かなり昔から気になっている人でした。
現時点では刊行より3年近く経ってしまいましたが、問題なく今この時を語っています。ドッグイヤーと言われるこのジャンルでは核心的な素晴らしい内容であると言うことでしょう。
本書にも書かれていますが、そういえば都知事選にも出ていましたよね。
ホリエモンや孫さん、その他ITの申し子という感じの人たちの中では、結構こっち側の人というシンパシーは持っていました。
野望やマネーゲームとは無縁のいちオタクが成り上がったような人というイメージでした。
しかし、なかなか。
やはり行き当たりばったりで、会社を上場させるなどできることではないし、人間の幅と優秀さを伺わせます。
ボクは現在もペパボの利用者(ムームードメイン)であり、サーバかなり初期からの契約者でした。
安かったし、その分速度や安定度はダメダメでしたが。
本書の副題=間もなく消えるその「輪郭」について
本文中にも度々出てくる「輪郭」という文言が何を指しているのか、いまいちわかりませんでした。
端的に言って、「インターネットとは」という命題で良いのでしょうか。
家入氏の大好きなインターネットを、その発生から現在・今後を改めて俯瞰した内容です。
大好きだからこそ、一旦リセットして、さらに希望を持てるものとして見直そうというまとめです。
衒いなく書かれており、家入氏の人徳も感じさせる良書だと思います。
単順に 好きです。