊な価値観だと思います。

映画レビュー:新 仁義なき戦い 組長最後の日


著者 :
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
発売日 : 2013-05-31

かなり前に観たけど、再度観てみました。

いろいろと思いだします。

新・仁義なき戦いの前作と今作は本編の広島から舞台あ九州に変わります。

東映の意向で無理やり作った感もなきにしもあらずですが、この最終話は監督の深作欣二と菅原文太が本当に作りたかった映画らしい。

全体的にユルい感じもしますが、よくできていると思います。

九州・筑豊側がメインで、主人公の菅原文太がこちらです。そして、バトルの構図とししては神戸対福岡です。

そうなんですが、神戸の組長を(モデルの親分は今年生誕100年らしい)殺(と)るのがキモなので、舞台は関西が多くなります。

筑豊の親分組合「七人会」の一人、多々良純から全幅の信頼を得ているのが若頭:菅原文太。

そしてその妹の亭主(つまり義弟)である和田浩治が大阪に流れてくるので、そのカラミもあります。

和田浩治は「仁義なき」準主役の渡瀬恒彦に見た目ちょっと似てる感じなんですが、いかんせん迫力不足の感は否めません。比べる相手が悪いw。

ここは渡瀬でいってほしかった。

☆ ☆

何と言っても本作での白眉は和田浩治の親分、藤岡琢也とチンピラ桜木健一のリアルネイティブ関西弁。

桜木健一は前シリーズでもイイカンジではじけていましたが、今回はより一層アイドルからの脱皮を図っているようです。

どチンピラなんですが、このセリフ回しはネイティブでないとムリです。

ここに書き写すことも無意味でしょう。ていうか、できません。

それを上回るのが藤岡琢也のハジケっぷり。

やたら怒号するだけのアウトレイジがギャグに見えてきます。

「堂に入った」という表現がぴったりでしょう。

この人、じゃりン子チエの「堅気屋」の社長を見る度に藤岡琢也を思い出します。

どちらかというと、おっとりしたイメージの役柄が多いだけに、そのギャップが面白い。

ちくのうを患ってて、しょっちゅう点鼻薬をシュコシュコやってる役作りとか誠に秀逸。

打算計算の近代ヤクザばかりの中で、見事にアブナイキレっキレ武闘派ヤクザを演じています。

これもネイティブしか演じ得ないセリフ回し。

☆ ☆

郷鍈治の元韓国軍人の殺し屋が無意味にカッコイイ。

けど、結構間抜けで、結果大変なことになっちゃうんですが。

あと、梅津栄の聾唖ヤクザ。

こういう役を演らせたら天下一品。

何気ない役なんですが、映画に深みをもたせるというか。

任侠映画にもよくあるような設定です。

☆ ☆

この映画自体、パーツパーツにモデルはありますが、ストーリーとしては実録とは言えません。

ラストの伊丹空港での立ち回りも、無許可のゲリラ撮影なんだろうなあ。めっちゃ迷惑。

イケてるブルートゥーススピーカ CREATIVE


シャレにならない暑さの中、梅田から帰ろうと思ったけど、なんか義務的にヨドバシカメラに寄ってしまう。

ここまで来たら素通りできないというか。なんか買う確率はかなり低いですけど。

コムサががあった時はもっと楽しかったんだが。

PC関連をやっつけて、3Fのオーディオコーナーへ。

かねがね、作業をしながらiTunesを使っていると、負荷がかかっているし、コンピュータを立ち上げていないと聴けないというのを改善したかった。

なんか、安いスピーカがあります。

Bluetoothの。

2980円(@_@)

3段階くらい料金があって、一番安い型です。

「お手持ちのデバイスでお試しください」と書いてある。

Bluetoothマークのボタンを長押しするだけで接続できます。

もう一つ上のランクの商品は電池も使えるけど、それはなくてもいいか。

ヨドバシのポイントを1000pt使ったので、実質1980円。

一回呑むのを我慢すれば。

使用感はいいです(^O^)

