月別アーカイブ: 2012年6月

読書制限


今年は大阪マラソンと神戸マラソンが同日開催だ。

早くも大阪マラソンはエントリー洩れ。今年もね( ;∀;)

神戸マラソンは一応発表待ち。

しかし、この日は福祉住環境コーディネーターの試験日でもあるのだ。

万が一、神戸マラソンの出場権を手中にしたとしても、涙をのんでスルーしようと思います。

てなこと言ってても、多分落ちてるでしょうけど。

ほんで、それに先立つこと10/12は「宅地建物取引業主任者」の試験なのである。

こいつがくそむずかしい。
法律なんか勉強したことないし。

言語明瞭意味不明瞭の世界です。

お経と大差ない┌(_Д_┌ )┐

んなわけで、他の本を読んでる時間がないわけです。

加えて、講義音声をオーディオブック化してずっと聴き続けてるわけです。

もぉね、なんか気分が悪くなってきた。

宅建の漬物になって、絶対一発合格を目指します。

もちょっと馴れたら、またその他の読書でもしてみようかと思います。

グランドキリン発売


キリンの新製品「グランドキリン

昨日19日にセブンイレブンで先行発売されていたのですが、忘れていました。

1日遅れでゲットしようと、自転車で最寄りのセブンイレブンに行ったけど、ない。

店によってはおいていないようです。

仕方ないので、スマホで検索してそのつぎに近そうな、でも結構遠い店に向かいました。
全然コンビニエントじゃないぞ。

頑張ったかいがあって、売ってました。

2本買って帰ります。

自転車のハンドルにコンビニ袋を下げて。

機嫌よく帰っていると、途中で袋が裂けた ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

走っている自転車からアスファルトにかなりの勢いで落ちたので、普通なら割れると思うのですが、瓶が小さめで頑丈にできているのでしょう。
少し傷がついただけで、大丈夫でした。

これぞジャンパンクォリティ。

でも、楽しみにしていたので、かなりショック。゚(゚´Д`゚)゚。

肩からポーチを下げていたので、無理やり押し込んで帰りました。

最初からそうすればよかった。

一つ賢くなりました。

こういうこともあるので、やはりできる限りエコバッグを活用しろということ。

コンビニ袋は信用してはいけない。

とりあえず、無傷な方を呑もう(´・ω・`)

グランドキリン
さて、どちらが落とした方でしょう。

さて、お味は・・・。

新型瓶で、ボトルから呑んでも良いように広口に作ってあるらしいです。

でも、どうせならグラスでやらないとね。

原材料は麦芽とホップのみ書いてあります。

つまり、ビール純粋令に則ってるということですね。
必ずしもそれが良いとは思いませんが。

キリンが採算度外視・マーケット無視で作ったという触れ込みです。

瓶が黒いので、勝手にもっと濃い色かと思っていたのですが、結構ピルスナー。

しかし、なるほど。芳醇という言葉がぴったりのアロマです。

強い苦味のあとにくるかすかな甘味。

エビスを研ぎ澄ましたようなベクトルか。

ビルギービールにも似た味わい。

いわゆるツマミのいらないビールですね。

毎日呑むというよりは、特別な日に飲みたいビールです。

是非、定番化していただきたい。

そのためにブログに書いて宣伝しますよ、麒麟麦酒さん!!

ジジイと言われようと、時代遅れと言われようと


佐藤さんのイメージ

言葉は時代とともに変わって行くという。

それはそうでしょう。。

しかし、なんでもかんでも簡単に変わってしまっては、徒に混乱を招く。

自然に淘汰されていくものはそれなりに流れというものがあると思う。

無理やり変えようとしたって変わるものではない。

FMのDJの勢いだけのトークは、全く聴くに耐えないものがあります。

無知不勉強による誤用を、まあいいじゃんと許すのも限度があるでしょ。

言葉を商売道具として食ってる人たちだから。

というか、意味的におかしいし、どうしても聴き過ごせないんです。

今日も、女性DJが「安室奈美恵さんが遂にやってこられます!」とか言ってるんですよ。

なにかぃ?安室奈美恵は外国の王族かなにかか?友好親善のためにお越しになるわけ?

違うやろ?商売でくるんじゃないの?やってくる、でいいやん。

キミたちと同じそっち側の人でしょ。なんでパンピーに向かって敬語なの?

