確か、小飼弾さんが推してた本だと思います。
あの「サイボウズ」の社長ですね。
本書で自身も触れられてますが、あの「ボウズマン」はずっと胡散臭ぇと思ってました。
でも、グループウェアとしては先駆けであり、ほぼ国内では選択の余地がないようなポジションですよね。
徹頭徹尾主張してるのが、「自分のような普通の人間が」という姿勢。
自分のようなどこにでもいる凡人が30代で東証一部上場の企業のトップなんだから、ちょっとしたことでみんなそれくらいの事はできるんだよと言う、よくありがちな展開。
いやいやいや、逆に言うと、まず30代で東証一部上場企業のITベンチャー社長なんです。
絵に書いたような「IT社長」。
そりゃいろいろとあったでしょうが。
大阪大学から松下プロパーって、普通か?普通にエリートやん。
説得力にはかけますが、とりあえず、それは置いといてためになるところはピックしていきましょう。
飛ばし読みはしてませんが、かなりスピードアップして読みました。
常識と思っている視点を変えましょうという論調のポイントが多かったようです。
中でも、目標設定を低めに。
身の丈にあった目標設定を行い、確実にクリアしていこうと。
うん。なんか小学生の夏休みの宿題みたいですね。
あと、元々ナショナル(パナソニック)の社内ベンチャーだからか、やたらと松下幸之助の引用が多い。ボクも嫌いじゃないですが。
だったらPHP新書から出せば良かったのにね。
最初の目の付け所(グループウェア)が良かったし、仕事大好きな人で、なんだかんだ言って能力の高い人です。
余裕をかまして「ちょいデキ!」とか言われてもねえ・・・。