無駄に冗長な比喩は読んで理解しているうちに何の話だったか忘れてしまうほど。
もちろん、それは読み手である自分自身にも問題はあるのですが。
にしても、結局大したこと言ってなかったりもするような気がしないことも、、、(弱腰)
優しいことを難しく、難しいことをさらに難しく書いてる感じがします。
タイトルの示すとおり、大意はGoogleの毀誉褒貶であり、持ち上げて持ち上げて落として、の、繰り返しっぽい。
我慢して半分は読みましたが、あとは流し読みしようと思います。
無駄に冗長な比喩は読んで理解しているうちに何の話だったか忘れてしまうほど。
もちろん、それは読み手である自分自身にも問題はあるのですが。
にしても、結局大したこと言ってなかったりもするような気がしないことも、、、(弱腰)
優しいことを難しく、難しいことをさらに難しく書いてる感じがします。
タイトルの示すとおり、大意はGoogleの毀誉褒貶であり、持ち上げて持ち上げて落として、の、繰り返しっぽい。
我慢して半分は読みましたが、あとは流し読みしようと思います。
「いけちゃんとぼく」とかは漫画作品というよりは絵物語・絵本に近いような。
しかしまあ、そんなジャンル分けは対して意味は持たないと思ってます。
自分が西原作品を網羅してるわけではないですが、これまでは「ぼくんち」が好きでした。
それにしても、映像化がかなり多いですね。サイバラ作品は。
まさかの「毎日かあさん」TVアニメもありましたが。
大体は実写映画。
「パーマネント野ばら」
「ぼくんち」
「毎日かあさん」
そして
「女の子ものがたり」
この中で映画を見たのが「ぼくんちだけなので、残りの出来栄えも楽しみ。
本作はかなり筆者の実体験に基づいたサイバラヒストリーみたいな感じがします。
語られるエピソードがこれまでにもあちこちで出てきたものだし、実体験として語られてきたものも沢山あります。
その他のカラー作品によく見られる水彩の淡い色彩で描かれる、超リアルな女の子の実態。
アホでヘタレな女の子なんだが、年頃になると、なんとなく上手に「女」を演出できるようになっていくのですね。
田舎=純朴というこれまでの図式を破壊し続ける設定は、正味のところで勝負し続ける西原理恵子の揺るぎない切り口で、誰も否定することができない部分です。
田舎でも都会でもないところで生まれ育った自分としては、そのような田舎のエグさをいつも再認識させられます。
人間についても、本当に嫌な嫌な部分をこれでもかと抉り出し、それと対比させて、それでも捨てたもんじゃないよというメッセージも見えてきます。
この間、朝日新聞上で西原理恵子についての連載がありました。
これまで語られてこなかった現実の西原さんでした。
彼女の強さと才能には全く脱帽せざるを得ません。
どこまで本気なのかと思っていた高須センセとの結婚も、一番大事なのは子供であり、高須センセはいつでも切れるというような意味合いの事を言っていました。
繰り返し語られる金の話もペン一本でここまで上り詰めた西原理恵子だからこそ重みがあります。
多分、放っておくと前のめりにつんのめってペンを持ったまま絶命してしまいそうな気もしますが、それにブレーキがかけているのが前夫カモちゃんであり、子供以外の拠り所として高須センセを選んだのかもしれません。
裏切らないとっつきやすさ。
設定や展開があまりにも期待どおりに進んでいくので、少し小賢しく感じていたのですが、なんだかんだ言ってうまいよね。プロフェッショナルだよね、エンターティンメントだよねという感じに変わって行きました。
「恋愛小説の女王」というキャッチフレーズがあるそうです。そういえば「阪急電車」も超アマアマな内容で、勘弁してほしいところも多々ありました。
本書もそのようなスパイスならぬシュガーとミルクが効いています。読書視線を高校生カップルのフィルターを透しているので、最初は主役だったおっさん達が最終的には狂言回しになってしまうので、結局そうなんかい!という感じ。
おっさんの読者としは、少々不本意かも。
この、ゴールデンタイムのテレビドラマのような(久しく観てないのでわかりませんが)感じだけれども、問題提起も忘れておらず、イジメやサイコ犯罪などを事件として展開させていくあたりはさすがです。
