読書レビュー:TAJIRI ザ ジャパニーズバズソー


TAJIRI
マガジンハウス
発売日:2003-12-18

嘘ではないんだろうけど、ひと頃アメリカではイチローや松井より有名な日本人だっだそうだ。

イチローや松井がアメリカでどれだけ有名かは知らないので、比較されてももうひとつ分からない。

しかし、WWEがプロレス団体の枠大きく越えて巨大なスポーツ・エンターティンメントを取り扱う会社であるというのは大体わかる。
確実日本の総理大臣よりは知名度はあるとおもう。

物心ついた時からのプロレスファンだが、TAJIRIがアメリカで活躍していた時は、ちょうどプロレスから離れていた時期だった。

総合格闘技やK-1が台頭し、馬場さんが亡くなり猪木が引退した。プロレスの軸が揺らいでテレビの放映もなくなった。

前のように状況を追いかける気も失せていたのだ。

しかし、その少し前、TAJIRI(田尻)が大日本プロレスでグリーンボーイだったころに、一度試合を観て、非常に印象に残った記憶がある。

「ん、コイツは!?」と思ったのだ。動きに切れがあってダイナミック。すごくいいレスラーだという印象を受けた。

その勘を信じて追いかけて(と言っても、すぐに日本から単身メキシコへ行ってしまったので、追いかけられなくなったのだが)いれば良かった。

アメリカで成功したと聞いたときも、あの地味な顔を思い浮かべてピンとこなかったのだが。

いまはYouTubeもあるので、遅ればせながら、WWEスーパースターとしてTAJIRIを観ることができる。

やはり素晴らしいムーブがより一層研ぎ澄まされている。

武藤とは違うタイプのプロレスの天才なのだろう。

文章も多分、基本的には自分で書いているようだ。・・・レスラーに憧れて、WWEで大ブレイクするまでのこと。

日本でのキャラクターもまずまずのようで。あとはブレイクせずとも、楽しいプロレスを見せてくれればいいね。

見たところ、自分のチームなり弟子なりを作るタイプでもなさそう。
TAJIRI≒田尻をどのように魅せてくれるか。

読みやすく面白い。TAJIRIももう40歳なんだが、もうしばらくは楽しませてくれそうだ。

全く書評になっていないが。

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