月別アーカイブ: 2012年12月

マウリッツハイス美術館展 in 神戸


チラシをスキャン、武井咲もいい線いってるけどね。

やっと行く事ができました。

しかも平日に。ちょっとついでがありまして。

時間もないので、結果的にあまり展示数が多くなかったのが逆に助かった。

初めての訪問、神戸市立博物館。

神戸の街に溶け込んでます

昭和10年に建てられた建物で素敵だけど、バリアフリーとかは無縁。

もちろん、その辺は後付で完備されてますが。

入ってなぜか一旦3階へ上がれと。

そしてすぐに2階に降りる階段が。

どういうこと?ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

入っていきなり超目玉「真珠の耳飾りの少女」\(◎o◎)/!

しかも混んでないので、すぐに目の前に。

多分これはネタバレ的ですが、第一印象は「ちっさ!!」だと思います。

特に、博物館の前に大きく引き伸ばした絵が飾ってあるので、より一層そう思います。

ホントに小さいのです。

44.5×39cm

小さいですよね。

これがよりいっそう少女の可憐さを引き立たせている一因かと思います。

映画ではスカーレット・ヨハンソンが演じていましたが、モデルはいないみたいです。

フェルメールの脳内美少女。
この時代のオランダにターバンを巻いた少女はいない、という身も蓋も無い解説が添えられていました。

洋の東西を問わず、可愛いもんは可愛いと。

瞳のハイライトが素晴らしいんですよね。

特にちょっと離れたところから見ると、効果が最大限。魅入られます。

別名「青いターバンの少女」ですが、ボクはターバンの方が好きですね。

立ち止まって観たい人と、間近でじっくり観たい人のふたつの流れが用意されているのですが、空いているのでどちらでもあまり変わらない。
遠いといっても、50センチくらいしか変わらないし。

なので、一旦間近で観て、再度少し離れてじっくりとみました。

ホントはこれとは別にレンブラントやルーベンスの名画が沢山あったのですが、いきなりこれでお腹いっぱいになりました。

キュレーターにやられた感。

作品数や規模はどちらかというと小さめなんですが、充分に満足を得られた展覧会でした。

昼間のルミナリエ

船場ラーメン


数ヶ月前に前を通りかかり、気になってた店です。

何が気になったかというと、やはりその値段でしょう。
ラーメンが290円らしい。

180円ラーメンもあるので、さほど驚くには値しないのですが、やはりものには適性価格というものがあり、あまりにも安すぎると返って怪しんでしまって手が出ない場合があります。

その点商売人の最前線、本町辺りで競合していく落としどころとしては、結構説得力のある価格設定かなと。

写真を見る限り、ラーメンとしての佇まいもなかなかのもんだし。

確かこのあたりなんだがと思いながら探し歩くもなかなか見つからない。

ようやくみつけたら・・・がらんどうだ\(◎o◎)/!  閉店? やっぱり採算とれなかった?

と思ったら張り紙が。

移転したようです。

すぐ近く。いま、数十秒前に通ってきた所でした。

大きな店に越したようです。繁盛してるようで安心。

目立つようで目立たない

290円のラーメンは健在のようですが、セットメニューは少し上がったみたい。

好きだしコスパのよさそうな、チャーハンのセットを。

ワンコイン500円です。

これで500円はすごいね

量も凄いです。

味は。

まあ、あまり詳しくは書かないほうがいいかも。

この値段だから、文句は言いません。

チャーシュー・きくらげ・ゆで卵まで入って、ラーメンとしての見た目は合格ですね。

いかんせん、味がインスタントっぽい(^_^;)

