映画レビュー:あゝ、荒野 前編


あゝ、荒野
オフィシャルサイトより転載

菅田将暉の全力投球を観た!

寺山修司の原作は読んでいないが、大幅に翻案されているのは分かる。
原作は60年代だが、今回は今より先の2020年代。

しかし、場所は新宿。

あゝ、新宿。どこまでいっても憧れの新宿だ。

原作は映画でヤン・イクチュンが演じるバリカンのようだが、今回は菅田将暉が演じる新宿新次。
ロードワークで二人ゴールデン街を走ったりする。


 

ボクシング映画。

「ロッキー」や「レイジング・ブル」など、東映時代劇的様式美の時代があり、最近の「ザ・ファイター」や「あしたのジョー」「百円の恋」のように、ボクシングの技術をクローズアップして見せる演出が昨今多かった。
今回はそのどちらでもなく、肩の力が抜けた演出だ。

でも、菅田将暉は相当きついトレーニングを積んだという記事もあり、結構いい音を出してミットを叩いている。
それも含め、いい仕事だ。菅田将暉の最高の仕事だと思う。

ヤン・イクチュンも年齢の割には、ボクシングシーンも頑張ってるなあ。

今回は菅田将暉とヤン・イクチュンを観に行ったのだ!
二人共裏切らなかった!

ユースケサンタマリアは見直した。
でんでんは期待以上の安定感。
モロ師岡いうことなし。
みんないいわ、うん。

ボクは二時間以内の映画が好き。さらに言えば1時間半くらいが良い。
男はつらいよシリーズがそう。

でも、たまにこういうのにも巡り会える!
今回2時間48分。3時間近い。
しかもこれで前編。

しかし、あゝ、後編が観たいぜ!

★★★★★

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