これらをおいしいやさしいソフトでポピュラーな小説として仕上げている所はすばらしい。
読者の裾野を広げることにより、自然と目を背けそうな社会問題をアピールしていく。良質な小説だと思います。
私の好きなテレビ版「ナニワ金融道」も同じ意味で優れていたと思いますが、これは又改めて。
あんまりこだわりはない。
「吉田類の酒場放浪記」的な・・・。
10年ほど前の本なので、すでに閉店したお店もちらほら。
しかも、店主の年齢がかなり高いお店が多いので、店の存続以前に店主が健在であるかどうかが心配。
先述しましたが、「ぐるなび」や「食べログ」ではない、プロの手になる飲食リポートです。
しかし、吉田類さんににしても井上理津子さんにしても、「酒場」というわりには、それほど酒に拘らないような気がします。
井上さんはまだ、銘酒を色々挙げて説明してるので良いのですが、それでもトリビー的なノリで。
(日本)酒・焼酎は銘柄のうんちくなど語るのですが、ビールはやっぱり「トリビー」的な扱い。
それがボクとしては少し残念。
最も、居酒屋や普通の飲み屋に行って、店員に「ビールはなんですか?」と聞いても答えられない場合が多いしね。店側からしてそうなんだから仕方ないか。
アサヒスーパードライには金を払いたくないんです。それだったら第三のなんとかの方を選ぶ。
「ぐるなび」などと決定的に違うところは、料理よりも店の歴史や店主の人となり・魅力なりを紹介しているところ。
これはやはりプロの手になるものでしょう。
煙と宴会の嬌声などが充満しているところは苦手ですが、ふらりと一人で寄りたい店が多数紹介されています。
現在も営業中の店を探して内容が本当なのか確かめに行きたくなる本です。
最も、youtube等Webでしか観ていないが。
この人、歳は下だが本当に現代の人だろうかと思ってしまう。
妙に古めかしい難解で独特な言葉遣いも特徴的です。
作品や言動が大時代というか、リアルに昭和初期風価値観で不自然なく出来上がっているよう。
この間テレビに出ていた人で、大正から昭和初期にかけてのファッションや生活品で暮らしている女性がいましたが、そのような取って付けたような感じではなく、芯から社会に迎合せず、半ば世捨て人的な感じを受けます。
最も、それなりに確信的に演出クサイ言動もかいま見えますが。
芥川賞を取った時の有名なセリフに「そろそろ風俗に行こうと思ってます」というのがありました。これなども端的に生活や人となりを表してはいるのだろうが、多少の演出もあるように思う。
笑っていいともに出た時の動画も見た。ていうか、出すなよと(w
(関係ないけど、お昼のNHKに園子温がゲストだった時も引いたが)
その時のひな壇芸人との駆け引きも多分に自分のイメージを作った答えだった。
一言で言うとかなり「クズ」ですね(w いいともでもクズ振りをアピールしているようなので。
読み始めて最初に感じたのが、「暴力的なつげ義春」。
両者に似通った赤裸々な描写ですが、どうも、つげ義春ほどそれが作品に溶け込んでいるように思えず、無駄に刺々しさを感じてしまう。
そこが作者を受け入れられるかどうかのハードルになっていそう。
私小説ということで、ほぼ経験から書いているようです。
もちろん、無頼派というか、好感をもって迎えられようなどとは露ほどにも思ってはいないでしょう。
ひたすら粗野(弱者に対して)なんだが、一人称はひたすら「ぼく」。
これはテレビ出演の時も同じなんで、小説と実生活はひたすらシンクロするのだと思います。
作者が傾倒し、没後弟子を自認する藤澤清造の件(くだり)が度々出てくるが、ほぼ知られておらずボクもしらない人なので、そう詳細に語られても困る。
しかし、それが作者の依って立つところであるらしく、書かないわけにもいかないのでしょう。
あとがきを寄せているのが友川カズキ。
この人もつい最近まで知らなかったのですが、偶然に観た映画「IZO」の狂言回し的歌手として本人役で出演していました。
あまり好きにはなれませんでしたが、印象的な歌手です。
これにはなんとも言えない偶然を感じました。
