読書レビュー:ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法  100倍ラクかどうかはともかく


ちきりんさんは多くの読者をもつアルファブロガーです。

簡単なプロフィールからは、勝間さんともかぶります(?)が、勝間さんが常に己にプレッシャーを与えてるっぽいのに比べると、対極かもしれません。

また、一人称が常に「ちきりんは・・・」なので、ことさらユルイ印象です。それでいて、時として舌鋒鋭い切り口を見せてくれるところもある。

私には少なくとも価値観を共有できる人です。

現在、会社を辞めて特に仕事はしておられないそうです。

本やブログの執筆から収入はあるのでしょうが。

タイトルから、ストレスフルな生活をストレスフリーに生きるために、頭と体の体操でも書いているのかなと思ったけど、少し趣は違いました。

なんというか、最初から2/3程は、一般的な日常の再確認と整理。新しい視座からのまとめで構成されています。

そうなんです。もう、何が何だがわからなくなって、こんがらがっている日常を、冷静に分析して、まあ、落ち着いてお茶でも飲んで・・・こういうことでしょっていう感じですね。

で、頑張り過ぎない。現実不可能な(というよりは少し大変な)目標は立てない。ということなんですが、それは個々人が判断すればよいでしょう。

手元において、しんどくなったらパラパラとめくってみるのが良い本かも。

ベストセラーになった「誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則」や「カエルを食べてしまえ!」の日本語版という感じの本です。

あと、印象に残ったエピソード。

ちきりんさんのお母さんは、どんな時でも「良かった」ところを発見して、超ポジティブに考えられる人だそうです。

私もできるだけそうあろうと思っています。

昔、少女漫画の中で「ハッピーゲーム」という呼び方で紹介されていました。「ゲーム」と呼んでしまうところが、さらにポジティブでいいですよね。

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