アメリカの書籍は基本的に一冊にまとめます。上下巻に分けたりしません。日本版のこの本もまとめて欲しかった。
なんだかんだ言って、分厚い本には二の足をふんでしまうのでしょうね。まず、重いし、持ち歩けない。
「1Q84」なんかも、海外版は一冊にまとまってるのでしょうか。
で、今ベストセラーの「スティーブジョブズ」の方は高いし、ちょっと逡巡している状態。なんか、書評も特に目新しいことは書いてないという論調だったし。
とりあえず、お手軽に新書を一冊。2、3年前に出た本です。
新しけりゃいいってもんでもないしね。
まだ、すい臓がんから復活したところのスティーブジョブズなんで、結構書きたい放題です。
iPhoneの組立発注先の入札がえげつないとかいうのは聞いたことはありますが、ここまでえぐいとは思いませんでした。
スティーブジョブズ・・・これじゃ人間のクズじゃんwww
元々ワタシはマックユーザ。
1996年くらいに初めて買ったパソコンがPowerMac8100。
初めてハードディスクに1GBという容量が与えられて、まわりのみんなに驚かれていた記憶があります。
以来、G4及びibookまで、マックユーザで、その使いやすさと使いにくさに翻弄されていたのでした。
Winユーザにコペテンしてから数年後、やっとiPhoneを手にし、これはパソコンなんだ、と気づき、iPadでその思いを確実にし、再度スティーブジョブズの夢(コンセプト)に触れたのでした。
彼の発想はドラえもんの便利グッズとほとんど変わらないように思います。
タケコプターが実用化されることは・・・多分・・・ない・・・と思うんだが。
スティーブジョブズはソレぐらいの勢いの発想の実現化を成し遂げたということで、とんでもない男でした。
この本に書いてあることを信じるならば(やっぱりウソではないでしょう)、ウソつきで、周りをめちゃめちゃにし、傷つけ、契約を反故にし・・・最悪な人間です。
でも、それは自分の夢・理想を実現させるため。
若くして億万長者になりますが、そもそも、金は夢を実現させるための矢弾であり、まったく執着はありません。守銭奴的な部分だけはまったくない。
若い頃は汚いジーパンに裸足だったそうですが、晩年もやっぱりTシャツにスニーカーでしたもんね。菜食主義者だし。
Apple創業、マッキントッシュ開発、ピクサー買収とCG技術の成功、iPod iPhoneリリース・・・本当にスゴイと思います。
今年の大河ドラマは平清盛。何百年も悪役だったのに、ヒーローとして認識されるようです。
スティーブジョブズの毀誉褒貶。功罪は、やはり功の方が上回るようです。
もう少し長生きしていたら、どうなったでしょうか。