原作は原作で映画は映画と思ってますので。
でも。
これはいただけなかった。
原作を読んでなくても、納得できなかったかもしれない。
深津絵里がいくら部屋を取っ散らかしてても、申し訳ないが生活感というものを出すことはできてない。
本人がキレイ過ぎる。これは褒めてるのだろうか。微妙な感想ですね。
主人公の漫画家ということで、一応サイバラ先生がモデルということで良いのでしょうか。
まあ、サイバラ先生役はキョンキョンだったり山田優だったりするので今更その件に関してはなにも言いませんが。
それはともかく。
少女から高校生時代の主人公含む女の子3人組。
原作でも汚くてバスに乗せてもらえないかも、とかいうエピソードまであるんですが、ムリありすぎ。
どこから見ても美少女。
まあ、森迫永依は多少ファニーフェイスなんですが、それでも可愛すぎるし。
3人とも児童劇団のお姫様。
ワルガキ感も汚さも微塵もない。
原作ではニオイまで漂ってきそうな勢いなのに。
さらに高校生時代に至っては、こんな子らがクラスにいたら学校中で大変というか迷惑というかというレヴェルの美少女3人。
主人公・大後寿々花はハリウッドレヴェル(SAYURI)の美少女だし。
銭湯で3人で寝てるシーンなんか、どこのアイドルグループやねん、というか。
いくら映画だからって、ちょっとキレイキレイしすぎでしょう。
可愛いのに観てて興ざめという変なジレンマ。
まあ、それでも原作を映画用に別解釈した作品としては仕方ないですか。
ラスト近くの原作にはない喧嘩シーンで「んー、まあいいか。」と思えてしまいました。
この作品にもサイバラ先生はヒチコックばりに出演しています。
サイバラ先生的にはOKなんでしょうかね。
一旦OKを出したら、あとはどうなっても知らないし構わないというタイプの作家がいます。
水木しげる先生とか。サイバラ先生もその口でしょうか。
多分そうでしょう。カネになれば。
いや、非難しているのではありません。それは正しいし好ましいと思います。
・・・にしても、なあ。
もすこし何とかならなかったかなぁ・・・。やっぱり。