月別アーカイブ: 2008年3月

COPY すべり台理論


ジョセフ・シュガーマン
10倍売る人の文章術

ジョセフ・シュガーマン
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出版社/著者からの内容紹介
この本の英語版が日本で5万円もの高値で売買。幻の名書が初めて日本語で読める!
 ほんまぁ?うさんくせぇなあ。
 コピー作成の基礎理論は分かった。しかし、後半延々と続く具体例にはうんざり。バタ臭い表現(いかにもアメリカ)は現実に生かしようがない・・・と思う。
 
 具体的な作例が良いと思っているのか、やたらと商品名が出てくるのだが、これが又なじみのないモノばかりで辟易としてしまう。あまりに興味の湧かない事例なので、集中力をそがれることこの上ない。
 「すべり台理論」
 第1センテンスから第2センテンスへ。そして又第3センテンスへとぐいぐい引っ張っていく形式は、目新しくはないが、基本の復習として、押さえておくべきところだろう。逆に言えば、この本はその点くらいか?
 悪い本ではないと思うが、ボクにはちょっと・・・。

My boom running


 マイブームっちゅうか、今マラソンがブームだそうですね。
 この間まで北京五輪の選考レースが行われていたのもあるし。何か、毎週日曜日には国際大会の中継が放映されていました。
 しかし、42.159kmを2時間とちょっとって、やっぱりバケモンですね。平均時速にすると20kmですから。ほぼ、私たちの全力疾走やん。
 実はボクはスポーツ音痴です。やろうと思えばできます。ボクシングなんかはやってましたし。でも、観ることができない。心の底から退屈なんです。多分、他人のやってることに興味が持てないんでしょう。
 野球のルールとかも知りません。
 多分スポーツに関する知識は、黒柳徹子さんと同レベルだと思います。
 でも、テレビゲーム全般も全く触手が動きませんので、広義でのゲームというものに適応してないと言った方が良いでしょう。
 ついでに言えば、自動車とかも動けばいいタイプです。
 ベンツとゴルフはセットで大嫌い。
 ほんと、我ながらおもしろくねえヤツですよね。ボクは自分とは友達になりたくないです。
 物欲のないヤツは起業家にはむかんよな、と常々悩んではおるのですが。
 そんなボクは最近、はまっているのが走ること。マラソン中継も結構楽しく観てました。ちょっと前まで、他人がひたすら走ってるのを何時間も観るなんて、最も愚かしい行為と公言してたのですが(~Q~;)
 昨年、少し体調を崩すまでは(過去のブログエントリーにもありますが)自宅の豊中市から箕面の山を滝まで走っておりました。
 結構大変なコースです。
 今は階下のジムのトレッドミルで走るのが楽しい。昨日は15kmちょい走りました。心拍数とかは問題ないんですが、膝が痛くなってきて、やばめです。やはり、体重をあと5kg落とさないといけないと思います。
 半年後にフルマラソンに挑戦とか、したいですね。
 マラソンにはどんな準備がいるかと、ネットで調べると、これが結構やっかいらしい。その気になると、揃えるグッズなんかも山ほどあるし(GPSがどうとか…)。
 サプリメントがどうの、疲労回復がどうの。なんか、めんどくさいなあ。
 
 ああ、グータラの悪い癖が又。

EAT THAT FROG! カエルを食べてしまえ!


ブライアン トレーシー
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 カエルというのは、もっとも重要でやっかいな仕事のこと。
 すごくシンプルなビジネス書です。
 自分にもっともできなかった(できない)事。まず、一番大きなカエルから食べてしまうこと。いつも朝デスクにつくと、「さあ、一番でっかいカエルを食べるぞ!」と考える。
 結構ききめのある、儀式になっている。
 個人的にカエルという生き物自体が好きなので、このフレーズもなんだか、自分を鼓舞してくれる。
 本日のカエルはなんだ!?

「ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法」  週刊SPA!つながり


 福田和也先生は週刊SPA!の連載が面白い。坪内祐三さんとの丁々発止の毒舌合戦と知識ひけらかし合戦がなかなか…。2人とも守備範囲ひろい!
 ボクはいつも、基本的に2人の意見にほぼ賛同してます。
 週刊SPA!は巻頭の勝谷誠彦さんのコラムも大ファンなので買ってます。しょうもない記事も多いけど。
 最近テレビ番組はほんとバカらしいけど、勝谷さんが出てるだけで、テレビを観る一つの判断基準としてます。例え一緒にテリー伊藤ゴトキが出てても、勝谷さんが出てるんだから、いいか。テレビも捨てたもんじゃないのかなと思ったり。
 この3人は週刊SPA!上でいち早く亀田一味をバッシングしていたので、さすが線引きの場所は似通ってるんだなぁ、とか思ってました。
 かなり、脱線しました。
 この本はいつもの福田さんからすると、なんか非常に優しい文体で優しく書かれています。
 タメになるんだけど、根本的に全てのレヴェルが違うんですよね。英字の「ヘラルド・トリビューン」だとか専門の仏語の本を原書で読むとかが普通なんで、そんなこと言われてもっていう感じです。
 でも、十分、自分自身のレヴェルに合わせて活用することができます。書いている事自体は簡単な事ばかりだし。
 フィールドワークの重要性や理論ばかりじゃないコツ的なものも大切であると。
 ああ、何だ、それでいいのか、と安心させてくれる部分も沢山あります。
 少し前に出た本なので、インターネットの活用という点では、若干の修正が必要かもしれないと思いました。でも、先見性と基本構造のとらえ方は的確なので、ブレはありません。
 それと、難しい本をムリして読むな、みたいなところに励まされましたね。分かったふりして読んでても仕方ないもんね。
 同書の第二弾も出ているので、読んでみたいと思います。

おみず water


 昨日とうってかわって、ダメダメな業者さんについて。
 加藤正直堂のオフィス内には水道がありません。トイレは部屋を出てすぐ近くで、洗い場も近くにあるのですが、とにかく、水道はありません。
water0803.jpg
 とりあえず、ミネラルウォーターのボトルと冷却サーバを置いています。夏など、手軽にがぶがぶ飲めるので、それはそれで便利です。
 ただ、当然このミネラルウォーターは、それなりの料金で宅配購入しています。
 本日も残りわずかなので、先ほど電話をしました。2時半にお届けしますとの返事があり、現在3時をまわっていますがまだ来てくれてません。ま、それくらいで文句を言うつもりはありません。今日はずっとオフィスにいるのでかまわんのですが…、いつものことだし。
 で、その冷却サーバも業者さんが洗浄しますと言ってから何ヶ月たつのだろう(遠い目)。
 こういう、アバウトな態度が許せる人と許せない人がいますよね!なんとも憎めない人とそうでない損な人。
 ボクは曲がりなりにも「正直堂」と名乗っている限り、
背任行為は厳禁と己に課しています。
 あ、水屋さんが来た。

チームマイナス6%


 加藤正直堂は先日からチームマイナス6%に協賛しております。
正式に認められましたのでバナーの使用などが許可されました。
idring.jpg
hoso.jpg

 その他いろいろあります。
 加藤正直堂は製造業などではないので、大きな取り組みはできませんが、チームマイナス6%の事務局に具体的な取り組みを提出しなければなりません。
 現在、どんなことを行っているか考えたところ、PDFデータの最大利用という点がありました。
 昨年リース契約したコピー・ファクスの複合機がなかなかすぐれものなのです。スキャニングもバリハヤでPDF化できるので、重宝しています。
 
 もう、なんでもかんでも(100ページくらいあっても)PDF化して、サーバにアップロードします。で、今までだったら宅配便などで送っていたものを、スタッフにはダウンロードしてもらう。
 コピーやファクスと違って、ペーパーレスにもなりますね。
 タイムラグもないし、ガソリンも使わない。理論上無限の異空間、サーバスペースに置いておきます。Google化という言葉が適切なものかどうかはわかりませんが、まあ、そういうことです。
 
 もっとも、日本郵便と佐川サンやヤマトサンにはごめんなさいです。

 実は、このリースしている機械は、プリント時に汚れの出る不具合が出て、そのことでクレームを言ってたのです。
リース会社の保守の担当者が非常にこまめに来てくれて、あーでもないこーでもないと面倒みてくれました。結局、部品交換するまで、結構長く現象が続いて、その点では困っていたのですが、保守対応が非常に誠実だったので、不快感はありませんでした。

 いつも思うのですが、ミスや不具合はやむを得ないと思います。問題はそれをどうフォローするかだと思うのです。マイナス1が+10にも20にもなる。
 良く言われる事ですが、失敗こそチャンスの時なのです。
 これぞ、A・猪木の「風車の理論」?
 少し前のベストセラーですが、

川田 茂雄
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 <カトウワタルの本棚より転載>
「こういうストレスはできるだけ避けて通りたいので、独立してるようなもんだが、現実はその通りにはいかない。  この本を読むと、ポジティブシンキングのなんたるかを教えられる。」
 で、自分が良いと思ったサービスは人に言いたくなります。
 これぞ、最高の口コミ、最高の広告、マーケティングの結果です。なんか、微妙にくやしいなあ。
 加藤正直堂のリース契約しているのはこちらの会社です。
サクセスイノベーション株式会社
 事実、加藤正直堂のお隣の会計事務所さんにもおすすめしました。
 この会計事務所さんについてもそのうち書いてみたいと思います。
 あ、それと、この間COOPで袋もらわなかったらシール一枚くれました。ちょっと嬉しかった。
ためるとなんかくれるのかな。