チャーハンも完全に冷えてるし。

あ、結構文句言ってるわww

とりあえず、お腹へってるときにはいいかも。

多分、もう一回は行かないかな。

メニューはこんな感じです

★★☆☆☆

Team Viewer こりゃ便利+(0゚・∀・) + ワクテカ +


先日、中国で仕事を展開するお話をちょっとしました。今更で、全く目新しいものではありませんが。

別件ですが、もう、20年も前。その時はぬいぐるみを中国に発注する会社との商談でした。

その時はロットの設定がすごく、とりあえず貨車一台分というのが発注単位と言われた覚えがあります。

数年前にはそんなこともなく、小さなキーホルダーぬいぐるみを数百個単位で発注することができました。

数だけではなく、現地スタッフの教育も又、胃の痛くなる状況で、それは今もそんなに変わっていないようです。

つまり、ちゃんと設計仕様説明書を渡しているにも関わらず、全く違うものが仕上がってくると。

電子部品や機械関係ならまだましなのかもしれませんが、このような「感性」の要求されるものでは、その「違い」が顕著に現れます。

ボクなんかがたまに中国人なんかと話ししてても、価値観(というには語弊があるのですが)のギャップに埋めがたい溝を感じます。

国民性の違いであり、決して彼らに悪気はないのですが・・・。

それとは別に、現在、日本以上に超超高齢化の問題を抱える中国。

恐ろしい数の人口と、一人っ子政策のしっぺ返しで、我が国以上の高齢化問題が押し寄せてきます。

それで目をつけているのが、日本の水準の高いケアのソフト&ハード。

しかし、やはりそれもそのままでは、彼の国の価値観とは合致しません。

それはともかく、中国へ行ったとして・・・ありゃ、Googleが使えないんですよね。

どうしましょ。ここからが本題。

改めて、自分のGoogleへの依存度の高さに愕然とした次第なのであります。

で、別に中国へ行く予定も何もないのに、それを想定してリスクヘッジを試みたわけです。

まず、脱Googleか、もしくはGoogleに殉ずるか。

要はGoogleのクラウドに依存している部分ですが、これはいくつかの他社のストレージに分散もしてはおります。

しかし、主要インフラであるgmailをどうするか。

これはいまさらどうしようもないよねえ。

この10年近い蓄積を。

となると、中華人民共和国のネットをジェイルブレイクするしかないと。

さて、ビジネスマンのみなさんはどうしてるのかなと。

ググってみると、いきなり出てきました。

あ、なるほどね。

ある人はリモートコントロールのteam viewerを使っていると書いておられます。

つまり、直接Googleは使えないけど、日本に拠点がある以上、そこにアクセスすればいいわけだ。

team viewerは、別のコンピュータを遠隔操作するソフト。パソコンが苦手な人のマシンにアクセスして、遠隔操作してしまうというような使い方もします。

そんなリモートコントロールのソフトは前から知ってたけど、使う用途もないのでどんなものがあるのか知らなかったのです。

試しにteam viewerを見てみると、かなりユーザも多く、信用度は高そう。おまけに無料( ゚∀゚ )

ご利用は自己責任で・・・

しかも・・・おお、iPadもiPhoneもアプリが出てるじゃないか。

とりあえず、Win7のPC(メインマシン)にインストールしてみました。

それだけでは仕方ないので、続いてiPadの方にも。

そして、IDとpassで接続。

ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

かんたーん!! つながったよー。

ま、二台並べてなので、あまり意味はないけど、実験成功。

さらにiPhoneでも!

最もiPhoneだと画面が小さすぎて、実質作業は困難か。

これで、Google始め、クラウドを弄り倒せば良いのだわね。

まだ、ちゃんと作業してないのであれですが、パスワードを憶えてくれない(つまりその都度PC側で確認しなければならない)とか解消しなければならないポイントはあるけれど、これでクラウドだけではなくローカルのPCのデータやソフトをいじれると・・・。

便利だなー。

しかし、あれですね。

誰かにPC立ちあげてもらうとか、時間設定して自動電源とかしなければいけませんね。

もしくはスリープ時でも使えたりするのかしら。

まだまだこれから調べてみよう。

いやー、お役立ちだしオモローだし( ´∀`)

オススメです!