あと、多すぎてウンザリするのが、歌手なんかがスタジオに来た時に「今日は○×さんに遊びに来て頂きました。」って。

これはね、二重に失礼ですよヽ(`Д´)ノプンプン

遊びに来たのか?広告宣伝にきてるんでしょ?100%仕事でしょ?

例えばね。TOYOTAでも日産でもなんでもいいけど、営業員が顧客の会社に営業できて、担当者に商品説明してるわね。

その担当者の同僚が横から「この人は何?」とか聞いた時、一生懸命営業してる人に向かって、「いや、遊びにきてるんですよ。」って言うのか?

仕事が至高のものとは言わないけど、少なくともリラックスして無責任に遊んでる状態と比較するとこの言い方はかなり失礼でしょ?

紹介された側も、なんでそのことに関してクレームをつけないのか、不思議で仕方がないよ。

仕事を遊びって言われてるのよ。

同じように聴いてる側にも失礼でしょ。

さらに言うとね。

歌手とかが同じように「私のライブに遊びにきてください。」とか言う。

遊びに来いって誘っといて、金とんなよ。

遊びに行くっていうのは行く側の論理ですよ。

ま、それはともかく。

何度か書いてる京都FMのわが敬愛するDJ佐藤弘樹さん。

いつも朝からミッドナイトなフンイキで最高のトークを聴かせてくれます。

テレビショッピングとかラジオショッピングとかありますよね。

カーラジオから流れてくると速攻チャンネル変えるんですが。

佐藤さんの番組内でもこの手のCMがあるんですよね。

今日のは秀逸だったwww なぜか?

大体この手の番組は、宣伝説明する人とDJが掛け合いでこれ以上ないクサイオーバーなアクション・エロキューションで寒々しく盛り上げ?るのが定番なのです。   

が。

そこは佐藤弘樹さん。いつもと同じというか、いつも以上に冷静に落ち着いた口調で相対する。

語尾にエクスクラメーションマークがまったく付かないwww

商品説明の女性が必死で感情に訴えかけようとしてるんですが、見事に全部スルー。

なんか聞いててちょっとかわいそうになってくるほど。

で、全く盛り上がらないまま、え?終わり?

でも・・・

不思議と、いつものクサイ演出を聞き慣れているからか、その商品に好感をもってしまってるんですよね。

うーん。恐るべし佐藤弘樹トーク。

違うかっw

映画レビュー:メン・イン・ブラック3 MIB3 くやしいけど、普通に面白い


mib3
オフィシャルサイトより抜粋

えー、3Dです。

高いところと虫(インセクト系)が苦手な人は心して御覧ください。

両方当てはまる人、「はーい(^.^)/」

あれ、このシリーズ、1は観たけど2は観たっけ。観てない気がする。

まいっか。

もっそいテンポで進んでいきます。例のフラッシュの説明なんか一切なし。観客は前作観てる前提。イイカンジ。

今回はタイムスリップ。近過去、1969年に行きます。

予告編でも出てるからいいと思いますが、「K」の若い時代「ヤングK」が登場。

若き日の「K」を演じるのはジョシュ・ブローリン。あまりというか、全然知りません。なんか名前は聞いたことあるような気もするが。

もともと、トミー・リー・ジョーンズに似てるって言われてたんでしょうかね。

トミー・リー・ジョーンズが若くなったと言われても、全く違和感がない。激渋似。
実はあまり若くはないようです。

なので、今回、ジョーンズさんは出番少なくても出ずっぱりな印象があって、お得な仕事です。しらんけど。

それと、1969年なので、あんまり脈絡なくアンディ・ウォーホルのそっくりさんも出てくる。似てます。

まあ、あの髪色髪型でデカイサングラスかけてれば、大概似ますが。

あと、「ヤングO」が60年代ファッションで出てくるのですが、この娘がメチャメチャカワイイ(・∀・)イイネ!!

