なぜだか、妙にこのタイトルとカバーイラストが気になってたんである。
もう、大分と前に。
いつのまにか時間がたち、読むのが今になってしまった。
もう、大分と前に。
いつのまにか時間がたち、読むのが今になってしまった。
二編「サイドカーに犬」「猛スピードで母は」が収録されているが、後ろに収められている「猛スピード」から読み始めた。
何ということもない、いわゆるドラマチックな展開というのもあまりない。ただ非力な少年の心の動きが胸にせまる。
そして良くある光景が淡々と描写されていく。いい感じの小説である。
前者の方が幾分エピソードがハイテンポに進んでいく感じだ。
好感のもてるまだ若い作者である。
他の作品も読んでみよう。