読書レビュー:孤独のグルメ  勝手に一人で食ってろ


大分前に週刊SPA!に掲載されているものを読んだことがある。

特に心にひっかかるものはなかった。

先日TVドラマ化されたということで興味を持った。

主演は松重豊。

つうことはだ。名作「深夜食堂」とかぶるよなあ。

松重豊はドラマ版「深夜食堂」で主役じゃないけど、準主役扱いのレギュラーだし。

どちらも原作が漫画で、ほんとの主役は料理かもしれないし。

違うのは「孤独のグルメ」の方は主役が完全に下戸なこと。

「深夜食堂」は”食堂”とは言いつつ、かなり呑んでる。

連載は「孤独—」の方がずっと早い。

「深夜食堂」は大好きなので、原作本もDVDも持ってます。

とりあえず、「孤独」まとめて読んでみた。

結果、全然おもしろくないわ。こっちは。勿論、私見、私個人の好みの問題ですよ。

ギャル曽根かよ。食い過ぎ。

ボクは呑みがメイン。フードはどちらかと言うと二の次。

この主人公は下戸なので、ひたすら食う。

いい年して食い過ぎ。苦しくなるまで食うんじゃない。ちゃんと噛んでるか?

読んだ人は知ってるだろうが、特にストーリーもないんです。

ひたすら食うだけ。オチ無し。

谷口ジローの画力のおかげでシズル感は満点なんだけど。それだけ。

で、細かく料理(食べ物の)解説する割には、わざとかも知れないが、食後の一服。新幹線の中で周りも気にせずね。小さい子どもがいるので煙草遠慮してくださいと後ろの席から言われる主人公なんかどこにいるんだ。
煙草はもっとかっこよく吸うもんだよ。

1ミクロンも主人公に感情移入できない、珍しい漫画です。

観てないけど、どうやってドラマにしたんだろうか。

下町の定食屋に入って「グルメ」もクソもないだろうが。逆説的な意味合いなのかも知れないけど。

「グルメ」というのは親子三代コックを雇ってるような人間に冠せられると言ったのは野坂昭如だったか・・・。

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