69年なので、黒人差別がずっと顕著だったりします。

そしてアポロ11号の発射。アームストロング船長らしき俳優も出ますが、これは似てるのかどうかわからない(;´∀`)

ベトナム戦争・米ソ冷戦その他激動の時代です。

もっといろいろな歴史上の大事件を描くこともできたのでしょうが、それをすると内容が重くなりすぎる。まだまだ生々しい最近のことですから。エンターテインメント映画だからね。

あまり活躍の場のないトミー・リー・ジョーンズでしたが、良い感じです。

この映画ではMIBですが、日本ではなぜか宇宙人ジョーンズ。

このCMシリーズも大好きです。

ところでトミー・リー・ジョーンズは1970年の映画「ある愛の詩」に出演しています。

リアルな「ヤングK」はどんな感じだったのか、観直してみたいと思います!

2012 ベルギービールウィークエンド大阪


昨年は行けなかった、ベルジャンビア祭り。

今年は突撃してきました。梅雨真っ盛りの雨の中。

にも拘らず、結構な人出です。

広い会場をぐるりと屋台が取り囲んでいる状態。

belgian beer weekend2012
iPhoneが濡れるので、あまり撮ってません

会場は新梅田シティ・空中庭園の真下です。あれだけ屋根が高いと、全く屋根としての機能を果たさないwww。

多少濡れるのは覚悟してますが、雨がフードやビールにかかるのはちょっと嫌だ。

途中でスタッフさんがテントを持ってきてくれましたが。

まず、3100円でチケットを購入。それを会場限定のコインとグラスに交換します。

本来ベルジャンビアは銘柄ごとに決まったグラスで呑み、パブなどではグラスが足りなくなるとその銘柄は供さなくなるという店もあるそうです。

このイベントではあまり堅苦しいことは言わず、配られた(買った)グラスでどんどんお替りします。

御存知の通り、ベルギービールは結構高い。日本以外のビールは基本的に小瓶(大阪ではショウビンね)です。

かの北大路魯山人も、欧州旅行の折りには「ビールは小瓶に限る」と宣っています。

にも拘らず、酒屋では5〜600円。日本の地ビールよりも高め。

それがとりあえず、格安で呑めるので、ここを先途と飲みまくってやろうかと・・・。

でも、度数が8〜10度あるものが多いので、気をつけないとぶっ倒れる。

そこは良くしたもので、配られたグラスが普通の半分程度の小ぶりなもの。

まあ、味わっていろいろと楽しむ分には丁度良いサイズですが。

フードも美味しそうですが、ここはやはりビールがメインなので、一番安い(コイン1枚)のポテトのみで、あとは全てビールに交換。

この手前のポテトがうまい!!

まず、一杯目が

ギロチン
ギロチン alc.8.5

苦味が強く、これぞベルジャン

今回は銘柄ごとにコースターが用意されているみたいなのですが・・・

二杯目に呑んだ「マレッツトリプル」の分がない。

こいつには用心したほうがいいです。クセなく呑みやすいんですが、マレッツのラインナップのなかでも最も度数が高くalc.10あります。

その次が

シメイ
シメイブルー alc.9

シメイのなかでも最上位のブルーラベル。つまり一番お高い。呑まなきゃ損ということで、ゲット。

書き忘れてましたが、上記のポテトフライがメッチャ旨いんです。あっさりしてるし、ビールの味を殺さない。

さて、あとコインもなくなってきたし、祭りも終わりに近づいてきたので、最後の一杯。

レフ ブラウン alc.6.5
レフ ブラウン alc.6.5

なんだか、かなり回ってきたので、いろいろとめんどくさくなってきたし、どこになにがあるのかわからんし。

やはり、ベルジャンビアの真骨頂、トラピストビールでしめましょうということで、レフブラウン。

最後は小さなテントでみんな肩寄せ合って呑んでる状態でしたが、大満足。

一緒のテーブルになった仕事帰りの女子とも意気投合したし。

来年も行くぞ!!!!!

※しかし、その後行った居酒屋にグラスを忘れて帰り、翌日とりに行ったのが痛かった(;´д`)トホホ…

読書レビュー:「男気万字固め」  生涯現状維持らしいですww


ナイスな吉田豪の最初期の仕事集。

紙プロで度々名前を見ていたことは、こんなに有名になるとは思わなかった人。

プロインタビュアーと名乗っているが、まさしくその姿勢はプロだと思います。

まだ40過ぎなので、これらの仕事をしていた頃は20代最後くらいだったと思われます。

しかも、金髪のチャラい兄ちゃん。良く、錚々たる対象者がここまで乗って喋りまくってるなと感心します。

本人よりも本人の事を知っていると言われる、徹底した(偏執的?)下調べのなせる技なのでしょう。もっともイキ過ぎて気味悪がられることもあるみたいですが。

先日物故された真樹日佐夫先生や角川春樹さんなどには特に気に入られているようです。

中でも、山城新伍へのインタビューが最も気になっていたのですが、やはり面白い!!

