(2007-05-25)
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”Imprint”とは「刷り込み」のこと。「トラウマ」という言葉以上の意味合いを持たせているのだろう。上手な意訳が思いつかない。
マスター・オブ・ホラーズと銘打ち、13人のホラー監督のホラー映画競作という企画。
三池崇史がアメリカで撮った日本ホラー。三池がホラー監督なのかどうかがそもそも?だが。
いやいやいやいや・・・13作品の中で、唯一アメリカで放映(公開?)禁止になったそうで…。
当たり前ですね。残酷描写くらいなら、どうってことないんでしょうが、キリスト教国では絶対ムリでしょう。
その残酷描写も限界越えてやばいですが、さらにモラル的に生理的にムリ。企画の段階で分かるだろう。
「ジャンゴ」で鳥居にハンギングして神社本庁からクレームついたそうですが、それどころのさわぎじゃないよな。
原作はもっと、こぢんまりした四畳半的な小説だけど、岩井志麻子×三池崇史となるとこうなるよなあ。
岩井志麻子ご本人も結構ご登場してますが、かなりいっちゃってます。
ほぼ、60分の映画で「これでもか」という陳腐な言い回しがぴったりで、おなかいっぱいってか、もう、リバース気味。
あのカルトホラーの金字塔「バスケット・ケース」を彷彿とさせますが、「バスケ–」は何か笑えてまうもんなあ。
一方、日本人として、「ぼっけえ–」は湿度感とかがうまく出てて、笑う空気にはさせてくれません。
もう一回観る気は今のところしないけど、まあ、さすが三池崇史っちゅうことで。
決して、おすすめはできませんが、興味があれば、是非…。