読書レビュー:空気を読むな、本を読め。 小飼弾の頭が強くなる読書法 (East Press Business)



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常々書評ブログ「404 Blog Not Found」をチェックしている小飼弾さん。

本人の言が間違いなければ(ウソじゃないと思うけど)世界一の読書量じゃないのか?と思ってました。

単純に冊数でカウントしてもアレですが、小学生の時に一日50冊以上とからしいし。
どんな頭してるんでしょうね。

でも、めちゃめちゃ頭いいのは間違いない。

ホリエモンの盟友・・・ですよね。

本職はなんなんでしょう。とりあえず、もともとはプログラマみたいです。

これまでに難解な本をたくさん読んできたのでしょうが、この本はとことん読みやすさを追求した作りだと思います。

特に難しい言葉も出てこない。

何より字がでかい。行間が広い。図解イラストが多い。

すぐに読めてしまいます。

きっと、中学生の読者を想定して書かれたのかなとおもいます。(ちょっとアダルトな部分もあります。)
もちろん、大人が読んでも十分な刺激は与えてくれます。

高等なことを簡単に。これは一流のライターのみがなせる技だと思います。

伊達にアルファブロガーを自称しているわけではありません。

本の中で、最近のフィクションの「長尺化」に苦言を呈しています。

マンガも含み。

「ドラゴンボール」はあんなに長くする必要はない。これは出版社・編集者のビジネスとしての思惑であると。

それは私も思います。

ボクは今読んでて、もうすぐ読み終わりますが、村上春樹「1Q84」。ハードカバーで3分冊。

先日発売された文庫版では全6冊になっています。

長いのが悪いとは思いませんが、これまでの作品と比べても冗長にすぎると感じます。天下の村上春樹に対して生意気ですが、感じるものは仕方がない。

意地になって読んでるけど、他の作品の方が面白いもの。

とか。

テレビを見る暇があったら本を読め、と弾さんは言い切ってますが、自分も結構テレビ出てませんでした?

言われるまでもなく、ボクはあまりテレビを観ないので、よく知りませんが。
サンデープロジェクトは出てましたよね。

周りとの話しを合わせるためにテレビをみるなら、その時間を読書にあてろと。
それはその通りだと思います。

あとはこの本を読んだ本人が実行できるかどうかの話しなので、弾さん、惜しげも無く読書のテクニックを公開しています。小手先の技術ではなく、ベクトル的な部分を。

ほんとに簡単なんだけど、読み応えが残ります。

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