映画レビュー:猿の惑星 ジェネシス(〜何するものぞ)


オフィシャルサイトより

昨夜、予定通り「猿の惑星ジェネシス」を観てきました。
原題では「The planet of the Apes」となっており、映画の中でも「Monkey」と「Ape」は使い分けられているのですが、相変わらずやはり「猿の惑星」ですね。

今回は「猿の惑星・征服」のリメイク(?)なので、コーネリアスとかは出て来ません。主役はシーザーです。

旧シリーズでも舞台が近未来になっているので、リアルな面が強調された1本でした。

ネタバレしないように、気をつけて感想文を書きますが。

多分、95%はCGです。(すでにネタバレか?)
旧シリーズ、TV版、2001年版おまけに「猿の軍団」まで観てたボクからすると、やっぱ、メイク(エイプスーツ)での制作が良かったですね。最後まで居心地の悪さを感じました。

これも、テレビCMの予告編で流れてるので、書いてもいいと思いますが・・・
確かに本作のCGはリアルです。特にオランウータンはとてもCGとは思えないできです。でも逆にCGでないと作り出せない映像なんですが。そこに拘泥してしまって、楽しめない自分がイヤヽ(´Д`;)ノアゥ…

と、同時に、映像がリアルであればあるほど、おかしいのが、猿の数。

舞台はサンフランシスコなんですが、アメリカ中にしたっておかしいけど、一体、サンフランシスコに何頭のチンパンジーがいる設定やねん。ゴリラもオランウータンも。
オランウータンなんか、高等生物では絶滅危惧種の最右翼やし。

この点がいびつなリアリズムと言えるでしょうか。ほんとに観ながら笑う場面じゃないのに笑ってしまいました。

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演出上では、目が重要ですね。

これも活かされてました。

成長しておとなになったシーザーは途端に目が違います。

意思と知性をもった、人間の目になります。そして、目で演技するようになる。
ほんとの動物とは、これが決定的な違いとなります。

特殊メイクの部分もあるので、目が白人です。

ホントのチンパンジーやゴリラはこんな目の構造じゃないので、違和感といえば違和感。
やたらと男前なシーザーです。

2001年版では、あのチンパンジー女子がすごく可愛かったですが。

それにしても、アメリカ人は「キングコング」以来、ほんとに猿(Ape)が好きなんだなあ、と思わせる一編。

名前が「シーザー」なので、旧シリーズを観ている人ならば、大体の結末の予測はつくでしょう。
今回はシリーズ化はされるんだろうか。

されたら、又観に行ってしまうかもしれない。

新しいコーネリアスやザイアス長官に会えるかも・・・

書きたいことはあるけど、ネタバレにもなるので、今は書けません。

もしかしたら、数年後に書くかも。

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