昨日のブログエントリーに書いた堀場雅夫さんのお言葉「めざすは世界一」。
そして現実に世界一の技術を達成されました。
商業活動におけるNo.1というのも、単に売上利益のことだけではないのですね。
技術屋さんの矜持としてのOnly 1も=1番に変わりはないということです。
私の目標設定感としては、ちょいと違うのですが、人それぞれっちゅうことで
よく、鼻息荒く、ナンバーワンを目指すと目標を掲げておられる方がいらっしゃいます。それは前述の通り全く間違いではないので、一番を目指すべきです。なにせ、一番というものには天井がないのですから。先行者権益や既得権益もあります。
目指しておられるのは、そういうリミッターの外れたぶっちぎりの一番でないと意味がありませんよね。もちろん、それを望んでおられるのでしょう。
しかし、そこでボクは考えます。
果たして、そこまで1番にこだわる必要があるのだろうかと。
ボク個人としては、結構2番が好きだったりするのです。
生まれつきのゆるキャラなもんで…。
1番はもっとも空気抵抗が強く、余計なパワーが必要でリスクも大きなものとなります。当然、ハイリスク・ハイリターンではあるのですが。
もっと根元的な話をしますと、「1番」というものに、それ以外、それ以上の価値観を感じられているのではないでしょうか。つまり、ヒーロー像であり、1番であることがレーゾンデートルそのものであるという、誤解を恐れずに言えば強迫観念的なもの。
商業活動において、1番ということに、そういったヒロイズム以外の価値はあるでしょうか。
商業活動においてもっとも重要なものは純粋な利益。利益が正義。であるならば、順位はあとからついてくるものではないでしょうか。
戦略的2番・3番というのもありでは?
先頭走者のすぐ後ろを走り、空気抵抗を軽減させ、力を蓄えて、ゴール(相対的な意味を脱しませんが)前ラスト5kmのところで一気に加速する。で、時々一番になったりして、記憶と記録に残る。
ボクとしては、こういうポジションに非常に憧れるのですが…。
そうはうまく問屋が卸してくれません( ̄ー ̄)
ところで、ウサギとカメを実際に競走させたところ、カメが勝ってしまったそうですね。なんでも、ウサギは長距離走が苦手だそうです。