イチローや松井がアメリカでどれだけ有名かは知らないので、比較されてももうひとつ分からない。
しかし、WWEがプロレス団体の枠大きく越えて巨大なスポーツ・エンターティンメントを取り扱う会社であるというのは大体わかる。
確実日本の総理大臣よりは知名度はあるとおもう。
物心ついた時からのプロレスファンだが、TAJIRIがアメリカで活躍していた時は、ちょうどプロレスから離れていた時期だった。
総合格闘技やK-1が台頭し、馬場さんが亡くなり猪木が引退した。プロレスの軸が揺らいでテレビの放映もなくなった。
前のように状況を追いかける気も失せていたのだ。
しかし、その少し前、TAJIRI(田尻)が大日本プロレスでグリーンボーイだったころに、一度試合を観て、非常に印象に残った記憶がある。
「ん、コイツは!?」と思ったのだ。動きに切れがあってダイナミック。すごくいいレスラーだという印象を受けた。
その勘を信じて追いかけて(と言っても、すぐに日本から単身メキシコへ行ってしまったので、追いかけられなくなったのだが)いれば良かった。
アメリカで成功したと聞いたときも、あの地味な顔を思い浮かべてピンとこなかったのだが。
いまはYouTubeもあるので、遅ればせながら、WWEスーパースターとしてTAJIRIを観ることができる。
やはり素晴らしいムーブがより一層研ぎ澄まされている。
武藤とは違うタイプのプロレスの天才なのだろう。
文章も多分、基本的には自分で書いているようだ。・・・レスラーに憧れて、WWEで大ブレイクするまでのこと。
日本でのキャラクターもまずまずのようで。あとはブレイクせずとも、楽しいプロレスを見せてくれればいいね。
見たところ、自分のチームなり弟子なりを作るタイプでもなさそう。
TAJIRI≒田尻をどのように魅せてくれるか。
読みやすく面白い。TAJIRIももう40歳なんだが、もうしばらくは楽しませてくれそうだ。
全く書評になっていないが。