雨の金閣


関西に生まれ育って数百年になりますが、実は京都の名所やイベントで見たことないのが沢山あるのです。

多分、「そうだ、京都へ行こう」的な東京の人の方が詳しいと思います。

先日、とある大学の入学式に行くことになりまして、その大学のすぐ上(北)が金閣寺(鹿苑寺)だったのです。

実はこの世界遺産も見たことなかったんですよね。大阪府茨木市育ちの自分達は、小学校の遠足というと奈良のイメージが強い。

あまり京都に行くことはありません。

もちろん、修学旅行で行くには近すぎるし。

その大学(大体分かると思うけど)から小雨の中、傘もささずに歩くこと約15分。

平日でしたが、予想以上に外国人が多い。

今まで京都の外国人といえば、欧米系のイメージがあったのですが、今はやはり中国人・韓国人+東南アジア?が多いです。

もう、何人だかわからない人たちも沢山。

で、このような入場券(?)を400円で購入しなければなりません。

入場券というか御札。処分に困る。
入場券というか御札。処分に困る。

入場の時に、係の人(こういう係も寺男とかいうのでしょうか)がひたすら大声で「One byone! One by one!」と叫んでいるのです。

それが「わん・ばい・わん!!」なので、最初何を言ってるのかわからない。

どうやら、「ひとりづなので、チケットも一人が一枚持て。」という意味らしいのです。

その時は二人連れだったので、ボクが二枚もって「はい、二人分ね。」っていう感じで入ろうとしたのですよ。

普通そうするでしょ?

そしたら、もう一人の寺男?がすごい勢いで今度は中国語で「◯△※◎●!!!」とまくしたてるのです。

いやいや、日本人やから。チャイニーズに見えるか?

なんか、こちらもパニクり気味で、一体ここはどこの国で自分は何人やねんとか思ってしまいました。

中はみなさんご存知でしょうが、順序良く見られるようになっています。

金閣ビュースポットでは、予想通り、誰が撮っても同じように撮れる感じでした。「金閣寺」で画像検索すると出てくる例の角度。

誰が撮っても大体こんな感じなのよ
誰が撮っても大体こんな感じなのよ

そういう意味では最強のフォトジェニックというべきでしょうね。金閣。

それと、これも予想どおりでしたが、このくらいの距離から観るのが一番いいですね。

かなり近くからも観ることができますが、細部まで見えてしまうと、なんか一気にありがたみが薄まってしまいました。

その周回コースのあちこちに土産物が売ってます。

そりゃまあ、観光都市京都の中でも屈指のスポットだから仕方ないけど、入り口出口の一箇所に固めてくれないですかねえ。店とか自販機とか。

いい加減興ざめです。

しかも、ハローキティとかワンピースとかのコラボグッズ。

なんなんだ。今に始まったことでもないけど、こういうのって世界遺産の認定に響かないのかね。

今度は地味な銀閣の方に行ってみたいと思います。

1 thought on “雨の金閣

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