ミッキー・ローク大復活。演技も最高。
容赦無くリアルです。
役名が「ジェイク」なんで、明らかに蛇男ジェイク・ロバーツが下敷きモデルですね。
それにブレット・ハートとレジェンド・テリー・ファンクが振りかけられている感じ。
劇中の必殺技「ラム・ジャム」はあのDDTか。
ホントにリアル。
物心ついた時からプロレスを観てきた自分としても、全く文句のつけようがない。
アメリカっていやぁ、プロレスラー並のガタイを誇る俳優がワンサカいます。
日本だったら、古くは大前均・(安岡)力也・松田勝・・・くらいですかねえ。
演技はどうかというと、ちょっときついですが。
ミッキーは昔日本で客寄せパンダ的にプロボクシングの試合を行なって、猫パンチで疑惑の(?)KO勝利を飾って以来、なんだかなあ的な存在でした。
しかし、しかし、この映画の中ではもぉ、素晴らしい!!エクセレント!!
役柄も私生活もクズっぽいですが。
これを認めて、抱き込んでしまうWWEの懐の深さも劣らずスゴイけどね。
ミッキー・ローク、あんな体にできるかな。身長はどちらかというと低いけど。ボディビルダーじゃなくて、完璧にプロレスラーの体になってるよ。
ケーフェイではあってもホンマモン。これを認められない人は、それはそれで仕方ない。見解の相違としか言いようがない。
いや、これは己の人生をかぶせてしまうので、冷静に感想文を書くことができません。
ほんとにクズで、どうしようもなくて、娘にも絶縁されて・・・
明らかにスポーツではない。人生を引きずるボクシングとも又違う。
なんか、昔の芸人の世界に近いのかな。
破滅型というよりも、破滅そのもの。故・談志師がプロレスファンだったのも分かる気がする。
プロレス(ハードコア)に適性のない人とお子ちゃまは(見せられないシーンあり)、ダメですが、この映画が好きな人とは一晩呑めると思います。