
映画が好きでプロレスが好きだ。
食い物で言えばタコが好きでラーメンも好きだ。
本作はラーメンの中に生ダコぶっこんで、すべてを台無しにした。
我ながら、なんとわかりにくい比喩かとも思うが、ほんとに・・・。
どうしてくれよう。
主演の川瀬陽太は最近あちこちで見かけて評価されてるようです。
自分はシン・ゴジラで初見でなぜか印象に残りました。
あと、赤城というレスラー。
昔、南条隼人と名乗っていた時に少し裏方仕事をしていて本人と会ったことがあるのです。
その後はくいしんぼう仮面とかでブレークしたみたいですけど。
そんなこんなで、期待もせずに他の観たい候補作を置いておいて、時間調整もして観に行ったのです。
が。
ひっさびさです。
レビュー書かなきゃ良いとも思うのですが、逆に書かずにいられない。
上映中、この尺の短さで、このいたたまれなさ。
それでも、終わるまでにはどこか良い要素に出会えるかもしれない、と思いつつ、エンドロールまで我慢しました。
しかし・・・エンドロールの途中で席を立ったのはいつ以来か。
観るべきところが全くない!
ストーリーも陳腐だし、中途半端な関西弁は集中力を削ぐし。
設定その他も全く感情移入できませんでした。
プロレスというジャンルは清濁併せてすべてを飲み込むブラックホールだと思っていますが、この作品はダメだ。
この映画からはプロレスに対する愛情の欠片も感じられません。
そして映画そのものの魅力もない。
DVDで観て15分くらいで止めるのがちょうどよい感じ。
ここまで貶すのは自分でも不思議なくらい。
失敗したー、という言う感情を超えて憤りすら感じました。
なにが「ケーフェイ」か!
すみません。好き嫌いだけかもしれません。
同様にプロレスラーを描いた映画として。
中邑真輔の「パパは悪者チャンピオン」は未見です。
宇梶剛士の「お父さんのバックドロップ」はそれなりに良かった記憶があります。
でも、これは・・・。
☆☆☆☆☆⇒★が0ということ。