エル・グレコ展 国立国際美術館


エル・グレコ

名前は聞いたことあったが、ほとんど知らない。

今回のポスターをあちことで見かけても、特に食指を動かされることおなかった。

もらったリーフ。折りたたまれてます。ほんとはもっと長くて下につながった絵です。

大阪に用があり、国立国際美術館が近くだったので、行って来ました。

土曜日だったので、結構な人出です。

肖像画家なので、展示は全部肖像画。

タッチが独特ですね。

この時代にあって、印象派のようなテクニック。写実的なタッチもあるし、デフォルメされた感じのものもある。

良く言えば現代的だけど、悪く言えばポップすぎるかなという感じを受けました。

それほど感銘は受けない・・・というのは単に周波数が違うだけであり、人それぞれです。

ボクの感想なんて、そんなもん。技術論など語れるわけもなし。

あと、どの角度から見てもライトが反射して台無しという展示があります。いかがなものか。

UVカットのガラスがはまっているのでしょうが。

今回はエル・グレコよりも、特別展示の「宮永愛子」という人の作品が印象に残りました。

どうやって作ったのかなという、あちら側の視点に立ってしまいます。

なが〜い作品

発砲スチロールをいろいろな加工で成形しています。

基本、色がない

全部写真撮っていいということで。太っ腹ですね。

せんちゅうパル 北海屋


時間がたってしまったので、詳しくは憶えてません。

一応リポート。

せんちゅうパルの北の端。ヤマダ電機側の二階?(何階かがビミョウな作りなんで)田村書店の並びくらいです。

あんまり今風のラーメン屋ではありません。

名前が北海屋なんですけど、どうやら名物はちゃんぽんらしい。なぜか。

量が凄いみたいですね。二郎系とは違う意味で。

ボクは量が多いのはいらないので、好きな味噌ラーメンを。

これも結構なボリュームです

味噌ラーメンにバラチャーシュ-はあまりないかも。

特筆すべきは、スープ割り? 塩辛かったらスープ持ってきますので言ってください・・・と最初におねいさんに言われました。

特に塩辛いとも思わなかったけど、せっかくなので半分くらい食べてからスープをオーダー。

どんなもんかと思ったら、

こんな感じでした

これだけを飲んでみたら、あまり味のない所謂スープでした。

こいつを少しずつ足して飲んでみる。

これは楽しいね。

ラーメンそのものは、あまり印象のない感じですが、この楽しみは今までにない体験です。

結構、相席が普通の繁盛店でもあります。

あまり良い立地でもないけど

表にこれだけ椅子が並んでいるということは、結構行列店なのかもね。

★★★☆☆

読書レビュー:特撮と怪獣―わが造形美術 成田亨


ウルトラマン恨み節・・・的な聞き書き?

巷ではキティちゃんの仕事を選ばない姿勢が話題になっていますが、ウルトラマンもなかなかです。

シリーズだか兄弟だか、いとこだかはとこだか知らないが、際限無く続いていますね。ウルトラマン。

成田亨に言わせると、ウルトラマンと呼べるのは(初代)ウルトラマンだけであり、せいぜいウルトラセブンまでらしいです。

あとは単なる「お商売」。なんせ、なんせこの人は芸術にこだわってますから。

角とかヒゲとかつけてるのは認めないと。

怪獣デザインも三原則を作って頑なに守ってたとのこと。
なんでも、既存の生物がただそのままでかくなった「モスラ的」怪獣はだめなんだって。
恐竜そのままのゴジラもダメだって。
そこまで言ってくれると、すがすがしい。

初代ゴジラにも関わってた人だから、言う権利もあるかな。

ソフビの怪獣で、ロングセラーなのは、成田亨デザインのものだけです、と、おもちゃメーカーの人に言われたって、自分でいってるところが(・∀・)イイネ!!。

そして自分が障がい者(野口英世と同じ状態)で、彫刻の作成をしながら泣いていたと。この辺は素直な告白として、読むことができます。

アーティストというよりはアルチザンに近い人だと思います。

確かにガラモンのデザインなどは秀逸過ぎますよね。

それをさらに立体に昇華した高山良策もまた凄い。

読書レビュー:介護入門


2/3読んで放置しておいたものを読了。

前に書評として「大麻ジャキーの戯言」と一蹴しているものを見た記憶があるが、それは違うと思う。

さりとて芥川賞か、と言われると、言葉につまるが。

実体験に基づいた介護現場から、若い煮詰まった「男」の詩的なレポートではあると思う。

生活感を厭う紐育帰りが直面した介護体験。リアルであると思う。

綾戸智恵さんとは若干違う切り口で。

最大の相違は性差かもしれない。

最近は妻の介護のために要職を退いた市長さんや、「母に襁褓をあてる時」を著した舛添さんなどもクローズアップされているので、徐々に抵抗もなくなってきているのだろうが、まだまだであることは事実。