小林亜星というのは意外なチョイスですが、またそのトンパチ振りもさらに意外でした。

この人選でも予想できますが、全体的に道義的にはどうよ?と思われることも多々あるのですが、みなさん、大枠では帳尻合わせて・・・いるかな?

もう少ししたら、吉田豪氏へのインタビューというリスキーな仕事をする人が現れないかなあとか思います。

新宿二丁目に住んでるらしい。ちょっとうらやましい。

読書レビュー:グレイメン   「マン」じゃなくて「メン」なんです


コチラからどうぞ。

マンガは好きなんですが、あんまり読んでない。

好きな(これは!っちゅう)作品は単行本で買います。

大体が読む(ヘビロテ)か読まないか。

どちらかというと一話完結が好きです。

だらだら続いてる「ドラゴンボール」とか「ワンピース」とかいうのには食指が動かない。

超続いてる「こち亀」は一話完結だし、「ゴルゴ」は作品的に凄すぎてなんも言えませんね。

「キン肉マン」に代表される、いきあたありばったりマンガが一番嫌いかな。

確固たる終わりを想定した上での人気要望による長期連載ならば、まだ良いのだが。

どんどん敵が強大化してきて収集つかないというか、初期との整合性もとれなくなってきてるのは、痛々しい。

かなり脱線しましたが。

グレイメン。

読了後知ったのだが、作者がまだ26歳とのこと。

なんという構成力・創作力でしょう。

脱帽です。

そう思って考えると、青臭さを感じさせてくれるところもまたいい。

佐野史郎が帯でも絶賛していますが、むべなるかな。

なんで、冒頭でマンガを持ちだしたかというと、なんかマンガを読んでいる感覚に近いんですよね。

スピード感なんかが。

これは「のぼうの城」なんかでも感じたことなんで、やはり作者の世代に関係するのかなと。

あと、最近のアメコミ原作のハリウッド映画の雰囲気。それも「ダークヒーロー」もの。近いとおもいます。

そして本作はちゃんと完結しちゃってるんですが、「2」があってもいいんじゃないか?

舞台が超近未来ですが、なんか意味はあるのかな。物語の時代とシンクロするまでに読んでみてはいかがでしょうか。

個人的にはR指定。

コレクションの誘惑


オフィシャルサイトより抜粋

国立国際美術館35周年記念展 「コレクションの誘惑」に行ってきました。

そろそろ梅雨入り間近か?という空模様。傘をさすほどではない天気の中を中之島へ。大阪北の辺りは、なにかしらの高層ビルが工事中です。

ムシムシする中を美術館に入ると、さすがに空調は完璧の別世界です。

いつもの企画展より規模が大きく、展示スペースの全てを使っている感じ。

癖でB3Fへ行ってじっくりと観てから、なんか、プッシュされてる作品がないなあと思ってたら、メインの展示はB2Fでした。ピカソ・カンディンスキー・ウォーホルといったビッグネームはあまり広告されていませんでしたね。

なんか、さらっとピカソっぽいのが展示されているので、「ん?」と思ったらやっぱりピカソでした。

B3Fだけだと思ってたら、メインはB2F。スタミナ配分が狂ってしまって、後半は疲れてしまいまいした。

平日なので、空いている。

沢山あるベンチもガラガラなので、しばし休憩。

ジメジメのシャツが乾いて、完璧な空調のおかげで非常に気持が良い。

しばしまどろんでしまいました。

なんともしあわせなヒトトキ。

これまでにも観たことのある作品も多数ありましたが、新たにインスパイアされる作家作品も多数。

工藤哲巳・会田誠

6/24までです。

読書レビュー:『決定版 上方芸能列伝』 関西のお笑いを作ったのは、吉本ではなく実はこの人


澤田隆治。「リュウジ」だと思ってたら、正しくは「タカハル」らしいです。

でも、結構みんなサワダリュウジって言ってません?

まだご健在です。

若干評価が低いように思うんだけど。ご本人があまりアピールされないのかな?

