読書レビュー:木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか


正確に言うと読み終わってないです。

何ページあるんだ?700ページですね。

もともとは格闘技専門誌に連載されていたものをまとめた本です。

毎月小分けに読む分には良いかもしれないけど、これをまとめて読むのは、よっぽど格闘技(総合・柔道など)の好きな人でないと無理ていうか、あきるでしょう。あきました。すみません。

ポイントポイントで臨場感あふれる木村政彦を始めとする怪物たちのエピソードがあっていいんだが、昔々の星取表を延々見せられても、困る。
このあたりは再編集の対象かな。

あと、わざとか?と思うような定型句の誤用が目立つ。

明治から昭和にかけての世界なので、こういうのは白けるんですよ。

ただでさえ神秘性の中に語られる達人の世界なんで。細部が正確でないとね。

著者の若干恣意的な部分も感じる木村政彦最強説。

他の人へのインタビュー(つまり他人に語らせているのだが)の抜き書きで、ヘーシンクもルスカも山下もヒクソンも木村の敵ではないそうだ。

それを検証するための大著とも言える。

写真資料が結構沢山あります。確かに全盛期の木村政彦の写真は、当時とは思えない筋肉量。
有名なエピソードで、試合前に己の覚悟を試すために刀を突き立てて切腹の予行演習をしていたというを読んだことがある。
だけど、この筋肉量では致命傷を与えるのはむりなんじゃないかと思う。

あと、このタイトルがちょっと。

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