早春の夙川界隈 Early spring


 先週の土曜日は、まさに早春という感じの陽気でした。
shukugawa.JPG
 夙川:もちろん、桜はまだまだ…
 苦楽園口のお客様にお伺いしました。苦楽園口の駅からは2kmくらいあると思われましたが、陽気の加減と住宅地(京阪神屈指の高級さ。六麓荘はすぐ近くです)なので車はやめて阪急電車を利用しました。
 阪急電車と言えば、今ベストセラーになっていますね。

有川 浩
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 「阪急今津線の宝塚駅〜西宮北口までの8駅を往復する短編集」ということらしいので、京都から神戸までを網羅する阪急電車としては、結構マイナーな路線を舞台としているらしい。近々読んでみたいです。
 今回は阪急夙川駅で乗り換えて苦楽園口へ。
 とりあえず、ハイソな香り漂う地域なのでした。
 お客様に向かう途中、樋之池という小さな池があり、カメ達が甲羅干しをしていました。
カメには目がないボクは、まだ冬の香りの残る池で冬眠から醒めたカメたちを写真に収めて観察していました。
kame.JPG
 遠くてあまり見えませんが、やはり、ご多分に漏れずミシシッピアカミミガメのようです。

Mongol


mongl.jpg
Mongol

 浅野の顔はいったいなんなんだ。目力がすごいよ。
 そういえば、角川さんが去年、またもやバカみたいな金かけて同じ様な映画作ってたよなあ。誰やったっけ。
 そうそう、反町隆史や。
 浅野版はまだ公開されてないし、ソリマチさんの方も観てないけど・・・
 どう考えても浅野版の勝ちじゃない?
 角川春樹は嫌いじゃないけど、時々わけわからん映画撮ったりするよなあ。とりあえず、スケールだけは大きい。
 もう、犬神家を世に出しただけで、彼の仕事は十分なんすけどねえ。
せめて「男たちの大和」でやめときゃ…。

平安遷都1300年


 加藤正直堂ではロゴやキャラクターの制作も行っておりますので、「本業通信」とさせて頂きます。
 で、
 平安遷都1300年記念事業マスコットがキショイ件について…。
chara.jpg
 なんだかなぁ…
 私は実は昔、着ぐるみを作る職人でした。
 昔、同様に奈良のキャラクターを制作するということで、故・田中一光氏の作品が使用されました。このときに聴いた噂では、バブル期のことでもあり、そのデザイン報酬は今回の500万円とは桁違いだったと思います。
 ちなみに田中一光というのは、日本のグラフィックデザイナーの先駆けになった問答無用の大先生です。
 しかし、このデザインもひどかったですね。曲がった黄色いソフトクリームに翼と鹿の角(またか!)がついている。そもそもお化けみたいに足がないのです。
 で、それを着ぐるみにしろって。どないせえゆうね(by町蔵)。歩かれへんやんけ。
 告知用に商用を考慮してデザインを決定するなら、想定される用途に対応できるようにするべきでしょう。
 結局、とってつけたような足を生やしましたよ。元デザイン無視。
 そんな大先生の数千万(?)かけたデザインに勝手に足をはやしていいの?大先生的にはそれでOKなの?
 ほんとにその当時も、作りながら、バカじゃねぃの?と思っていました。
 で、今回のデザインですが。最初に見たときの感想は「あ〜あ、やっちまったなぁ」でした。センスのある・ないなんちゅうのは、理論的に評価することを拒否した逃げ言葉ともとられます。
 商業ベースで数値化されれば、とりあえず、問題ないと思います。つまり、結果オーライ。ひこにゃんとかね。
 もっとも、今回、好き嫌いレベルでいうと、圧倒的に嫌われているようですが。
 それも、やんぬるかな。
 作者は東京芸大の大学院教授だそうな。で、興福寺や東大寺のお坊様連中には概ね評判が良かったそうな。
 でもね、こういう人たち(ある意味超俗的?)と一般大衆(消費者)との感覚センサーの乖離というものを考えてます?
 これを着ぐるみにしろといわれたら、仕事的にはすごくいやだと思いました。
 その一方で、作者の籔内佐斗司先生のサイトには、ほぼ、誹謗中傷ともいうべき意見に対して、非常に真摯に冷静に丁寧にお返事を書かれており、これが又非常な感動を呼んでいるということです。↓
 http://www.uwamuki.com/j/1300qanda.html
 だから、このキャラクターの評価があがるというのは違うと思いますけどね。
 ものすごく人がよい人格者だけど、技術のない藪医者に自分の手術はまかせたくないですから。
 たしかに、私が奈良県民で、このキャラクターに500万円の税金が使われたと思うと、「ざけんなぁ、ごらぁ!」となるとは思います。