自虐的な評価よりもずっと魅力的な、でも恐い、青豆さんと長い旅をすることになります。
ご存知の通り、ハードカバーで3巻。文庫版で6巻の長い小説です。
いろいろと意見はあるでしょうが、一言で言って冗長に過ぎる感が・・・。
最近のものでは「海辺のカフカ」が上下巻ですね。でも、一冊のボリュウムはこちらよりも小さかったように思います。
内容的にこれ(カフカ)くらいが丁度良いように思います。
特にBOOK2では中だるみ感が。
カフカ的な手法で時空が入り乱れながら進んでいくので、ストーリーがわからなくなります。
読後、そういえば、あれは・あの件はどうなったんだ?みたいなのがいろいろと。
すべての謎解きをしなければならないということもないわけですが。
おもしろいのは面白いと思うけど、あまり期待もしないほうがいいかも。
作品の重厚さに比して、読後感があまり書けない。