Bluetoothなのでめっちゃお手軽。コンセント差すだけ。

手元のiPadを操作するだけで使える。

いいわこれは。

もちろん、音はそんな良くないかもしれないけど、コスパ的には大満足。

D80
白があれば嬉しかったんですが

読書レビュー:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年


村上春樹版ドラえもん。

読んでてまず思いました。

のび太くんが主人公で、ジャイアンとスネ夫も出てきます。

なぜかしずかちゃんが二人いるのですが。

肝心のドラえもんは誰でしょうか。

☆ ☆

さて、村上春樹を全部読んでるわけではないですが、初めての投げっぱなしジャーマンでした。

いろんなものが放置されたまま・・・。

何度か読まなければならないのかな。

「カフカ」や「1Q84」のような、同時進行パラレルパターンでもなく、本来ならば気持ちよく読了できるような内容なのかなと思ったのですが、あにはからんや。

あの件とあの件と、それとあれはどうなったんだ?という読後感。

でも嫌いじゃないです。

☆ ☆

なぜ名古屋が舞台なんでしょうね。

名古屋ジモティの登場人物たちが沢山でてくるのに、名古屋弁がまったくない。

あえて、そうしてるんでしょうか。違和感。

で、ジャイアンの会社は名古屋なのでトヨタのディーラー。

トヨタと村上春樹にはなんらかの契約とかあるんでしょうか。

もちろん、自分と自分の作品の影響力はわかってるでしょうに。

あんなにレクサスを連呼して事細かに解説したら、CM効果はかなりあると思います。

やはり短い作品だし、再読してみましょうか。

なんか発見がありそうです。

映画レビュー:「のぼうの城」


著者 :
Happinet(SB)(D)
発売日 : 2013-05-01
原作を読んで、その面白さに映画公開を待ち望んでいた矢先に東日本大震災が起こり、そのカタストロフィ描写(物語の舞台、忍城に対する大規模な水攻め)のあまりの相似性に公開延期になり、見そこねていた映画です。