この人が言うには、一発でヤラれてしまい、ハマったとのこと。
ボクとしては、確かに面白いんだが、うーん。という感じですね。
多分、他の作品も同じような感じなのでしょう。
あまり、創作はできないというような事をどこかで言っていたような気もするし。
芥川賞を獲ったのは「苦役列車」。本作を読んだ限りでは、芥川賞???という感じですが、さてどうでしょうか。
「苦役列車」も読んでみようと思います。
南雲先生の本はこれで3冊め。確か。特に目新しいことはないみたい。
最初の一冊はしっかりと読んだ。
そして、以来ゴボウ茶を欠かさず飲んでいる。あまつさえ、周りにも奨めている。
ほんと、マジで腸内環境整います。
でも、まあ、それだけかな。
その他はそれほど信用できない。
サイバラ旦那(?)の高須先生が南雲先生にケンカ売ってるけど、面白いね。
本書の最初の方に、「自分はA型でマジメな正確で・・・云々」という記述が出てくる。
一気に醒めました。いや、ヒキました(;´Д`)
医者が言うか血液型がどうとか。
シャレにもならんよ。
もういいわ。南雲先生。
ゴボウ茶教えてくれてありがとね(-_-)/~~~~
この「強記」の部分に常々引っかかってきたような気がする。
どういう意味だ?「キョーキ」。
無意識にひっかかりつつスルーしてきた。
なんとなく意味はわかる熟度だし。
すごーく、物知りなこと。
「博覧」はそうなのだが、後ろに「強記」がついている。こっちはつまり、
すごーく、記憶力が良いということだ。
「博覧強記」と聞いて思い浮かぶのが南方熊楠。
やはり、著者の唐沢俊一さんも初っ端の例に出してます。
それと著者自身も「博覧強記」を体現しているらしいです。
唐沢俊一さんは蔵書家でサブカルの大家というイメージはあります。
あと、唐沢なをきの兄さんですね。
しかし、南方熊楠と並ぶ「博覧強記」かどうかは知りません。
いや、唐沢俊一さんは嫌いじゃないし、知識量はすっげぇと思ってますけど。
その他、えらい自慢話が多いです。
書いている内容はあっち飛びこっち飛びみたいな感じですが、面白い。
例示につかうエピソードもバラエティに飛んでて、「へぇ」ボタンを押したくなるww
トリビア。
でもですね、この本が「仕事術」か?と言われると???
読書によって生活が豊かになる、その指南書ではあります。
関西以外の人(在阪歴長くても)に言っても、特に女性にはマッタク通じない。
単に風俗街と言ってしまうと、タダのハコモノとは明らかに一線を画するし。やはり一言で言い表すとすれば「遊郭」と言わざるを得ない。
そうすると、大方の反応は「えー、現代日本に遊郭なんてあるわけない」というような感じになる。
しかしあるのだ。
道頓堀・新世界あたりはかなり「観光用大阪」になってるけど、新世界から程近いこちらは観光マップには載ってないし、ましてやキャラクターなんかもない。
本書で知ったが、公式サイトに類するものも全く作らないらしい。
その他の風俗はかなり充実したサイトを作ったり宣伝に務めてるけどね。
そんな女人禁制(というのも変だが)の禁断の場所に、12年もフィールドワークを行った力作です。
いつも思うんだけど、こういう取材とかって良い加減な所で発表しないと、先を越される恐れもあると思うんですけどね。
男でも冷やかしだけでは行きにくい所。
実際、かなり筆者も罵倒されたり怖い目にもあったとのこと。
同性から好奇の目(?)で見られるオネエサンの立場も当然理解して臨んでいるとは思うんだけど、最初から最後まで作者のジレンマを感じる。
売買春は当然違法であり、いけないこと。
しかし、必要悪(敢えてこの場ではこのように書くが)としての存在も安易には否定できない。
本書の冒頭ははフェミニストの感情論がにじみ出るような書き出しなので若干「ん?そういう切り口か?」と鼻白んでしまったのであるが、読み進めていくとそのような皮相的な調査ではないことがわかってくる。
多分、平松前大阪市長の仕業だったと思うが、大阪のその手の案内所で一切案内をしなくなってしまった。キャバクラレベルのご案内。
て、言っても、案内所の中のパソコンで検索できると思うんだが。