秋元康レヴェルをはるかに凌駕するプロデューサーだと思うのですが。

つんくより若くしてダイラケや藤田まこと⇒てなもんやシリーズなどを生み出し、関西を全国区にしました。
スチャラカ社員・ダイラケ捕物帳・てなもんや三度笠等々・・・。

特に「てなもんや」は「全員集合」以前の怪物番組。

ゲストにブレイク前の若いドリフが出ていたのを思いだします。

澤田さんより歳はずっと下ですが、ダイラケを使っていたということは・・・。もう、お笑い界のドンですね。本書でも林会長を悪意なくオッサン呼ばわりしてますが。

その後、「花王名人劇場」を企画し、社会現象となった『漫才ブーム』を作り出します。
この『漫才ブーム』がなければ、ビートたけしはここまでのビッグネームになったでしょうか。

紳竜を大ブレイクさせたことにより、フォロワーとしてのダウンタウン以降の流れができました。

最初から大河でしたが、今やその流れはアマゾン川の様相を呈しています。

その経済効果たるや計り知れません。

よしもとはそれをうまく利用しただけであって(もちろん、その手腕も凄いのですが)、大本は澤田隆治プロデューサー個人が源流の堰を切ったと言っても過言ではないと思います。

たまたま今年は吉本百周年で、いろいろと企画が練られているようです。

ひとつ言えるのは、ラジオ・テレビ時代黎明期に最高の企画で貢献した澤田隆治には足を向けて寝られない、ということでしょうね。

この本でも錚々たる演芸人が登場するのですが、中で最も印象に残ったのが、先日物故した正司玲児とコンビを組んでいた正司敏江(としえちゃん)。

その他の名人や、やすきよのようにあまり語られる事がなかったからでしょうか。

その出生などが凄まじい。

「ホームレス中学生」やメッセンジャー黒田・次課長河本あたりが貧乏話でウケてますが、こちらは次元の違う貧乏話の聞き書き。

時代が違うと言ってしまえばそれまでですが、それをウリにはしていないし、ちょっと笑いにもできない・・・かな。ご本人は笑い飛ばしてますが。
あまり可憐じゃない(謝)版の「おしん」という感じです。

現在、笑芸人は養成所出身がデフォルトにはなってますし、それにはどうしても違和感を感じてしまうのですが、この本あたりはテキストとして活用できるのではないでしょうか。

(敬称略)

読書レビュー:ヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメ


ギリギリの処世術あれこれ。大変なフィールドワークです。

本書を読んでいて、ゲンナリするか、ファイトが湧いてくるか・・・。

どちらにしてもポジティブな方向であれば良いんですけどね。

「いいひと」だけじゃやっていけない。清濁併せ呑んだいいひとが理想ではあるんだけど。

とりあえず生き残っていかなくてはいけないし。

そう言えば、昨日も近所の池で釣りをしているオヤジがいた。いつも何人かいる。

スーパーカブに道具一式を積んで乗り付け、「立入禁止・釣り禁止」の看板の貼ってある柵を乗り越えて鮒だかなんだかを釣っている。

ただのわがままオヤジだよね。カッコ悪い。

テレビのニュースなんかでも時々やっている。

曲がりなりにも告発なんだろう。

震災の措置として無料になった高速道路を違法に使う輩。

河原で周りに人がいるにも関わらず、凶器を振り回して、殺傷能力ありすぎのゴルフボールを打ちまくっている基地外。

みんなヤクザ的というよりはガキ以下のわがまま人間。

ワルっていうのはピカレスク的な魅力もあるんだが、なんせ大多数は、目の前の利益や快楽のために周りに迷惑かけまくっている奴ら。悪いというよりはセコいんで、単にかっこ悪いとしか言い様がないです。

でも、惑星間レヴェルで価値観がまるで違っているので、どうしようもない。

確かにたくましさはすごいんだけど。

本書にも出てくる言葉だが、同じ事を昔観た映画の中で鶴田浩二が言ってた記憶がある。

ヤクザもんのことを言い表すのに「バカでなれず利口でなれず。中途半端じゃ尚なれず。」

確かに一端のおアニイさんは間違いなくアタマはいいです。

この本に出てくる様々な事例。現実から目を背けることなく、見習うべきは見習わないと・・・と思う。