男の仕事ではないと。

そこをあえて生活感のないラップに乗せて、切り込んでいく。

マリファナを擁護するわけでもないけれど、主人公は自分を持っている。

祖母の介護をとりまく人々へのる怒りをふつふつとたぎらせ、木偶人形のようになっていく「おばあちゃん」に対する自分の態度も嘲笑する。

なぜ、このようになっても生きなければならないのか、又、生かさなければならないのか。

作者は腹を括っている。

「生きろ」「生かそう」と。

さりながら、ボクはやはり嫌だ。

そこまでして生きたくないと思う自分がいる。

自分がわからなくなり、いろいろな穴から垂れ流しになるくらいなら、死んでしまいたいと。

芥川賞だからといって、高校生の課題図書である必要はない。

読書レビュー:鴨川ホルモー


産業編集センター
発売日:2006-04

大分前に読了したのだが、放置していた。

やっぱ、読んだものはレビューしておかないと。

えらい人気なので、遅ればせながら読んだということで、あまり興味はなかった。

あと、映画では千明様が出てるということもある。
千明様、あんまり仕事選ばんからなあ。

最初でくじけそうになった。

なんでこんなに人気があるのかわからん。

京都の地理にある程度は馴染みのある身としてもだ。

まあ、それほど細密に京都描写がされているわけでもないが。

しかも、一言足りとも「京都弁」が登場しないのは、意図的なんだとは思うが、あえてその上で意図がわからん。
別に舞台が東京でも良かったんじゃないか?

映画ではさすがに京都弁(関西弁)は出てきてたみたいだが。

はっきり言って、2/3くらいまでは少々読むのが苦痛だった。

なんなんだろう。

TVゲーム的感覚なんだろうか。

だとすれば、ゲーム的なものをほぼしないボクには面白くないよな。

でもまあ、最後のあたりの盛り上がりはベタな青春ドラマ的な肌の温かみを感じさせるかなという内容で、腑に落ちた。

「プリンセストヨトミ」も映画化され、人気はあるのだろうが、多分当分2冊目は読まないかな。

多分、ラノベというのも似た感じなのか。

読書レビュー:さてみなさん聞いてください 浜村淳ラジオ話芸


誰だったか、親野新さんの著作だったか、浜村さんの軟派というか、ヘタレっぷりなエピソードを紹介していた文章を読んだ。

最も、親野新さん(だったとすれば)のほうが、余程ナマッチろいエピソードに事欠かないようにも思うのだが。

で、知らず浜村さんの「はんなり」トークとも相まって、そのようなイメージを持ってしまっていたようにも思う。

しかし、近年の攻撃的言動などを聴いていると、全く軟派なイメージではない。

関西発ということもあるのだが、政治家なども名指しで批判(というよりも否定)しまくっている。

昨今の領土問題で極端な意見に走る風潮にも、政治と文化をきっちり分けるスタンスを貫いて世論を牽制しているように見える。

ラジオを「ありがとう浜村淳です」。「ごめんやす、馬場章夫です」が終了して、関西を代表する長寿番組である。

最も、現在はこの時間にラジオを聴くこともできないのだが。
3G回線でWebラジオを聴くのはつらいし。

たまに聴く機会があると、変わらぬ名調子に、この人はお化けかと思ってしまう。

体育会系とは無縁なイメージなのだが、高校の時は陸上選手だったのだとか。

若い時のキメ写真をみると、ちょっとミッチー(及川光博ね)にも似てなくもない・・・かな?

で、本人も言っているとおり、シャベリはクサイことこの上ない。もしかしたら、最後の謳いあげ調の継承者かもしれません。

なれるとこれがクセになる。

本書のあとがきを引用する。

『ぼくの歩んできた人生など、おもしろくもおかしくもない。
平々凡々たるものである。
そのうえ「生、長ければ恥多し」の諺どおり思い出すことさえ冷や汗いっぱいの月日だった。』

と、これは謙遜と受け取って良いのか。

綺羅星の如きスター達とのエピソードなど、自身もスターに近い位置にいればこそのことだし。

その中にあって、現在大御所と言われるスターたちのデヴュー時からを知っている稀有な存在になっている。

にも拘らず、全く衰えない芸に対して、上記のお化けとしての感想が出てくるのだ。

しかし、元々ボクはラジオで公開中の映画のストーリーを最後までしゃべってしまうのには正直イラついていた時期もある。

ネタバレされるのがすごく嫌いなのだ。

しかし、であれば聴かなければ良いのだが、それをできなくさせるのが、浜村節の芸の凄さか。

町山智浩氏の「トラウマ映画館」なども面白いのだが、きっちりネタバレさせてくれるので、映画を観るまで書棚で封印してある。

日常は現在も多忙を極めているようだ。

浜村さんの場合、アウトプット量がものすごい。

常々見習いたい部分で、アウトプットすることにより、インプットの量も自動的に増え、そのサイクルが大きな風車のようになっているのだろう。

ただ、手塚治虫のように、あまりにもその量が膨大すぎると、オーバーヒートしてしまう。

浜村さん、お元気でまだまだ現役を続けて頂きたい。

と、ほぼ、あまり書評になっていない。

ネタバレ芸に対するボクなりのアンチテーゼかwww