そんな中途半端な規制をしてどうなるというのか。どういうビジョンで規制するつもりなのか。
管理もせずに規制だけかけるとどうなるのか、思い至らんのだろうか。
当然、裏風俗として地下に潜り、オネエチャンたちが犯罪被害に巻き込まれる可能性が高くなる。
事実に本書のレポートとしてホテヘルで怖い目にあって飛田に鞍替えしたという内容も出てくる。
人類最古の職業とも言われる買春そのものが、そう簡単に廃絶できるわけもなかろうに。
しかし、だからと言って飛田(松島も今里もだが)に問題がないかというと、おおありである。
未だに人身売買の温床になっている側面もなくはない。
その反面、性産業として自発的にポジティブに働いてるオネエサンたちも少なからずいるようだ。
飛田のオネエサンたちになんとか取材を行うのだが、ほんの数人なので、サンプルとしては少なすぎる。
学歴や生まれ育った境遇面で大きくディスアドバンテージを付けられている子達が多いという書き方。
本当のところはわからない。
変な喩えだが、本書はまずいサンドイッチみたい。
3分割すると、真ん中が飛田の歴史が数字などを交えて淡々と書かれている。
本来はこれも面白い内容ではあるのが、それを挟む現在のレポートである前後の内容が面白すぎる。
筆者はボクと同じ豊中市の北部に住んでいると書いている。
駅で言うと桃山台。大阪北部のかなりお上品なところである。
そこから大阪南端の飛田まで通い続けたらしい。
事実なんだから仕方ないけど、どうしても上からになってしまいそうなポジショニングである。事実そのような描写も出てくる。
しかし、そうならないのも作者の人徳か。
なんだか普通のオバちゃんm(_ _)mがドキドキ腰が引けながら取材しているのが手に取るようにわかる。
すぐにぺこぺこ謝るしw。
言いたいことはあるけど、ここは頭下げといた方がいいよな・・・的な。
その割には飛田料亭組合とか、ジャーナリストとかを受け入れないややこしそうなところに食いついて行ったり、なんのコネもなく暴力団事務所に突撃かけたり\(◎o◎)/!、命知らずというか凄い行動力。
本当にページをめくると飛田の空気があふれだすような力作。
飛田新地という遊郭がどうなっていくべきなのか。知っている人も知らない人も、読者がそれぞれ考えていける内容です。
FREE(無料・自由)の可能性については、本当にそこまですごいのか疑問は残る。
しかし、フリーミアムというモデルが素晴らしいことは疑問の余地はない。
昨年、大ヒット漫画「ブラックジャックによろしく」が無料で公開ダウンロード・二次利用自由ということになった。これがどれくらいの利益をもたらしたのか。
作者のブログ(http://bit.ly/ZpbDhE)によると、他の作品の売上が上がり、新しい仕事もたくさん舞い込んだそうだ。
おそらく十分に一番出汁をとった作品を利用することにより、新しい読者を獲得し利益に結びつける。
ひとまず成功ではあるのだが、どうも未だ実験の域を出ていないような気もする。
モデルとして有効であるならば、追随する者も多く出そうなものだ。
このあたりがひっかかるところ。
本書はハードカバーで352ページ。結構なサイズだけど、紙自体が軽いのか持ち歩くのも全く苦じゃない。
実はこの本を図書館で見かけて、読んでいなかったことを思いだし、読みだすと思い切り引きこまれた。
早速、Kindle版を購入。かつてはデータ版は無料ダウンロードできた時期もあったようだが、現在は有料。でも、紙版の半額である。Kindleの商品の値頃感としては、やはりこれくらいと思うのだが。
整理するためにいろいろと書いたほうが良い「テキスト」だと思うが、これくらいで止めておく。
Kindleで持ち歩いて10回くらいは読んでみよう。それだけの値打ちあり。
用意周到過ぎて、エリート過ぎて「50歳からの起業」って言われても全くシンパシィ感じません。
立ってる地平が違います。
大型電気店のアルバイトから始めてって・・・。
その前に重役待遇で迎えられてるだろうが。
外国人客の対応ができない他のアルバイトの変わりに英語と中国語で対応って、いいけどかなりイヤミなやり口だね。
自慢臭プンプン。
あほらしくて読むのやめました。