件の一連のシーンは、福島から遠く離れた関西に住む自分でさえ、胸の苦しくなるリアルな映像でした。

今回DVDで鑑賞しましたが、失敗です。これはやはり映画館の大画面で観るべきです。少なくとも初回は。

2時間半に近い長さですが、まったく冗長さは感じさせません。原作の良さを活かしたテンポの良さ。

ストーリー展開も知っているのに、引きこまれます。

しかし、原作にはないエグい戦闘シーンもあるので、子供は大丈夫かなという感じもしないでもない。

よく似たシーンは「もののけ姫」でもありましたが。

☆  ☆

さて、圧倒的な不利な状況での戦い・・・ということでは、思い起こすのが「300 スリーハンドレッド」。

どちらも史実なので、パクリ的なものはない。

まもなく続編も公開されるようですが。

「300」と比較しても、負けていません。

いや、勝っています。独断で。

「300」は『どうよ、このCGI≒CG、スゴイでしょ!』的な感じなのですが、「のぼう」はどこまでがCG?という感じ。

理想の特殊撮影です。

最近は、どこからがCGなんだ?と、つい無意識に観てしまう悪い癖がついていますが、途中からその作業が無意味なことに気付き、意識しなくなってきます。

スケールがすごい。

これが冒頭に書いた大スクリーン所望という理由です。

☆  ☆

原作では、のぼう様はウドの大木を絵に描いたような大男ということになっています。

映画ではご存知野村萬斎。

結果的に大成功のキャスティングでしょう。

エンタテインメントに徹しているので、野村萬斎の狂言舞台で鍛えた発声とオーバーアクトがピタリとはまっています。

あと、変にプロレスラーとか使わない、ぐっさんの豪傑:和泉守もケレン味たっぷりで好感度大。

佐藤浩市は渋過ぎのはまり役。

主役級三人組が好演してます。

敵組?と言っていいか。

石田三成の上地雄輔も予想以上の出来栄え。いい男ですね。

原作が先か、映画が先か。

基本、ボクは原作を最初にやっつけたい派なんですが、この作品に関してはどちらでも良いと思います。

昨今、ブラック企業が問題になっていますが(参院選にもねぇ)、人を動かすということがどういうことなのか。

この映画を観て欲しいです。

あと、やはり日本は田んぼだよ。なんだかんだ言っても。TPPも慎重に。

西国街道自転車ぶらり ランチはラーメン


先日のブログでも書きましたが、自転車にiPhoneホルダーを追加しました。

なので、ちょっとサイクリングもどきに出発。

行き先は決めてませんが、ルートは西国街道を辿ります。

茨木市を出発。

R171を京都方面へ。

西河原西の交差点を左折、ダンプ街道を北上し、名神高速の手前を右折すると西国街道になります。

しばらく走ると継体天皇陵が左手に見えてきます。

いわゆる前方後円墳で緑がこんもりトトロの森みたいで、全く古墳のパブリックイメージです。
ここは入ることは出来ません。
なんせ天皇陵ですから。

知らない間に病院とか大学とかできてますね。

高槻を越えるまではぐにゃぐにゃした道で、まあ、いかにも旧街道なんですが別に「西国街道」という案内表示がでているわけでもなく、どの道が西国街道なのか分かりません。

こんな時こそGoogle先生の出番です。

このiPhoneホルダーは結構使えます。うん、イイカンジ。

といっても、小さくて明るい屋外では見づらいので、一々停まってみるんですが。

高槻駅の少し手前、一里塚
高槻駅の少し手前、一里塚

この一里塚を超えると少しの間高槻の繁華街です。

西武高槻などを過ぎると、一本道で、旧街道の面影が強くなってきます。

古い家並みも多くなります。

しかし、どこまで行くんだろう。

そろそろ帰ることを考えないと、辛くなる。

と思っていたところ、JR島本駅にぶつかりました。見事になにもないところですね。駅はきれいだけど。

島本町立歴史文化資料館(旧麗天館)
島本町立歴史文化資料館(旧麗天館)

駅の手前には島本町立歴史文化資料館というのがあります。

入場無料。

入り口にウォータークーラーがあり、無料で飲んで良いとのこと。

これはうれしい。この辺りは名水です。

さて、もちろん、まだまだ西国街道は続くのですが、丁度良い感じで折り返し点になりそうです。

そして、お腹も空いてきたし。

iPhoneのラーメンナビを起動するも、やはり駅前にはない。

少し拡大すると、島本駅を南下していくと阪急の水無瀬駅があり、そこに一軒あるようです。

グーグル先生ありがとう。

「らーめん大道」(たいどうでいいのかな?)

大道
ありました。びみょうな店構えdすが

入り口に「禁煙」と書いてあったので、入ってみる気になりました。

時間は丁度午後二時。

入ると誰もいません。

でも営業はしているみたい。

看板には「夫婦らうめん」と書いてます。

メニューには「辛からメンというのもありましたが、唐辛子のツボがおいてあったので、ノーマルラーメンをオーダーしました。

夫婦らうめんのなの通り、カウンター中では奥さんがつくってくれるようです。

おやじさんは、なんとなく一風堂の川原社長に似ているような。

トッピングにニンニクの微塵切りもあります。

そして、お願いするとキムチとニラも出してくれるとのこと。

当然頼みます。

これはおやじさんがだしてくれる。

ちょっとぼけた
ちょっとぼけた

ラーメンができるまでキムチを食べてたのですが、カクテキでさっぱりしてて美味しいです。

さて、おまちどおさまとおかみさん。ラーメン登場。

大道ラーメン
ウマそうです

大阪風の豚骨のようです。

やさしく、今風の中に懐かしい味がします。

細めのストレート麺もやはり懐かしい味。

いつものように、何も入れずに少し食べ、一味を入れニンニクを入れニラを入れ・・・

少しずつ味を変えて楽しみました。

チャーシューも十分にボリュームがあります。

あらびきの一味とうがらしなんですが、なんか全然辛くない。

二回投入、山を崩さずにダイレクトに食べてみましたが辛くない。

相当スコヴィル値が低いのかな。

ちょっとカプサイシン耐性が高くなりすぎたかも知れません。

しかし、満足です。

替え玉も100円でできるのですが、これくらいにしておかないと、帰りがきつくなります。

美味しいラーメンでパワーを補充して、もう一度西国街道を引き返しました。

なかなか行きにくい場所ですが、機会があればまたいきたいです。

★★★★☆